グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ




望月宏祐 准教授

企業情報学部
望月宏祐 准教授
担当講義:コンピュータグラフィックス、画像処理論 他


風化していく文化財を3DCG技術で後世に伝える

文化財の情報を3DCGで記録する

 私はこれまでに、文化財に焦点をあてて計測や調査を行い、デジタルアーカイブ化する研究を進めてきました。代表的な例としては小諸城や日本刀、絹織物などが挙げられます。これらの文化財には色や形状など視覚的にわかる価値が存在し、それらの情報を含め精密な3DCGとして再現してきました。
 このように最新の技術で歴史を焼き直すことは、半永久的に当時の情報を後世に残すことにつながります。また、3DCG化することで、手軽に様々な条件(視点や照明環境)のもとで鑑賞できるようにもなります。今後は、これらの情報を活用し、地域に潜在する魅力を再発見するような取り組みも検討しています。

ニーズに耳を傾け、技術を活かす

 文化財を高精度にデジタルアーカイブ化するためには、最新の3DCG技術やソフトウェア開発技術が必要になります。ゼミでは、こうした技術の習得を基盤としながらも、地域の歴史や文化を研究する方々、文化財を生み出す職人の方々などの声に耳を傾けることで、その文化財が持つ価値を知り、地域のニーズに合った技術の具体的な活用方法を創造する視野を養うことも大切にしています。

地域の一員として、地域を見つめ直す

 この研究では、地域の方々や学生と協働して、史実の調査や計測、データの解析を行ってきました。学生の中には、こうした研究を通して、それまで出会うことのなかった地域の企業や行政の方との関わりに魅力を感じるようになり、これまで見えていなかった地域の特色に関心を持つようになる人もいます。
 自分たちが暮らす地域や学ぶフィールドに目を向けて、人と関わりながら「技術をどう活用するか」を考える知見は、これからの観光や教育に新たな糸口を見出す技術開発の原点になると考えています。

望月宏祐准教授からのメッセージ

 パソコンに向かうだけでなく、技術の先にいる人を想像しながら、研究を進めていくことを大切にしています。3DCG技術やソフトウェア開発技術を学ぶことに終始せず、「地域や社会の中で、それらの技術がどのように役に立つのか」を考える力を養っていきましょう。