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2016年度入試 一般入試A(試験科目「英語」)の問題における海外学習ウェブサイト演習問題との酷似についての報告

2016年度入試 一般入試Aで全学部(社会福祉学部・環境ツーリズム学部・企業情報学部)で出題した「英語」の設問について、学外から、海外学習ウェブサイトの演習問題設問内容と酷似しているとの指摘があったことにつきまして、以下のとおり報告いたします。

1.概要

(1)試験区分:一般入試A
(2)試験科目:英語(選択科目) 60分、100点満点(出題方式 問題Ⅰから問題Ⅳまでの4問)
(3)当該入試方法の区分における英語の受験者数:20名
(4)指摘のあった設問:問題Ⅰ 問1の設問1から8
   各設問は、英文の内容に合うように、空欄にもっとも適切な語句を選び記号で答える問題。
(5)内容:問1の設問の一部が海外学習ウェブサイト(ビクトリア大学附属語学学校)の演習問題の設問内容と酷似しているとの指摘があった。

2.経緯

(1)指摘のあった日時:2016年8月12日
(2)指摘を受けての対応:問題作成責任者を招集し、一般入試Aの英語の設問内容と当該ウェブサイトの演習問題の確認を行った。なお、確認を行うにあたり、英語の問題作成に直接携わった委員から、引用元など事実関係を確認した。
【問題作成委員から聴取した内容】
① 長文問題は内容把握に重きを置いて作問している。
② 問1については、当該ウェブサイトから引用、参照した。設問内容は、全く同じにならないよう十分に留意し、作成にあたった。

3.結果

(1)設問内容は同一ではないが「酷似」している点については、否定できない面があった。しかしながら、当該ウェブサイトの演習問題の設問内容を入試問題として使用することについては、著作権侵害等の法的な問題はない。
(2)当該ウェブサイトは国内の英語学習者向けのものではなく、受験生が閲覧する可能性が極めて低いこと。また、設問内容自体が当該ウェブサイトと同一でないことから、入学者選抜の公正性は確保されていると判断し、再試験の実施は行わない。

4.再発防止策

このたびの事案については、海外の学習ウェブサイトを使用していることから、受験生にとって初見の可能性が高く公正性は確保されていると理解される。ただ、一般的に入学試験において、入試問題の出題ミス等は報道されることも多いことから、入試問題の作成においては今まで以上に細心の注意を図るとともに、以下の再発防止策を講じる。
 (1)入試問題の作問におけるガイドラインの見直し。
 (2)問題作成委員が文献やウェブサイトなどから引用し問題を作成した場合は、引用元を提示して問題作成責任者と確認を行う。

この内容について、加筆・修正がある場合には、速やかに公式ウェブサイトに情報掲載いたします。