11月19日(金)、長野大学は長野県総合教育センターとの連携講座「総合的な学習・探求の時間 基本Ⅱ 地元をフィールドにした地域の学び」を開催しました。長野県内の小学校・中学校・高校の教員32名が受講しました。企業情報学部の前川道博教授が講師となり、同研究室のプロジェクトで開発を進めている地域デジタルコモンズクラウドサービスd-commons.netに教員が利用できるサイト「eduスクウェア」を開設し、ICTを活用した探求的な学び、地域学習の実習を行いました。
2021年度から全国の小中学校では、児童生徒が1人1台タブレットを使うGIGAスクールが一斉に始まったものの、多くの学校でタブレット活用が進まない状況に直面しています。一方、文部科学省は総合的な学習の時間を「総合的な探求の時間」に変える方針で、学校現場において探求的な学びの推進がされることが期待されているものの、実際にどう進めたらよいかわからないという状況にも直面しています。
本講座においては、前川道博教授が取り組んでいる長野大学の講座「信州上田学」、長野県蓼科高校の高大連携講座「蓼科学」の実践事例を紹介し、児童生徒の探求的な学びのモデルとなる「キュレーション型学習」の「地域学習」を講義しました。
本講座においては、前川道博教授が取り組んでいる長野大学の講座「信州上田学」、長野県蓼科高校の高大連携講座「蓼科学」の実践事例を紹介し、児童生徒の探求的な学びのモデルとなる「キュレーション型学習」の「地域学習」を講義しました。
デジタルコモンズクラウドサービスd-commons.netは、d-commonsプロジェクト(長野大学前川道博研究室の域学連携プロジェクト)が開発し、既にいくつかの公開用サービスの運用に供しています。「eduスクウェア」はこの講座の実施を機会に、学校におけるICT活用学習、探求的な学習などの具体的支援ツールとして今後必要とする学校や授業などで利用できるように提供していく予定です。