本文へ移動

鈴木由美子ゼミナールの活動-対話型AIキャラクターを活用した福祉ワークショップを開催

  • 社会福祉学部

2025年6月26日、社会福祉学部の鈴木由美子ゼミナールは、ワークショップ「介護の未来を考える~すずちゃんの対話機能を活かした福祉分野での可能性と活用方法~」を学内で開催しました。本企画は、急速に進行する人口減少と社会福祉現場の人手不足という深刻な社会課題に対し、AI技術を活用した新たな福祉モデルの構築を目的としています。

当日は、県内の高齢者施設で実証的に導入されている対話型AIキャラクター「すずちゃん」を題材に、導入事例の紹介や体験を交えたグループディスカッションを実施しました。参加者には学部生をはじめ、福祉施設・機関の従事者、自治体関係者、企業関係者など、さまざまな立場の人々が集まりました。

ディスカッションでは、AIキャラクターの親しみやすさを高める要素や、一人暮らし高齢者の安心な暮らしを支える方法、施設と地域をつなぐ可能性、さらには介護職員の業務効率化につながる新機能の提案まで、多角的な視点から活発な議論が交わされました。

今回のワークショップは、参加者一人ひとりが「AIを福祉の未来にどう活かすか」を考える契機となり、実りある学びと気づきを得る貴重な機会となりました。

参加者の感想

「実際に活用されている AI を見たうえで、語ることができたのでより具体的なイメージや意見を持ちながら取り組めた」

「一人暮らしの高齢者のためにどのように活用できるか、現場の方の意見も聞きながら考えることができて良かった」

「AI と聞くと、良いところ、悪いところ、偏見が思いつくものの、今回色々な方々と話し合うなかで自分では思いつかなかった AI 像が浮かび上がってきた」

「介護職員側の実際、働いていて感じていること、学生の実習などを通して見た感じたことの良い意見交換ができた」