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企業情報学部・森ゼミ生が企業イノベーションに向けた集中合宿を実施(in上山田14)。

報告会後、皆でホッとした表情。

企業イノベーションプロジェクトを推進する企業情報学部の森俊也ゼミナールの学生達は、平成26年11月28日、29日の2日間、千曲市上山田温泉の「上田館」において集中合宿を実施しました。

この合宿では、28日に3年生と森先生・OBとによる就職活動キックオフセミナー、企業イノベーションプロジェクト参加学生とOBとによる親睦会・懇親会を開催するとともに、29日には、それぞれのプロジェクトチームでこれまで考え、デザインしてきた企業のコンセプトや商品・サービスについての発表会(コンペ大会)を開催し、全体確認を行いました。

企業情報学部・森ゼミの学生は、各年度において、さまざまな業界・企業のイノベーション(企業・商品コンセプトおよび商品のデザイン)について考えています。今年度は、前期において、今後の企業のイノベーションにおいてきわめて重要となる「戦略の顧客適合」について理解を深め、イノベーションを生み出す要件や筋道について探ってきました。また、夏休みから後期の11月末にかけて、各グループは興味・関心に基づき、実在する業界・企業に焦点をあて、イノベーションの方向性について検討してきました。この度森ゼミ生が焦点をあてた業界が、「テーマパーク」「水族館」「ゲーム・玩具」「メガネ小売」「住宅」「健康飲料」業界です。それらのすべての業界は成熟期にさしかかり、その業界に属する企業の多くが、生死を左右するような問題を抱え、その解決が必要となっています。

自分達が将来就職する企業の多くがそのような状況にさらされ、自分達がすべき仕事はこのような問題解決であるということを想定しながら、ゼミの時間以外にも多くの時間をかけて考えてきました。

これら成熟期にある業界・企業では、これまでのような品質・機能といったイノベーションを追求していては、顧客に有用な価値を提供することは難しくなり、また多くの企業との大競争下において生き残ることは困難といえます。そこで、今年度の森ゼミナールではイノベーションや戦略に関する理論について研究してきました。また、森ゼミ生なりにその新たなイノベーションを生み出す論理についても考えてきました。

その論理を基礎にして、チームごとに業界・企業を特定し、その業界・企業の主たる課題を特定し(これまでの事業を回顧・反省しながら)、課題を解決するコンセプトやコンセプトを踏まえた商品・サービス・仕組みについてデザインしてきました。それぞれ企業ごとにこれまでの展開があり、大切にしてきたことやこだわりがあります。それらをしっかりと位置づけ、基礎にしながら、新たな方向について考えてきました。

グループごとの取組み成果を報告・確認し、それぞれの企業の戦略や商品の方向性を確定することがこの集中合宿の主たる目的となります。

11月28日は、関連イベントとして、3年生の就職活動キックオフセミナーを開催し、森先生から就職活動の心構えや準備に対するさまざまな助言を頂きました。また、その夜に、懇親会・OB会としてさまざまな企画を催し、森ゼミ生とOBとが親睦を深める会となりました。

また翌29日は、イノベーション発表会と称して、森ゼミ生が考えたイノベーションの論理をもとに考えてきた各グループ(グループで焦点を当ててきた企業)のイノベーションの方向性(主たる課題、課題を克服するコンセプト、コンセプトを踏まえた商品等)について発表し、質疑応答を行いました。

成熟期にある企業では、単に製品・サービスの良さを強調するのではなく、「お客様にしてほしい思い」を基礎にした戦略を考えなければなりません。このような「顧客への思い」を基礎にした戦略により、企業においては、単に他企業の真似をした製品・サービスの開発・提供ではなく、顧客にとって価値のあるものを次々と開発・提供できるようになります。ゼミ生が扱っているそれぞれの企業が、これまでの当該企業の問題・課題を踏まえながら、顧客にして欲しい思いが具体化され、ようやく戦略という形にまとまってきました。今後においては、このような視点で策定した戦略や、戦略を踏まえた商品・サービス・仕組みを企業に提案できるレベルまで仕上げていきたいと思います。

企業イノベーションプロジェクトに参加する森ゼミ生は、ゼミ以外の時間も、日頃夜遅くまでそれぞれの企業の課題について検討し、今後のありようについて考えてきました。チーム内で、そしてゼミ内で様々協力しながら作業を進めています。特に今年は、スーパー系企業のイノベーションからはじまり、理論的な検討、佐久グランドホテルのイノベーションプロジェクト、さらには事例的な検討と数多くの活動を進めてきました。

このような真面目な作業の間の、飲み会やスポーツ大会などがゼミ生の絆を深める意味で重要となっています。この合宿において開かれる懇親会・OB会も「息を抜く」意味でとても大切なイベントとなっています。この懇親会では、2年生主催の「笑いの企画」が目白押しで、つかの間の休息となったようです。またここではこれから就職を考え、社会人となっていく4年生や3年生とOBとが将来について色々と話し合う絶好の機会となったようです。本当に楽しい会となりました!3年生・2年生の企画部の方々、とくに3年生の成田さん、御苦労さまでした。また、森ゼミのOBの方々(里見さん、前橋さん、堀内さん、唐沢さん、岩ケ谷さん、柳沢さん、飯田さん、下平さん、中宮さん、小口さん、横前さん)、忙しい中にもかかわらず、この合宿に参加頂き、激励およびコメントをありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い致します!

それぞれが真剣に検討してきたものに真剣に耳を傾けます。

OB方が審査をする中、緊張の中での報告となりました。

報告を受けて、森ゼミOB達の建設的なコメント。

報告をし、

様々な視点からのコメントをいただきました。

メガネ業界のこれまでの傾向について語っています。

課題を特定し、課題を解決するコンセプトを定め、商品を考案しました。

健康飲料のこれからの報告をうけ、

今後にかかわる愛のむちが…。

玩具業界のある会社では、世代ごとに変化する「なりたい」をかなえる商品が考案されたり、

住宅業界のある会社では、家族の代弁者である主婦の目線で家が考案されました。

使用者の思いを考え、具体化(商品をデザイン)しました。今後は同社の事業力をさらに活かす形で商品をブラッシュアップしていきます。

コメントを受け、メモをとり、

さらに新しいものを考える機会となりました。

OBの方々は、コメントをする内容を協議します。

いい点をたくさん評価頂き、実現可能性の視点からいくつかコメントを頂きました。

コンペ後、OBによる結果発表。審査の結果…

変化する「なりたい」を玩具で具体化した3グループが勝利!優勝チームには、巻物みたいな長い表彰状と景品が…

このコンペにおけるMVPは…、篠原君と、中嶋さんが選ばれました。おめでとうございます!この二人を代表に、皆、本当に頑張りました!

就職活動キックオフセミナーの様子(11月28日)

まずは就職活動の悩みをそれぞれにあげてもらい、共有します。

悩みは、就職活動のスケジュールから、心構え、具体的な準備に至るまで様々…

具体的な対策についてメモをとります。

OBの方からも心構えに関するアドバイスをいただきました。

不安や悩みを共有し、ゼミ生のみんなで就職活動に向かっていきます。

番外編・懇親会(11月28日)

一年の苦労をそれぞれがねぎらいます。

いいチームとなりました。

こちらは笑い・・

こちらは食べ、

よく話しました。

先輩も後輩も

同級生も

そしてOBも…

大いに笑いました。

その笑いを作ってくれたのは、2年生(イントロクイズは、佐藤君)

会を盛り上げてくれました(林君と西沢さん)。

みんながハッピーで…

束の間の休息となりました。企画部員の方、本当にありがとうございました。