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企業情報学部の学生が日本色彩学会 画像色彩研究会で研究成果を発表

企業情報学部の学生がゼミで開発したソフトウェア技術を発表

企業情報学部 3年生の 木村薫平 さんと 小井土和宏 さんが、ゼミで開発したソフトウェア技術を、国立新美術館で開催された日本色彩学会画像色彩研究会で発表しました。


このページの目次


発表概要

2017年2月24日(土)に国立新美術館(東京都港区六本木)で、日本色彩学会画像色彩研究会が開催されました。

本学からは、企業情報学部3年生の木村薫平さんと小井土和宏さんが参加して、日頃のゼミの研究成果を発表しました。2名の学生は、独自に開発したソフトウェアとともに日頃の研究成果を大勢の参加者の前で発表しました。

2名の学生の研究成果は、企業情報学部 田中法博ゼミナールと望月宏祐ゼミナールで進められている「次世代3DCGプロジェクト」から出されたものです。

当日の発表メンバー

当日の発表メンバー

当日の発表メンバー

当日の発表メンバー

発表内容

発表する木村薫平さん、Oculus Riftを使う小井戸さん

独自に開発した仮想現実(VR)ソフトウェアを発表する木村さん

発表する小井土和宏さん

小諸城周辺の地形のCG復元について発表する小井土さん

◆ VR用分光レンダリングエンジンの実装方法の検討
 木村薫平、田中法博、望月宏祐

仮想現実(VR)空間で分光ベースレンダリングするためのエンジンを実装する方法を提案する.まず,分光的な光反射モデルに基づいた分光ベースレンダリング手法を述べ,それをUnity Game Engine に実装する方法を述べる.ここではゲームエンジン内での分光情報の記録・処理方法とシェーダの記述方法について示す.次にVR用Head Mount Display(HMD)であるOculus Riftの色域やガンマ特性を調べ,ディスプレイのキャリブレーションを行う.最後に実際に計測した光源の分光分布や物体の分光反射率を使用して物体をVR空間内で3DCG再現した.


◆ 小諸城周辺の地形情報の3DCG復元
 小井土和宏、望月宏祐、田中法博

「穴城」と呼ばれる小諸城独特の地形的な特徴を3DCG復元するために,小諸城を含めた周辺の地形を3DCGで復元する手法を提案する.小諸城は多数の谷にかこまれ,城下町よりも城郭が地理的に低い場所に位置するという全国的にも珍しい構造となっている.本稿では,まず,延宝二年(1674)に作成された小諸城周辺地域の地図と平成に測量された地形情報を基に小諸城周辺地域の地形の3次元モデルを構築する.さらに,測量用のドローンと設置型の両者の3次元レーザー計測機による本丸石垣の形状計測や,画像計測など複数の情報を統合して地形を復元する.また,小諸城内に存在する樹齢500年以上といわれる欅の形状も併せてレーザー計測する.最後に,小諸城周辺を含めた地形全体の情報を3DCG化する.