9月14日(水)に、社会福祉学部の必修科目「人間と社会の理解※」で、越田明子教授が担当するゼミナールの1年生が、群馬県草津町にある「国立ハンセン療養所栗生楽泉園・重監房資料館」を訪問し見学してきました。
療養所で生活する自治会役員の方による講演や、「社会交流会館」「納骨堂」等の見学、そして「重監房資料館」では国の強制隔離政策による差別偏見の歴史について説明をいただきました。
「重監房資料館」は、平成21年の「ハンセン病問題の解決の促進に関する法律」によって平成26年に開館した資料館です。ここには、歴史的資料とあわせて特別病室という名の監房が再現されており、実際に中に入りその暗闇を体験してきました。4ⅿのモルタル塀にかこまれた監房は、夏は蒸し暑く冬はマイナス10~20℃にもなったといいます。日本のアウシュビッツと呼ぶ人もいるようです。
今回の学びについては、大学祭等を通して他の学生や地域の方々に伝えていく予定です。
※「人間と社会の理解」本学では社会福祉学部の「導入科目」として、「人間と社会の理解」という必修科目を設けています。この科目は少人数のゼミナール形式で行われており、人間と社会が関わりあう現実場面を広く体験することを通して、問題を自ら発見・考察し、まとめる作業を行い、課題探究力を養うことを目的としています。
療養所で生活する自治会役員の方による講演や、「社会交流会館」「納骨堂」等の見学、そして「重監房資料館」では国の強制隔離政策による差別偏見の歴史について説明をいただきました。
「重監房資料館」は、平成21年の「ハンセン病問題の解決の促進に関する法律」によって平成26年に開館した資料館です。ここには、歴史的資料とあわせて特別病室という名の監房が再現されており、実際に中に入りその暗闇を体験してきました。4ⅿのモルタル塀にかこまれた監房は、夏は蒸し暑く冬はマイナス10~20℃にもなったといいます。日本のアウシュビッツと呼ぶ人もいるようです。
今回の学びについては、大学祭等を通して他の学生や地域の方々に伝えていく予定です。
※「人間と社会の理解」本学では社会福祉学部の「導入科目」として、「人間と社会の理解」という必修科目を設けています。この科目は少人数のゼミナール形式で行われており、人間と社会が関わりあう現実場面を広く体験することを通して、問題を自ら発見・考察し、まとめる作業を行い、課題探究力を養うことを目的としています。
学生の感想
・栗生楽泉園を訪問する前に勉強はしていましたが、実際にその場に訪れると想像を遥かに超えるものでした。中でも納骨堂にあった「命カエシテ」は言葉では言い表すことが出来ないほどの悲しみがありました。(女子)
・ハンセン病問題に関する複雑な社会的背景を知ることができました。当時は、情報もなく真実が見えなかったため、ハンセン病患者とその家族に対する差別や偏見、人権を無視した扱いが無くならなかったのではかと感じました。同じ過ちを絶対に犯してはいけないと思いました。(男子)
・ハンセン病問題に関する複雑な社会的背景を知ることができました。当時は、情報もなく真実が見えなかったため、ハンセン病患者とその家族に対する差別や偏見、人権を無視した扱いが無くならなかったのではかと感じました。同じ過ちを絶対に犯してはいけないと思いました。(男子)
講演いただいた役員の方と学生たち
国の隔離政策や差別偏見の歴史について学ぶ学生たち
重監房資料館で説明を受ける学生たち
再現された重監房
重監房資料館
沢山の資料