当日の様子
【2021.7.26】7月16日社会福祉学部の片岡専門ゼミでは、まちなかキャンパスうえだ「市民向け講座」で“豊かな心を育む読書会”を企画し、市民の方と合わせて20名が参加しました。
作品は,上田市の小学校で実際に読まれている道徳教材「おかあさんの請求書」と「手品師」。前者では、母親という立場からみると『子供に0円の請求書』を渡すことは記憶にも形にも残る愛情表現であるとか、子供に考える時間を与える伝え方である、子供にはお手伝い代はあげても自分は請求しないことに無償の愛を感じるなど、さすがは大人という意見が交わされ母親の姿を一緒に考えました。
後者の「手品師」は大いに意見が分かれることに。少年との約束を守るか、大劇場で手品を演じる夢を叶えるか、という選択に立たされた手品師の話ですが、我々の考える誠実さとは何か。それぞれの立場で大人が誠実さと向き合いました。
大人になって小学校の道徳教材と再会し、大人の視点から改めて見てみると、よりよく生きるって何かを考える、『哲学』する時間になっている気がしました。
次回は、10月22日金曜日を予定しています。