2022年5月14日(土)14時半から、総合福祉学研究科第3回中間発表会を開催しました。令和3年度入学の「社会福祉学専攻・博士後期課程」および「発達支援学専攻・修士課程」の大学院生が、学位論文に向けた研究の進捗状況と成果を報告し、専攻所属教員から指導や助言を受け、また、仲間の大学院生と意見交換をしました。この発表会は大学院の公開授業としても位置づけて、学外者の参加も得ました。
今回から専攻ごとに開催方法を違え、社会福祉学専攻では、対面とオンラインとのハイブリッド形式で、学生がパワーポイントのスライドを用いて1人あたり15 分で発表し、10分の質疑応答を行いました。一方、発達支援学専攻では、Google Classroomを利用して資料を1週間提示し、ポスター発表を実施することで、他の参加者との間で意見交換を行う方法を採りました。いずれの方法でも活発な議論がなされ、研究を深める上で貴重な機会となりました。
報告のタイトルは次のようなものでした。
「発達支援学専攻・修士課程」
・小規模自治体における児童発達支援センター事業の取り組みに関する一考察
・漢字書字学習におけるICTの有効性に関する研究
「社会福祉学専攻・博士後期課程」
・「制度の狭間」を解消するソーシャルワーカーのコンピテンシーモデル構築
・地域包括支援センターの主任介護支援専門員による支援に関する研究
・児童養護施設入退所過程にみる生活維持・形成の困難と支援の課題
・社会福祉施策と教育施策のL字型構造におけるスクールソーシャルワーカー活用事業の機能分析