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【環境ツーリズム学部】天龍村で調査報告会を開催しました(相川研究室)

天龍村での報告会の様子(村老人福祉センターにて開催)

天龍村での報告会の様子(村老人福祉センターにて開催)

 相川研究室(環境ツーリズム学部、社会学)では、滋賀県立大学の丸山研究室(社会学)を代表に「山村福祉研究会・南信班」を結成し、共同研究「都市への他出家族が過疎農山村の高齢者の生活と農地・山林管理に果たす役割の社会学的研究」(2016年度:第一生命財団奨励研究に採択)を進めています。

 高齢化と人口減少が進む中山間地域では、地域社会の持続可能性を考える際に、地域に定住する人々だけでなく、都市に出た他出家族や親戚とのつながりを維持していくことが重要課題となります。このような視点から、1)他出家族の帰郷実態、2)帰郷や農産物のおすそわけを通じた在村者と他出家族のつながり、3)農地や林地山林資源の持続的な管理に向けた課題などを明らかにするための地域調査を実施しています。
 
 この調査は、2013年度から天龍村(長野県下伊那郡)をフィールドに実施しており、村役場と村民の協力のもと、聞き取り調査やアンケート調査を進めています。2016年度には、第一生命財団より助成をいただき、村内全世帯(世帯主)を対象にアンケート調査を実施。2017年2月10日には、天龍村老人福祉センターにて、調査結果の報告会を開催しました。
 
 報告会には、村内から約20名の方々が集まり、永嶺誠一村長をはじめ、村役場の職員さんや地域おこし協力隊(ありが隊)の方々も出席しました。報告会では、調査を実施した3名の教員より、結果の解説をさせていただき、その後に、質疑応答をおこないました。
 
 報告会のまとめとして、永嶺村長よりご講評をたまわり、農林資源の維持が村の重要課題であることや、村を出て暮らしている他出家族に思いや考えを聞く調査を展開してほしいといった貴重なご意見を頂戴しました。報告会の模様は、天龍村のケーブルテレビで、3月13日(月)から3月19日(日)にかけて放映されます。また、報告会の模様は『南信州新聞』や『信濃毎日新聞』でも取り上げられました。

 相川研究室では、今後も大学間連携のもと、天龍村をはじめとした南信地域での学術調査を進めていきます。