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障害のある学生への支援

障害のある学生への支援の概要

2024学生生活ガイド「障害学生支援について」

  • 長野大学障害学生支援
  • 障害のある学生が心がけること
  • 障害のことを伝え、知ることが第一歩
  • 支援内容
  • 支援制度を利用する方へ
  • 「しょうがい」の漢字表記について
  • 学生による支援
  • 相談窓口の案内
  • 地域の支援機関の案内
  • 障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応要綱
  • p.35 「障害学生支援に関わる科目を受講する」については、科目によっては開講しません。

基本姿勢

  1. 障害者差別解消法にもとづく「対応要綱」にのっとり、学修、課外活動、学生生活等における差別解消を目的にした「合理的配慮」を行う。
  2. 長野大学での学生生活を通して、社会に出た後に自分の目標に向かって自立した生活を送ることにチャレンジする人間を育成する。
  3. 共に学ぶ学生を思いやり、不自由や困難を感じている人に対して、ごく自然に声を掛け、助け合う意識が全学生・教職員に浸透することを目指す。

長野大学の障害学生支援は、3つの柱からなっています。
まず、第1は、「合理的配慮」の提供です。「障害者差別解消法」の施行により、高等教育機関(大学、短大等)には障害のある学生に対する「合理的配慮」の提供が求められています。「合理的配慮」とは、障害のある個人(学生)から支援を求める意思表明があった場合、過度な負担にならない範囲で社会的障壁を取り除くために必要な便宜(支援、施設の改善)を提供することを言います。合理的配慮の第1段階は障害学生の支援を求める意志の表明であり、障害学生の意志を尊重する形で支援方法を構築していきます。意思の表明がない限り、支援を進めることは難しいということを理解してください。

第2に、本学の施設や支援制度は、多くの障害のある在学生や卒業生の声が反映され、実現してきたものです。また、障害のない学生や教職員も同じキャンパスで生活しています。それらの人々と協調し合い、課題を一つずつ解決していく支援が、長野大学での障害学生支援に対する考え方です。

この支援制度を支えるのは、障害のある学生のチャレンジ精神です。その上で、障害のない学生、教職員がともに協調することでバリアフリーな大学の実現が可能になると考えています。こうした姿が第3の柱です。
これら3つの柱が、本学の障害学生支援制度を形成しています。

障害のことを伝え、知ることが第一歩

障害のある学生との懇談会

様々な人や組織のコミュニケーションを活発にすることが長野大学での障害学生支援の前提です。そのために次のような取り組みを行っています。

事前相談

入学予定者からの希望があった場合は、事前相談を実施し、適切な支援の把握と検討を行っています。

障害のある学生との懇談会

障害のある学生と教職員、支援学生などが集まり、大学全体として望ましい支援を行うための意見交換を行っています。

アドバイザーによる個別面接

全学生に配置されているアドバイザー教員により、年1回の定期個別面談と必要に応じた随時面談を実施し、障害のある学生個々に対する支援の状況を確認しています。

支援の内容

支援のあり方は学生個々によって変わりますが、主に次の支援を行っています。

  • アドバイザー(担任)教員による個別相談、状況の把握
  • 教員や専門職員との個別面談
  • 「障害のある学生との懇談会」開催による全体的な状況把握、意見交換
  • ポータルサイトやメールによる連絡サポート
  • 授業における配慮(ノートテイク、資料提供、板書読み上げ、映像解説など)
  • 障害の程度に応じて定期試験での受験方法を配慮(時間延長・別室受験など)
  • 障害学生用ロッカーの貸出
  • 専用机、昇降機の設置
  • 休憩室の確保
  • 各教室の点字表示
  • 要望に応じた各種施設改修
  • ノートテイク(手書き・パソコン)、UDトークによる情報保障支援(授業・キャリア講座・ガイダンスなど)

    • 全科目に配置できるとは限りません。また、一部科目では、手話通訳支援も実施しています。
  • 学内でノートテイカー養成講座を開講
  • ノートテイク懇談会、ノートテイクワークショップの開催
  • ビデオ教材の文字起こし
  • 入学式・卒業式などの学校行事での情報保障支援(ノートテイク、手話通訳など)
  • 支援機器の貸出し(PCテイクの表示用パソコン、モバイル機器など)
  • エアーストレッチャー、ノーパンクタイヤ車いすの設置
  • 上記の他にも個々の障害の内容に応じて対応をしています。
多目的トイレ・段差解消昇降機
点字プレート・点字ブロック

学生による支援

障害のない学生もバリアフリーの実現に参加できるよう、聴覚や視覚などに障害のある方々のコミュニケーションを支援するための活動を行っています。

ノートテイカーの養成

本学では、聴覚障害のある学生を対象に、パソコン入力や手書きで授業の音声情報を文字化する「ノートテイク支援」を行っています。ノートテイクの知識や技術は「ノートテイカー養成講座」で学ぶことができます。

サークル活動

個人的に支援をするのは不安という方は、障害者支援に関するサークルに入って活動することもできます。支援技術について先輩から教えてもらうこともできます。

障害のある学生へのキャリア支援

  • 本学では低学年からのキャリア支援に力を入れています。
  • キャリアサポート課では、障害者の就職支援を行っている「サーナワークス研究所」からの採用状況等の情報を得ながら、キャリア支援を行っています。

関連リンク(日本学生支援機構)