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ニュース&トピックス

【信州上田学】社会福祉学部山浦ゼミの学生たちが、市内の中学で戦争を語り継ぐ活動

記録集「若者たちへの伝言」を活用した取り組み

長野大学では、2019年度より上田市と協働して信州上田学事業を推進しています。
信州上田学地域パートナー連携事業の取り組みのひとつとして、記録集「若者たちへの伝言」を作成しました。
山浦ゼミの学生たちが、戦争体験者への聴き取り、上田市内の戦争遺跡を調査し記録集にまとめました。

記録集「若者たちへの伝言」を見る。(無断転載・商用利用は禁止します)


写真は第二中学校にて、左から下島さん工藤さん

【市内の中学で戦争を語り継ぐ活動】
この記録集を活用した取り組みとして、2月17日に第二中学校、2月21日に塩田中学校で、山浦ゼミの学生たちが戦争を語り継ぐ活動を行いました。
(2月22日付け信濃毎日新聞 地域19面に活動の様子が掲載されました)
最初に、ゼミ学生たちが上田市と太平洋戦争をテーマに、上田市に飛行場があったことや上田市に空襲があったことを中学生たちに説明しました。
その後、実際に戦争を体験した方たちからの聴き取ったエピソードを中学生たちに紹介しました。
終戦当時、青木で小学校の先生をされていた女性からは、英語を学びたかったが、当時英語は敵国後のため学ぶことができなかったお話し、別の方からは戦地に行った自分の父親の戦争体験のお話しや復員後も戦争の恐怖体験により、身体の震えが止まらなかったことなどを紹介しました。

写真は、タブレットを使ってアンケート答える生徒

エピソード紹介後、クラスの中でグループに分かれた中学生たちに心に残ったことを話しあってもらいました。また時間の最後には、中学生たちにアンケートの回答をお願いしました。

【二中生の感想より】
「お話の最初にもあったように、昔の話だけではなく今起こっている戦争にも興味がわきました。日本から遠いから関係ないとかではなく今起こっていることだし、ニュースで何回も聞いているからこそ関わっていかなければいけないなと思いました。
戦争のお話を聞いて残酷な事もあって私には想像がつかないことも多くあったけど戦争を経験していた方がここまで語り継いでくれたことに感謝したいです。私はまだ経験したことはないけど語り継がれてきた話は残していかなければいけないと思いました。
戦争はいつの時代でも起こってはいけないと思うし、誰も幸せにならないと思います。だからといって解決策とかは思いつかないけれど今回のお話を機に今までより戦争について関わっていけたらいいなと思いました。
戦争のことだけではなく、上田には飛行場があったことや戦争遺跡があることも知れて上田に興味を持つきっかけになりました。今日聞いたお話だけではなく自分でもこれから上田の歴史についていろいろ調べてみたいと思いました。
とても心に残りました。お話をしてくださりありがとうございました。」
【記録集作成を通して・今後の活動について】
ゼミ生たちは記録集作成を通して、教科書では知ることができない生々しい出来事を知ることができ、自分の大切な家族や仲間を失うことの悲惨さ、過去の戦争だけでなく今現在も世界で起こっている争いごとを自分ごとと捉え考えること、加えて平和の尊さを改めて感じたとのことです。
また活動の場を提供いただきました中学校の関係者の皆様、中学生の皆様ありがとうございました。
山浦ゼミでは、引き続き語り継ぐ活動をして行きたいと考えています。
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