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総合地球環境学研究所の佐藤哲教授が「地球環境論」の講義を行いました

講義を行う佐藤哲教授

講義を行う佐藤哲 教授

 8月29日から9月1日に、総合地球環境学研究所の佐藤哲教授(本学客員教授)による「地球環境論」の講義が行われました。集中講義として開講された本講義では、生き物の生活を支える地球環境の成り立ちと、人間によって起きた変化(気候変動、生物資源の枯渇、生態系の荒廃など)について理解し、その解決に向けた対策を考える知識を身に着けることを目的にしています。

 講義では、石垣島のサンゴ礁の保全活動を例に、多くのステークホルダー(石垣島の地域で利害関係をもつ人々)と関わり合いながら保全を推進している事例などについて説明が行われました。
 佐藤教授は、「持続的に環境の保全に取り組むのは、その地域に住む地元の人々です。様々な立場の人がいるため、必ずしも意見が一致しないこともあります。その間に立ち、科学的根拠や経済的なメリットを伝え、みんなで合意形成を作っていくプロセスがとても大切です。」と話し、学生たちは真剣な表情で受講していました。