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ニュース&トピックス

【企業情報学部】藤本蚕業プロジェクトを立ち上げ(前川研究室/前川ゼミ)

長野大学企業情報学部の前川道博研究室、前川ゼミは社会のデジタル化に対応し、知識循環型社会の実現に向けた取り組みを進めています。2022年度は地域の方々と連携をし、組織した連携組織「藤本蚕業プロジェクト」(代表:前川道博)をを立ち上げました。藤本蚕業歴史館の所蔵史料を初めとする「藤本蚕業資源活用事業」を実施します。
6月28日(火)、藤本蚕業歴史館で関係者が集まり、藤本蚕業プロジェクトを発足させました。


藤本蚕業プロジェクト立ち上げ会の様子

藤本蚕業プロジェクト概要

藤本蚕業歴史館(上田市上塩尻)は藤本工業が運営する私立の歴史館(文書館と博物館を兼ねる)です。かつて上田小県の蚕種製造業を牽引した佐藤宗家(代々の当主は藤本善右衛門を踏襲)の膨大な史料の他、藤本が企業組織として活動を始めた1908年(明治41年)以降の膨大な企業文書が同館に収蔵されています。「蚕都上田」と呼ばれたほどに上田小県は全国で営まれていた蚕糸業を下支えした蚕種製造業の中心地でした。その中でも上塩尻がその中核をなし、藤本蚕業が大きな役割を果たしてきました。藤本には、藤本蚕業歴史館が収蔵する史料を初め、藤本の蚕種製造の近代化産業遺産ともいえる佐藤家住宅(三ツ引)、佐藤宗家の蚕室など貴重な建築遺産が残されています。

藤本蚕業プロジェクトは、これらの藤本蚕業資源をこれから訪れる知識循環型社会において重要となる地域の一次史料をデジタルアーカイブ化してネット公開する他、地域資料のデジタル化を計画・実行できるデジタルアーキビストを養成する支援を行います。さらに藤本の建築遺産、蚕室が豊かに残る上塩尻の街並みなどの見学会を実施します。

前川ゼミ学生の役割

藤本の文書を調べるゼミ学生

膨大な文書の状況を確認

古い企業文書が現代においてどのような面白さ(価値)を持つものなのか、一般的には認知されているとは言い難い面があります。特に蚕種製造業は一般には理解されにくく、そのことも蚕種製造を歴史の彼方へと追いやった要因にあります。学生たちは、現代の若い世代から見てどのように面白いものかを具体的な史料を手にしながらその価値づけを行っています。
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