2025年12月3日(水)12時50分から17時にかけて、精神保健福祉援助実習報告会をハイブリット方式(対面+オンライン)で開催しました。
精神保健福祉士課程の4年生11名が、地域実習と病院実習の成果を報告し、多くの実習指導者や担当教員から質問や講評、ねぎらいの言葉などをいただきました。
発表方法は、学生がパワーポイントで作成したスライドを用いて1人あたり10分で発表し、そのあと4分の質疑応答を行いました。この報告会には、精神保健福祉士課程の3年生をはじめ、1・2年生も聴講参加しており、それぞれの立場から様々な質問が寄せられました。
発表者は、それらの質問に応答するなかで自身の実習の学びを、さらに深く掘り下げることができました。次年度からはそれぞれの職場で働くことになりますが、そのうえで大切なことをしっかりと学ぶことができました。
報告のタイトルは以下の通りです。
地域実習
・精神障害者が地域で暮らし続けるための支援
・支援者としての「線引き」と「切り替え」の重要性
・利用者の可能性や選択肢を狭めないための精神保健福祉士の役割
・自分の傾向と“支援してあげる”をなくす関わり方
・相手への想像力と丁寧な観察で信頼関係を築く

医療実習
・病院のMHSWとしての患者との関わりの視点
・精神科病院のMHSWとして退院支援を組み立てる方法
・希死念慮の強い患者に対する「生きる」ための希望を見つける支援について
・様々な面から患者を捉え支援を考える大切さ
・精神科病院の多職種連携
・得られた情報をもとに考える納得の過程
