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ニュース&トピックス

学生地域活動紹介:別所線かけはしプロジェクトが3/28別所線全線開通をメッセージと広告で支援

別所線の車両前で撮った記念撮影写真

広告納入時の記念撮影

2021年3月28日の上田電鉄別所線全線開通に際し、本学学生が同鉄道を支援するメッセージ広告企画「別所線かけはしプロジェクト」を行いました。これは市民や沿線企業から同鉄道に対するメッセージと支援金を募り、メッセージ広告と広告掲出料を同社に納入するものです。メッセージ広告は中吊り広告やドア横の壁貼り広告として、別所線全5編成のうち3編成に掲出しました。【2021.4.5】


同企画は「長野大学鉄道研究同好会N鉄」と「デザイン有志団体コトポート」に所属する学生らが立ち上げた「長野大学別所線かけはしプロジェクトチーム」が主催。令和元年東日本台風によって別所線が被災した直後の2019年にも実施しており、今回が2回目となります。

メッセージ広告掲出時の別所線車内(第1弾掲出時)

メッセージ広告掲出時の別所線車内(第2弾掲出時)

別所線上田駅構内での募集の様子

台風により千曲川橋梁が崩落し存続が危ぶまれた同鉄道を、精神的かつ経済的に支援しようと始まった同企画。直筆のメッセージによって「個人の想いが見える」、広告という形式により「同鉄道の収入になる」、メッセージを基にこれを引き立てるビジュアルを制作することで「見て楽しい」支援になることを目指しました。

第2弾での関係概要図(敬称略)

メッセージと支援金の募集は学生が街頭にて呼びかける形で行い、第1弾は2019年10月から12月にかけての募集で78通が寄せられました。また第2弾は街頭での活動に加え、上田市内の八十二銀行の支店等にもメッセージのみの募集ブースを設置。2021年2月の募集で153通のメッセージが寄せられました。2回の企画を通して寄せられたメッセージは計231通、同鉄道に納入した広告掲出料は418,952円に上ります。

制作したメッセージ広告第1弾

制作したメッセージ広告第2弾

この活動は「被災した鉄道を支援する学生の活動」として、長野県の地方紙である信濃毎日新聞をはじめ、数多くの新聞やテレビ等のメディアで取り上げられました。また第1弾ではシンガーソングライターのユーミンこと松任谷由実様からメッセージをお寄せいただいたことでも話題を呼びました。

別所温泉駅で活動する学生と松任谷由実様

お寄せいただいた松任谷由実様のメッセージ

こうしたことから「別所線に対する支援」および「別所線に対する情緒的価値の向上」には一定の効果があったと考えます。また学生にとっては地域活動学習となったほか、デザイン制作の実習経験ともなりました。掲出をもって同企画は一区切りとなりますが、今後も各団体の強みを生かして別所線をはじめとする地域振興活動に取り組む予定です。引き続き本学および学生の活動に対する地域の皆様のご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

最後に、別所線全線復旧に携わられた上田電鉄や行政、工事関係者の皆様、本企画に賛同しメッセージと金銭をお寄せいただいた市民や協賛企業の皆様、ならびに別所線に関わられたすべての皆様に深く御礼を申し上げます。

千曲川橋梁復旧カウントダウン写真100の2日前を担当

参加学生のコメント

(五十音順、学年は2020年度時点)
★今井 結貴(環境ツーリズム学部 2年)
鉄道好きとして鉄道を救いたいとの思いから参加しました。全国各地の方々から想いのこもったコメントを頂き、文字通り「みんなで支え合っている」ことを感じました。乗り物は人やモノを運ぶだけでなく、人々の夢も運ぶものだと思います。そしてその雄姿をぜひとも見ていただきたいです。別所線をはじめ、全国の鉄道の更なる繁栄を願っています。
★岡田 うい (企業情報学部 2年)
多くの方々が様々なメッセージを寄せてくださったことから、別所線がいかに愛されているのかを実感しました。広告としてその想いを可視化するきっかけを作ることが出来て、嬉しく思います。またメッセージを電車内で見ることも醍醐味になっていますので、ぜひ別所線に乗ってご覧いただきたいです。
★落合 舞夕 (企業情報学部 2年)
募集活動を通して、別所線は単なる移動手段ではなく、地域の中に「生きた風景」をつくる存在なのだと感じました。そして、その空気感を広告という形にすることを目指しました。私達の掲出した広告によって、別所線を利用する皆様がより一層華やかな気分で全線開通を迎えられればいいなと思います。
★植田 晃弘 (環境ツーリズム学部 2年)
活動の中で様々な人に出会い、そのつながりによって自分が活動出来ていることを改めて実感しました。皆さまの想いを共有することで、全線復旧を望む市民の意思表示として後の様々な市民活動の鏑矢となれたのではないかと感じています。コロナ禍において依然厳しい状況にある別所線ですが、私たちの活動によって、より多くの人々の関心を呼ぶきっかけとなれたら幸いです。
★田辺 綾音 (環境ツーリズム学部 3年)
一人ひとりの想いを聞き出し、いかにして広告上に反映させていけるかが大切であると感じました。この機会に別所線に乗って中吊り広告を見ていただくのはもちろん、別所線や沿線地域の新たな魅力の発見になればと思います。
★保田 浩希 (企業情報学部 3年)
普段別所線を利用しない方々からもメッセージをお寄せいただき、別所線はもとより上田という地域が愛されているのだと感じました。全線開通はゴールではなくスタートラインだと考えます。一人ひとりが「別所線って何だろう」と考え、その想いを可視化していくことで別所線や地域の価値を高めていけるのではないでしょうか。
★山崎 正太郎 (環境ツーリズム学部 2年)
募集活動を通して、別所線や赤い鉄橋が愛されていることを改めて実感しました。全線開通を祝う声を聞くたび、企画に取り組んだ甲斐があったのだと感じます。企画を通して、皆さんと共にお祝いできれば嬉しいです。

関連サイトへのリンク

別所線かけはしプロジェクト
 ウェブサイト:https://besshosenkakehashi.wixsite.com/bkp2
 メール:besshosen.kakehashi.p◆gmail.com ◆は@に置き換えてください

長野大学鉄道研究同好会N鉄
 ウェブサイト:https://sites.google.com/view/nagadaitetsudo/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
 メール:nagadaitetsudou◆gmail.com ◆は@に置き換えてください

デザイン有志団体コトポート
 ウェブサイト:https://designkotoport.wixsite.com/indexpre
 メール:designgroup.kotoport◆gmail.com ◆は@に置き換えてください
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