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社会福祉学部の必修科目「人間と社会の理解」で越田ゼミが「国立ハンセン療養所栗生楽泉園・重監房資料館」を見学

 10月1日(木)に、社会福祉学部の必修科目「人間と社会の理解※」で、越田明子准教授が担当するゼミナールの1年生が、群馬県草津町にある「国立ハンセン療養所栗生楽泉園・重監房資料館」の訪問見学を行いました。この見学に備えて前期から事前学習を行っており、今回学ぶ機会をいただきました。

 療養所で生活する自治会長さんの経験に基づく講演や、職員の方から国の強制隔離政策による差別偏見の歴史について説明をいただきました。昨年開館した重監房資料館には、特別病室という名の謂われない重罪を処してきた監房が再現されており、監房内に実際に入りその暗闇を体験しました。当時の悲惨な状況に声を出すこともできなくなりました。ハンセン病だとわかると村八分ではなく村十分になったという説明や関連する事件から、未だに社会における偏見・差別が残っていることも知りました。自治会長さんからは「わが身を愛するように他人も愛しなさい」というメッセージもいただきました。

 今回の見学を通して、このハンセン病について、正しい知識と理解を持つことが必要であることを改めて考えることができました。これを機にゼミ生以外の家族や友人とも語りあうことができればと思います。



※「人間と社会の理解」
本学では社会福祉学部の「導入科目」として、「人間と社会の理解」という必修科目を設けています。この科目は少人数のゼミナール形式で行われており、人間と社会が関わりあう現実場面を広く体験することを通して、問題を自ら発見・考察し、まとめる作業を行い、課題探究力を養うことを目的としています。

国の隔離政策や差別偏見の歴史について当時の映像や写真から学ぶ学生たち

国の隔離政策や差別偏見の歴史について当時の映像や写真から学ぶ学生たち

真剣な表情で自治会長さんの話を聞く学生たち

真剣な表情で自治会長さんの話を聞く学生たち

重監房資料館で説明を受ける学生たち

重監房資料館で説明を受ける学生たち