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教育・研究

浜名湖と八丈島で下りウナギの人工衛星タグによる調査を行いました!

【2023.11.29
 2023年11月23日、浜名湖産の天然の下りウナギ(成熟して海に産卵回遊に出発するウナギ、体色から銀ウナギともいう)を用いた人工衛星を利用するポップアップタグによる産卵回遊の調査を、浜名湖および八丈島において行いました。特に八丈島からの放流は浜名湖産の天然のニホンウナギを八丈島まで輸送し、沿岸域で放流するという新しい取り組みです。日本沿岸でこれまで、数十個体の下りウナギを放流していますが、衛星タグはまだまだ改善の余地があり、強い海流である黒潮を乗り越えて南下できた個体は限られています。東京湾より300kmほど南に位置する八丈島にも天然のウナギが生息することが知られていますが、黒潮は八丈島よりも北に位置することが多いことから、八丈島から回遊をスタートすれば遠くグアム沖の産卵場への回遊行動が観察できる可能性が高まると考えられます。今回は、浜名湖において4個体、八丈島で5個体の放流を行いました。
 この研究は、水産庁の国際資源ウナギユニットの補助研究事業として、長野大学淡水生物学研究所が中心となって、東京大学大気海洋研、九州大学、信州大学、宮崎県、熊本県、リトルレオナルド、水研機構が協力して行っています。今回の調査には、島しょ農林水産総合センター八丈事業所に調査についての協力をして頂きました。お礼を申し上げます。

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