【2023.10.30】
社会福祉学部の片岡ゼミは、市民講座『街かど読書会~小学校道徳教材「星野君の二塁打」を読む』を企画し、10月20日、まちなかキャンパスうえだにて実施しました。
「星野君の二塁打」(吉田甲子太郎作)は、昭和・平成・令和と読み継がれている児童文学作品です。小学校6年生の道徳教材にもなっています。今回は、大人になった市民・長野大学生が一緒に読み、感想や意見を交換しました。
あらすじは“監督が出したバントのサインを無視して、星野君が二塁打を打ちチームを勝利に導き、市内選手権大会出場を勝ち取る。しかし、監督はチームの約束を破った星野君を次の試合には出さない判断をする”というものです。皆さんはこういう時、どうしますか。監督の判断を支持するか、勝利に導いた星野君の判断を支持するか。ハムレットほどの深刻さではないかもしれませんが、“組織のルールか、個人の判断か”、改めて自分の生き方や在り方を見つめ直す機会になるのではないかなと思います。
読書会に参加された方は20代から50代まで合計16名。世代を超えて、立場を超えて、互いの意見を交換することができました。モヤモヤと考えさせられたことは、この二塁打によって勝ったのに、次の日誰も笑顔でなかったこと。喜んでいいはずなのにみんなが下を向いたこと。この誰も幸せでない状況、選択肢は他になかったのだろうか。
私たちは人、音楽、本など様々な出会いを繰り返し現在に至っていますが、経験を積み大人になった今、子供の頃に出会った作品と再会したときそこに新たな発見があるはずだと思っています。そしてもう1つ、子供の時の自分との再会。経験を積み重ねた自分は、あの頃の自分と本当に違ってしまったのか。
次回は、12月22日(金)です。
大人になった私たちが、子供の頃に読んだ作品と再会し、改めて作品の深さや、経験を積んだ自分の成長を感じる機会になれたら幸いです。
「星野君の二塁打」(吉田甲子太郎作)は、昭和・平成・令和と読み継がれている児童文学作品です。小学校6年生の道徳教材にもなっています。今回は、大人になった市民・長野大学生が一緒に読み、感想や意見を交換しました。
あらすじは“監督が出したバントのサインを無視して、星野君が二塁打を打ちチームを勝利に導き、市内選手権大会出場を勝ち取る。しかし、監督はチームの約束を破った星野君を次の試合には出さない判断をする”というものです。皆さんはこういう時、どうしますか。監督の判断を支持するか、勝利に導いた星野君の判断を支持するか。ハムレットほどの深刻さではないかもしれませんが、“組織のルールか、個人の判断か”、改めて自分の生き方や在り方を見つめ直す機会になるのではないかなと思います。
読書会に参加された方は20代から50代まで合計16名。世代を超えて、立場を超えて、互いの意見を交換することができました。モヤモヤと考えさせられたことは、この二塁打によって勝ったのに、次の日誰も笑顔でなかったこと。喜んでいいはずなのにみんなが下を向いたこと。この誰も幸せでない状況、選択肢は他になかったのだろうか。
私たちは人、音楽、本など様々な出会いを繰り返し現在に至っていますが、経験を積み大人になった今、子供の頃に出会った作品と再会したときそこに新たな発見があるはずだと思っています。そしてもう1つ、子供の時の自分との再会。経験を積み重ねた自分は、あの頃の自分と本当に違ってしまったのか。
次回は、12月22日(金)です。
大人になった私たちが、子供の頃に読んだ作品と再会し、改めて作品の深さや、経験を積んだ自分の成長を感じる機会になれたら幸いです。