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教育・研究

【淡水生物学研究所】ニホンウナギの漁業データを議論する国際オンラインワークショップを開催しました!

【2023.2.21】
 ニホンウナギ漁業は1,000億円規模の産業ですが、その持続的利用には効果的な管理が必要です。シラスウナギが海流によってグアム沖の産卵場所からアジア沿岸に分散されるというユニークな生活史から、この種はアジア全体で単一の漁業資源とみなされています。また、ニホンウナギの地理的分布は国境にまたがっています。そのため、ニホンウナギの漁業管理には国際的な協力が不可欠です。
 現在、ニホンウナギの国際的な漁業管理は、4つの主要な加盟国の間で毎年行われる「非公式協議」によって進められていて、日本、中国、チャイニーズ・タイペイ、韓国の4カ国は、毎年「非公式協議」を開催しています。この協議の一環として、ニホンウナギに携わる科学者間のコミュニケーションと協力関係を改善するために、2つの国際タスクチームが結成されました。
 2023年2月13日、日本、中国、チャイニーズタイペイ、韓国、フィリピン、インドネシアの科学者と漁業管理者がオンラインで集まり、長野大学淡水生物研究所のLeanne Faulks博士がリーダーとなって、最初のタスクチームワークショップを開催しました。このワークショップの目的は、ニホンウナギの長期的な時系列漁業データの収集の重要性、およびその進捗と課題について議論することでした。研究者からは、ニホンウナギの漁獲量が地域間で同期していること、ここ数十年で漁獲量が減少している証拠、システムの長期的な持続可能性のための養殖活動の最適化の重要性、北東アジアにおけるウナギ種の分布と資源量の決定に役立つeDNA技術の適用、などの結果が発表されました。また、このワークショップの参加者は、現在漁業管理の意思決定で使用している漁獲データの性質や、このデータを将来的にどのように標準化し改善することができるのかについても議論しました。
 今回のワークショップは全体として極めてよい成功を収めましたが、今後もニホンウナギ漁業が持続可能であるよう、「非公式協議」のメンバー間のコミュニケーションが継続することが期待されています。

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