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企業情報学部・森俊也ゼミ生が「企業イノベーションに向けた集中合宿」(in上山田)を実施

企業イノベーションプロジェクトを推進する企業情報学部の森俊也ゼミナールの学生達は、平成25年11月29日、30日の2日間、千曲市上山田温泉の「上山田ホテル」において集中合宿を実施しました。

この合宿では、29日に3年生と4年生・森ゼミOBとによる就職活動キックオフセミナー、企業イノベーションプロジェクト参加学生の親睦会・懇親会を開催するとともに、30日には、それぞれのプロジェクトグループでこれまで考え、デザインしてきた業界・企業のコンセプトや商品・サービスについての発表会(コンペ大会)を開催し、全体確認を行いました。


イノベーション発表会の様子。それぞれのチームが企業のコンセプトや商品をデザインしてきたものを発表しました。

森ゼミナールにおける集中合宿の位置づけ

今年一年、全体でそしてチームで頑張ってきました!

就職活動を展開してきた先輩方やOBの方々よりさまざまの就職活動での心得についてうかがいます。

企業情報学部・森俊也ゼミの学生は、各年度において、さまざまな業界・企業のイノベーション(企業・商品コンセプトおよび商品のデザイン)について考えています。今年度は、前期において、今後の企業のイノベーションの方向性として重要となる「価値次元の見えない」イノベーションについて考え、理論研究や事例研究をもとに、成熟期にある企業がそのようなイノベーションを実際に生み出すためにはいかなる論理を考えていく必要があるのかについて検討してきました。また、夏休みから後期の11月末にかけて、各グループは興味・関心に基づき、実在する業界・企業に焦点をあて、イノベーションの方向性について検討してきました。この度森ゼミ生が焦点をあてた業界が、「旅行」「家電小売」「映画サービス」「広告・メディア」「家具・日用品」「冷凍食品」業界です。それらのすべての業界は成熟期にさしかかり、その業界に属する企業の多くが、生死を左右するような問題を抱え、その解決が必要となっています。

自分達が将来就職する企業の多くがそのような状況にさらされ、自分達がすべき仕事はこのような問題解決であるということを想定しながら、ゼミ時間以外の多くの時間をかけて考えてきました。

これら成熟期にある業界・企業では、これまでのような品質・機能といったイノベーションを追求していては、顧客に有用な価値を提供することは難しくなり、また多くの企業との大競争下において生き残ることは困難といえます。そこで、今年度の森ゼミナールではイノベーションや戦略に関する理論について研究してきました。また、森ゼミ生なりにその新たなイノベーションを生み出す論理についても考えてきました。

その論理を基礎にして、グループごとに業界・企業を特定し、その業界・企業の主たる課題を特定し(これまでの事業を回顧・反省しながら)、課題を解決するコンセプトやコンセプトを踏まえた商品・サービス・仕組みについてデザインしてきました。それぞれ企業ごとにこれまでの展開があり、大切にしてきたことやこだわりがあります。それらをしっかりと位置づけ、基礎にしながら、新たな方向について考えてきました。

グループごとの取組み成果を報告・確認し、それぞれの企業の戦略や商品の方向性を確定することがこの集中合宿の主たる目的となります。

11月29日は、関連イベントとして、3年生の就職活動キックオフセミナーを開催し、4年生の内定者ならびに森ゼミOBから就職活動に対するさまざまなアドバイスを頂きました。また、その夜に、懇親会・OB会としてさまざまなイベントを開催し、森ゼミ生とOBとが親睦を深める会となりました。

また翌30日は、イノベーション発表会と称して、森ゼミ生が考えたイノベーションの論理をもとに考えてきた各グループ(グループで焦点を当ててきた企業)のイノベーションの方向性(主たる課題、課題を克服するコンセプト、コンセプトを踏まえた商品等)について発表し、質疑応答を行いました。

成熟期にある企業では、単に製品・サービスの良さを強調するのではなく、「お客様にしてほしい思い」を基礎にした戦略を考えなければなりません。このような「顧客への思い」を基礎にした戦略により、企業においては、単に他企業の真似をした製品・サービスの開発・提供ではなく、顧客にとって価値のあるものを次々と開発・提供できるようになります。ゼミ生が扱っているそれぞれの企業が、これまでの当該企業の問題・課題を踏まえながら、顧客にして欲しい思いが具体化され、ようやく戦略という形にまとまってきました。今後においては、このような視点で策定した戦略や、戦略を踏まえた商品・サービス・仕組みを企業に提案できるレベルまで仕上げていきたいと思います。

まずは森先生から就職活動の心構えと具体的な準備についての説明です。

先輩方も経験してきた中で、いろいろな角度からアドバイス。試験・面談にかかわるものから、事前の準備に至るまでさまざまです。

キックオフセミナーを終えて、OBの方々といろいろな事をお話ししました。

料理を・・・

おおばり・・・、とってもいい笑顔です。

2年生もいろいろな企画でみなさんを楽しませてくれました!

場を取り仕切った2年生の成田君。皆で楽しみました。

会で盛り上がり・・・、

わきあいあい、思い思いに楽しみました

2日目。イノベーション発表会の審査員&コメンテーターはOBのみなさん(柳沢さん、山田さん、斉藤さん)

発表会にて。深夜までまとめて疲れているにも拘わらず、真剣に聞いています。

価格を追求してきた家具A社の今後のコンセプトデザイン

コンセプトデザインから商品デザインへ

旅行A社を検討するチームは、旅行に際しての顧客の気持ちの変化を捉え、イノベーションを考えました

広告(ネット広告に強い)A社を検討するチームは、まず、スマホ広告においての課題を探ります。

業界を牽引してきた企業においては、特有の悩みがあります。

報告にも力が入ります。

家電小売A社を検討するチーム。家の様々な場面を想定し、商品の様々な使い道を提案する店舗を考えました。

この発表会では、4グループ(ヨッシーチーム)の勝利!おめでとうございました。それぞれのチームにおいては、これからさらに顧客に提供できるレベルにまで水準をあげ、具体化していきましょう!

OB(山田さん)からプレゼントを受け取って、とっても嬉しそう!

企業イノベーションプロジェクトに参加する森ゼミ生は、日頃、夜遅くまで、それぞれの企業の課題について検討し、今後のありようについて考えています。グループ内で、そしてゼミ内で様々協力しながら作業を進めています。

このような真面目な作業の間の、飲み会やスポーツ大会(小運動会)、忘年会などがゼミ生の絆を深める意味で重要となっています。この合宿において開かれる懇親会・OB会も「息を抜く」意味でとても大切なイベントとなっています。この懇親会では、「笑いのイベント」が目白押しで、つかの間の休息となったようです。またここではこれから就職を考え、社会人となっていく4年生や3年生とOBとが将来について色々と話し合う絶好の機会となったようです。本当に楽しい会となりました!3年生の合宿長・飲み会長の、三浦さん、飯島さん、御苦労さまでした。また、森ゼミのOB、OGの方々、忙しい中にもかかわらず、この合宿に参加頂き、激励およびコメントをありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い致します!