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ホーム  > ニュース&トピックス  > 企業情報学部前川ゼミ学生が上田真田まつり特別講演会で発表

企業情報学部前川ゼミ学生が上田真田まつり特別講演会で発表

特別講演会のプログラム

特別講演会のポスター

企業情報学部前川道博ゼミでは、地域活性化のためにITの活用を図るプロジェクト研究「Cool Uedaプロジェクト」に取り組んでいます。小泉匠矢(こいずみ・しょうや)さん(企業情報学部4年)は、自身がプロジェクト研究で取り組んできた成果を「第32回上田真田まつり」の特別講演会(2014年4月26日)で「真田氏の共有に向けて」と題する研究発表を行いました。


発表の様子

研究発表をした小泉匠矢さん(前川ゼミ4年)

前川教授と小泉さん

学生の研究発表の最初に挨拶をする前川道博教授

研究発表の位置づけ

特別講演会のポスター

「上田真田まつり」は、「上田城千本桜まつり」「上田城紅葉まつり」などと並ぶ、上田市の代表的なイベントです。今年2014年は4/26~4/27の2日間に渡り開催されました。信州上田を代表する戦国武将、真田一族(真田幸隆・昌幸・幸村)にちなんで開催される市民祭りです。2014年のメインイベント「真田軍vs徳川決戦劇」は、歴史小説家・海道龍一朗氏の小説『華、散りゆけど』(真田幸村が主人公)を原作とするものでした。歴史講演会では、原作者でもある海道龍一朗氏、歴史考証家の山田順子氏が講演をしました。学生の研究発表は、それらの講座の前座として位置づけられるものです。学生に著名な講師の先生方と並んで、研究発表の場が与えられたことは、そのプロジェクト研究が社会的に評価されたことで、名誉なことです。

研究発表「真田氏の共有に向けて」

発表する小泉匠矢さん

発表の中で大坂・九度山視察を報告

小泉さんは30分にわたり「真田氏の共有に向けて」と題する発表を行いました。

戦国武将の真田氏、とりわけ真田幸村は、講談などの物語を通じて古くから広く知られた歴史上の人物です。近年はゲームによってその人気が高まっています。小泉さんはそうした真田人気にもかかわらず、大阪、九度山などゆかりの地を持つ真田氏が地元上田では意外に深く知られていないこと、特に大阪、九度山などにおける真田幸村像に関心が持たれていない課題を提起し、大阪、九度山での現地調査を踏まえた研究報告を行いました。併せて、信州上田の真田地域における史跡の調査も報告しました。

小泉さんの論点は、上田、大阪、九度山などそれぞれの地に真田氏と関わる史跡、物語、人々の真田氏観があり、それぞれを共有していくことが、より深い真田氏の理解につながるというものです。しかしその一方で、多くの人々が真田氏に関心を持つにはあまりにも共有できる情報資源が少ない点に着目し、真田氏に関わる各地の情報源を発信・共有していくための取り組みとなる「デジタルアーカイブ」の構築、さらにはそれらのデータが再利用できる「オープンデータ化」の提案を行いました。さらに、自らデジタルアーカイブ化、オープンデータ化を実践し、その先駆けをなしたいとの抱負で結びました。

前川ゼミで取り組んでいる真田氏アーカイブの公開

前川ゼミでは、主に以下のサイトからデジタルアーカイブの成果を公開しています。

●CoolUeda 長野大学前川ゼミの学生による情報発信ブログ
http://coolueda.naganoblog.jp/


●地域の記憶by前川ゼミ 地域の記録の蓄積と伝承
http://tv.orahonet.jp/docs/maekawa/index.php


その他、YouTubeでも動画データを公開しています
https://www.youtube.com/user/maekawapop