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松永伸太朗 准教授

企業情報学部
松永伸太朗 准教授
主な担当科目:人的資源管理論


持続可能なフリーランス労働の可能性

労働社会学に基づくアプローチでフリーランス労働を研究

 企業に雇用されずに働くフリーランサーが、どのように長期的な展望をもって働くことができるかについて、フィールドワークで得られたデータを労働社会学という学問分野のアプローチに基づいて分析しています。これまで主に日本のアニメ産業で働くアニメーターという職業を対象に、インタビュー・参与観察・ビデオ分析などの多様なフィールドワークを組み合わせた研究をしてきました。近年は地域を支える観光や不動産業など、地域内で組織間移動を頻繁に行う労働者の研究にも着手しています。

現代社会で多様化する働き方の動向を見据える

 現代社会は人々の労働のあり方がきわめて多様化しつつある社会です。企業で働くいわゆる正社員でさえも、副業・兼業の推進などによって、一つの組織のみに所属して働くというキャリア形成のあり方は自明ではなくなっています。このような社会動向のもとで、組織を横断しながら働くフリーランサーがどのようなキャリアを形成しているのか、どのような生活を送っているのかを捉えることは、この社会における働き方の動向を見据えるにあたって非常に重要な問題といえます。

調査対象の企業の取り組みに資する研究を

 多角的なフィールドワークを生かして、調査対象の企業の取り組みにも資する研究を意識してきました。さらに、アニメ制作者支援を行うNPOの活動などに関わったこともあります。長野県内での連携はまだ途上段階ですが、これまでの企業調査経験を生かして、ゼミでは毎年複数の企業に訪問させていただき、調査活動を行ってきました。今年度は、これをさらに強化して具体的な人事・労働関係の取り組みに関する提案を行うことを目標にしています。

松永伸太朗准教授からのメッセージ

 「働く」ことは、一見するとどれもお金を稼ぐという同じような活動に見えてしまいますが、その内実は企業の数だけ、働く人々の数だけ無数に存在します。受験生のみなさんには、こういった微妙だけども重要な差異を見抜く「観察眼」を持ってほしいと思います。長野大学は地域の実践と触れながらこうした眼を磨く機会を数多く用意しています。共に社会を見通す鋭い目を磨いていきましょう。












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