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千曲市で小学生を対象にワークショップを開催しました!

  • 社会福祉学部
【2024.8.2】
社会福祉学部 繁成 剛

新聞紙と段ボールで滑り台を作る

 7月26日(金)と28日(日)に千曲市社会福祉協議会の主催で小学生を対象としたワークショップを開催しました。26日は更科児童館で地元の小学校の1年生から6年生まで25名が参加して、新聞紙と段ボールで滑り台を作りました。本学の2年生3名と地元の社会人3名がボランティアとして参加してくださいました。最初に新聞紙を半分に切って20枚重ね、端からしっかりと巻いてパイプにします。パイプを3本使って三角形を作り、ガムテープで固定します。さらにパイプのパイプで三角錐を作れば立体トラスの出来上がりです。子ども達が楽しみながら作った立体トラスを6個並べて6角形のベースフレームを作りました。この上に大学で準備した強化段ボールの板を載せ、板の両端に長さ1.4mと90cmの板をテープで固定すれば滑り台の完成です。
 みんなで記念写真を撮った後は、1年生から一人ずつ初滑りしました。子ども達の作った滑り台は全員滑ってもびくともしなかったので2回目を滑り、さらに体重53kgの教員も滑りましたが壊れませんでした。最後は片付けるために全員で滑り台をバラバラに解体してリサイクルのゴミにして、ワークショップは終了しました。低学年の小学生が多かったので壊れない滑り台ができるか心配でしたが、案ずるより産むが易しの諺どおり、25人全員が滑っても壊れない新聞紙と段ボールの滑り台を子ども達だけで作ることができ、子どもだけでなく児童館の職員の皆様も喜んでおられました。

リサイクルゴミで秘密基地を作る

 7月28日は千曲市社会福祉協議会戸倉支部と戸倉公民館が主催した子ども体験事業「みんなで秘密基地(隠れ家)をつくろう!〜災害と避難所について考えよう〜」に社会福祉学部の学生11名が参加しました。参加者は戸倉地区の小学生11名で、保護者も5名が見学されました。まずは参加した大学生にイベントの準備と見本となる隠れ家を製作してもらいました。流石に大学生は面白い家を作ります。本番では最初に1年生から6年生が2グループに分かれ、繁成ゼミの3年生がアイスブレークを実施。和やかになったところで教員と学生が能登半島地震の避難所で実施した支援活動について紹介しました。子ども達もしっかり聞いてくれました。
 その後は2グループに分かれてどんな隠れ家にするか紙に絵を描いてアイデアを出し、さっそく用意した段ボール箱とペットボトルと紙パックと新聞紙で子ども達が中に入って楽しく過ごせるような秘密基地を作り始めました。1グループは四角い家、もう1グループは丸い壁を作っています。出入り口や窓も工夫して独創的な形です。机やベッドを作り始める子どももいます。屋根は2グループとも新聞紙を使っていました。壁に絵を描いたり、トイレットペーパーの芯で鉄砲を作る子どももいましたが、1時間後に2棟のユニークな隠れ家が完成!しばらく中に入って過ごした後は、バラバラに分解してリサイクルのゴミに分別してワークショップは終了しました。途中で集中力が無くなったり他の遊びをし始める子どもを学生達がうまく誘導していたのが印象に残っています。自分が作った机が気に入って持って帰る男児がいて嬉しくなりました。災害時の避難所に今回作ったような子どもが誰でも過ごせるスペースがあれば、避難生活も少しは楽しくなることでしょう。