講座の様子
12月10日、上田市内の5つの大学と上田市教育委員会が連携して、順番に講座を実施する「5大学リレー講座」が本学リブロホールを会場に行われました。本講座は平成21年から始まり、今年で14年目を迎えるものです。市民の方の中には、毎年参加するのを楽しみにされている方もいます。
今年度の講師として,本学からは環境ツーリズム学部の満尾世志人准教授が「さかなと私たちの暮らし」と題して講座を行い、32名が受講しました。
令和元年度から講座ごとに「講座が目指すSDGs」を設定しており、本講座では「13.気候変動に具体的な対策を」「14.海の豊かさを守ろう」「15.陸の豊かさも守ろう」の3つを設定しました。
日本の淡水生態系についての調査結果の報告と、主に水田耕作などの農業が里山や川、また魚たちに及ぼす影響についての話があり、私たちの暮らしが生態系にとって大きなインパクトとなり、種の絶滅が猛スピードで進んでいる事実をSDGsの重要性とともに説明しました。参加者からは質問や意見が飛び交い、魚と持続可能性について共に考える学びの場となりました。
後日、上田ケーブルビジョンおよび丸子テレビで講座の様子を放送予定です。詳しくは上田市ホームページをご覧ください。
信州上田5大学リレー講座「未来学科」2022