令和7年2月、3月のトピックスを2件書き記した。
(1)2月8日、信州上田学地域パートナー連携事業の成果報告会があった。本学には、「信州上田学」が二つあり、一つは、1年生全員を対象とした講義科目で、上田地域を理解し、地域協働型教育であるゼミナール科目を受講するための導入科目的側面がある。もう一つは、今回の信州上田学であり、こちらは上田市と連携して「信州上田学地域パートナー連携事業」を推進するものである。地域の課題に対して、地域の人たちと協働して学びあうプロジェクト型教育プログラムである。年度の初めにテーマ申請を行い、採択された後実施することになる。実施に対しては、必要経費が支給される。学生が主体的に活動しプロジェクトを進めていく。今年度は、6件(共創空間づくり、第2次世界大戦時上田地域で起こった出来事を戦争体験として語り継ぐ活動、学生消防団員を増やす活動、上田の企業を取材しその魅力を記事にまとめ発信する、あるいは動画配信する活動、道の駅「美ヶ原高原」魅力創出について)の活動成果が報告された。それぞれの発表については、大学以外の関係者が大勢参加され、たくさんの有益なコメントがあった。成果発表会には土屋上田市長が参加され、最後に1件1件丁寧な講評があった。発表内容については下記を参照してください。
学生の主体的な活動が見て取れ、また様々な人からの意見が飛び交い実に楽しい成果発表会であった。
UCV(上田ケーブルビジョン)地上122チャンネルで 成果報告会の動画が放送されます。お時間ある方は是非ご覧ください。
(2)3月上旬、玄関のモニュメントのところに何やら盛装をした若いカップルがいた。どうかしたのか質問したところ、お二人とも本学の卒業生で、ウエディングドレスで記念撮影をしているところということだった。確かにプロの写真家もいた。新郎は2021年3月に本学を卒業し、新婦は2022年3月の卒業とのことである。そして5月に長野市で結婚式を挙げるそうだ。結婚を記念し本学の風景をバックにぜひ写真を撮りたいとここに来た。本学を卒業したことを誇りに思い、結婚写真の一ページに本学の思い出も重ねて残したいと言っていた。その日はとても寒く雪が残っており、ドレス姿で大丈夫なのかと心配するほどであったが、当人は平気そうであった。こんなにも本学を思ってくれていることに感動し、このような卒業生がいることに大学を運営するものにとって、改めて仕事のやりがいを感じると共に身の引き締まる思いであった。

