小学生に小諸城のCG復元について説明する櫻井千寛さん(企業情報学部3年生:小諸城CG復元プロジェクトリーダー)
企業情報学部の学生が塩田西小学校の6年生を対象にCG体験授業を行いました.
企業情報学部の学生3名が,塩田西小学校で小学校6年生のクラス(24名)を対象にCG技術を説明する出張授業を行いました.
授業のテーマは「自分たちの思い出・大切なものをデジタルアーカイブ(記録)する」です.
本学の3名の学生は,企業情報学部 田中法博ゼミナール,望月宏祐ゼミナールの学生で,「次世代3DCGプロジェクト」の中で「小諸城CG復元プロジェクト」を推進しています.
授業のテーマは「自分たちの思い出・大切なものをデジタルアーカイブ(記録)する」というものです.
当日は,難しい話も少しありましたが,企業情報学部で開発している最新のCGソフトウェアの体験授業もあり,塩田西小学校の6年生の皆さんは,とても楽しそうに,そして積極的に授業を受けてくれました.
また,普段はゲーム慣れしている小学生のみなさんも,実際にCG空間に入り込んで立体的に表示されているCGを見る体験は初めてだったので,大変喜んでいただきました.
授業内容
文化財のデジタル記録について説明する本学学生
まず,現在,世界中では多くの文化財が環境問題(酸性雨など)や事故・震災などで傷んだり,失われたりしている状況を理解してもらいました.そして,自分たちの住んでいる身近な地域にも重要な歴史的文化財が多数存在しているので,それらを大切にしていきたいという話がなされました.
さらに,児童たちには,企業情報学部で開発した最新のソフトウェアで,小諸城を復元したCG空間に入り込む体験をしてもらいました.ここでは小諸城という既に失われてしまった地域の文化財を鑑賞することができました.
CG空間に入り込んで文化財を立体的に見るためのCG技術について説明する本学学生
デジタル記録の方法を説明する本学学生
3Dヘッドマウントディスプレイ(3Dメガネ)で小諸城の復元CGやゲームを体験
3Dメガネを使ってCGで作られた門の内側を見上げている様子(自分が見た方向のCG映像が立体的に表示されています)
3Dメガネを使って,自由に小諸城のCG空間を見渡している小学生
3Dメガネを使って,橋の上から下を覗き込んでいる様子(立体に見えるので実際に高いところにいるような感覚になります)
3Dメガネで小諸城の建物のCGを見上げている小学生
自分にとって「大切な何か」をデジタル記録する体験
小学校の担当の先生をデジタル記録している様子
小学生が同じクラスの友達をデジタル記録している様子
CG体験授業の様子
体験授業の様子をテレビ局に取材していただいている本学の学生
企業情報学部の学生が開発したゲームを体験する時間もありました.