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長野大学企業情報学部では,社会の様々なところで役立つことを目的とした次世代の3DCG技術を学生自身の手で開発しています.
ここでは単に「楽しい」だけではなく,「実際に社会に役立つ」ことを目的としたCG技術・画像処理技術を学んでいる学生たちの活動をご紹介いたします.
ここでは学生が一人ひとり「個別のテーマ」を持ち,自分の技術的課題に挑戦しています.
高品質なCG・映像システムの開発
企業情報学部の学生が開発したソフトウェアで生成した人間の肌の3D CG
企業情報学部の学生の開発したシステムはこういった高品質のCG生成を目指している.
【企業情報学部の学生たちが進めている関連プロジェクト】
◆デジタルコスメプロジェクト(化粧・人間の肌の3DCG再現)
◆日本刀デジタルアーカイブプロジェクト(美術品の3DCG再現)
3Dヘッドマウントディスプレイ(3Dメガネ)で没入空間体験システム
現在は,小諸城を3DCGで復元して,その中を自由に見渡しながら体験できるシステムの開発を進めています.
立体視ができるので,立体感のある映像を楽しむことができます.
3Dメガネ(Oculus Rift DK2)を使って没入空間を体験
本学の学生が開発したシステムで没入空間を体験する小学生(本学主催の体験授業にて)
医療・健康・福祉に応用できる画像処理・CG技術の開発
人間の動きをコンピュータで解析するモーション実験:
被験者の学生の動きがディスプレイ上に表示されている.
また福祉分野での画像解析技術も日々進歩している.たとえば,現時点では研究段階であるが独居老人などのプライバシーを侵害せずに健康で正常に生活できているかを見守るための画像解析システムが研究されている.
これは「従来の監視カメラではプライバシーを侵害する」問題があり,また,「緊急通報装置では,機器の操作が間に合わない」問題に対する企業情報学部の学生の一つの回答である.
文化面で貢献できる画像処理・CG技術の開発
さらに最近では,劣化・破損した美術品(有形文化財)を非破壊・非接触で3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)映像として復元する技術が必要とされている.
このように映像技術は文化面にとっても極めて重要な役割を果たしている.
【企業情報学部の学生たちが進めている関連プロジェクト】
◆小諸城CG復元プロジェクト
◆日本刀デジタルアーカイブプロジェクト
◆「自分達が開発している3DCG展示システムを実際の博物館へ展示してもらおう!!」プロジェクト
(詳細はこちら)
企業情報学部の学生が開発したCGシステムで再現した日本刀
企業情報学部の学生が開発したCGシステムで再現した壺
CG復元された小諸城 大手門
CG復元された小諸城 二の丸
CG復元された小諸城 本丸
CG復元された小諸城 黒門橋から本丸の眺め
拡張現実(AR)を用いた美術品のCG再現システム:
実写映像とCGが違和感なく合成されている.
ここでは見た目の美しさはもとより,どのようにすれば「使いやすい形状」になるのか,どのようにすれば「安全なのか」を徹底的にデザインの段階で検討する.
このときCGを使って仮想の模型を作ることができれば,コンピュータ上で何度も様々な試行錯誤を繰り返して,製品をより良くしていくことができる.
【企業情報学部の学生たちが進めている関連プロジェクト】
◆拡張現実技術(AR技術)を用いたデザイン支援システム(ページ制作中)
Kinectを用いた美術品のデジタル展示システム:機器に直接触れなくてもジェスチャー(身振り)でソフトウェアを操作できる.
現在の問題は,こういった高機能な情報機器が常時携帯できるが,現在は,それらの機能を有効に活用できるアプリケーションソフトウェア(スマホ アプリ)が不足している点である.社会では新たに実用できるスマホアプリが求められている.
企業情報学部では,こういった問題に対して独自に開発したCGや画像処理に基づいたソフトウェア技術を実用化するためにスマートフォンアプリを開発している.
◆ 人間の肌の3DCG再現するスマートフォンアプリ
◆ 地域の文化財を案内するスマートフォンアプリ(ARを用いた電子情報の提示)
企業情報学部の学生が開発した「人間の肌を3DCG再現するスマートフォンアプリ」
企業情報学部の学生が開発した「地域の文化財を案内するスマートフォン アプリ」:拡張現実(AR)技術を用いて実写映像に様々な電子情報を合成
開発したゲームを国際会議で海外に向けて発表(IASDR 2003会場にて)
開発しているゲームは,フライトシミュレータ,アクション,シューティング,FPSと様々なジャンルがあります.
また,自分が実際に見ている方向の景色を自由に見ることができるヘッドトラッキングシステムといったゲームに必要な技術などの開発も行っています.
学生が開発したフライトシミュレータの画面
学生が開発したフライトシミュレータの画面
学生が開発したゲームシステムの操縦席(操縦席,ヘッドマウントディスプレイ等)
プレイヤーが頭を動かして実際に見ている方向の映像をCGで表示することが可能
ヘッドマウントディスプレイと独自に開発したヘッドトラッキングシステム:(頭を動かせば360度好きな方向の景色を見ることができます)
長野大学 企業情報学部のデジタル映像技術の特徴を説明します。田中法博ゼミでは、学生自身の手によって独自のデジタル画像技術を開発しています。学生は自身の得意分野に応じて、ハードウェア面、ソフトウェア面など多彩な方面で自分の力を発揮しています。
日本刀デジタルアーカイブプロジェクトに挑む学生の様子です。日本刀デジタルアーカイブプロジェクトは、企業情報学部の学生たちが中心になって進められています。研究は毎日、昼夜を問わず続けれられています。
このページは企業情報学部の学生が行っている「次世代3D CGプロジェクト」の活動成果をまとめたものです.学生自身が開発したCGシステムやソフトウェアは学外からも高く評価されています.