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【企業情報学部】森ゼミナール1年生が企業の問題解決を展開中!

多面的に考え、問題解決を実践していきます!

企業情報学部・森俊也課題発見ゼミナール(1年生ゼミナール)では、「企業イノベーションプロジェクト」と題し、企業の課題発見・問題解決に取り組んでいます。2019年度においても、多面的な視点で考えないと結論を見出すことが難しい企業の問題解決にゼミ生が一丸となって取り組んでいきたいと思います。


皆の知恵を結集し、問題解決を進めます!

プロジェクト(問題解決活動)に入る前に(成熟期にあり、自分たちにとって身近な食品小売においての問題解決を実践)

同社の現状を語り合い【ゼミ長のリナさんが議論をひっぱります】

主たる課題について整理しました【ゼミ長のテル君がよい空気をつくります】。

それぞれのチームの書記が、論点とともに、
【書記は飯高さん】

課題と課題解決の方向性について整理します。
【書記は中澤さん】

現状や課題について論理的に説明するためにはどうするのかを考え、

全員体制で伝えるべき内容を整理します。

ようやくチーム全体の方向性が見えてきました。

 履修ガイダンスを終え、森ゼミ生は、スタートアッププロジェクトとして、自分たちにとって身近な食品小売においての問題解決に挑戦しました。入学早々ではありますが、自分たちにとって身近な業界の問題解決をすることにより、自身の課題などに気づき、こうなりたいという目標の策定にもつながることにもなります。このように、自身の将来像を見据えながら、社会や企業で生きていく際にどのような能力、姿勢等が必要となるのかを考えてみるための第一歩として、成熟期にある業界・企業の問題解決に取組みました。

 2チームに分かれ、グループワークを行い、各チームともに、食品小売業界の「〇スタードーナッツ」の今後の方向性を考えました。
 状況設定は、以下の通りです。

【状況設定】

 皆さん、先日のご当地スウィーツどうでした。各地域で魅力的なものがありますね! 疲れた時に、やっぱり食べたくなる、そう、甘いもの! 甘いものといえば、チョコレートに、クッキーに、アイスに・・・・。言っているうちに食べたくなっちゃいました。
 そんな時、そうだ 「甘いものを買いにコンビニ行こ!」と思い、早速、コンビニへ。店内を色々みているうちに、甘いものをさまざま取り、レジ方へ。するとレジのわきには、魅惑的なものがあるではないですか? そう、それは「ドーナッツ」。しかもよく見るドーナッツがところせましとあるではないですか。ついつい、2個買ってしまいました。
 そのような状況が後を絶たず、とっても困っているのが、そう「○スター、ドーナッツ♪」 この業界の代表的存在である。コンビニ、スーパー等が展開するドーナッツに手をこまねき、ただ、見ているだけ?! 自分達はどうすれば良いのか。悲鳴にも近い訴えがあった。どうかこの状況を打開する秘策を皆さんで考えてくれませんか!?

【検討するに際して】
〇チームで協力し、一定の結論(コンセプトや店舗・商品サービス等)を出してください。
〇来週のゼミナールの後半の時間に、その結果について発表して頂きます。
〇この問題をなぜ考えなければならないのか、これまでこの企業は何を大事にしてきたのか、これからこの企業は何を重視すべきなのか、考案するものは本当に相手に響くのか等を考えながら進めてください。

来週が楽しみです。健闘を祈ります。

 上記の状況を踏まえ、両チームは、これまでの食品系や食品加工系の企業が提供してきたものを前提として、このような展開でよいのか、さまざまな立場で考えると本当にそれでよいのかという視点で検討をすすめました。特に同様のものがあふれ、食べ物が多様化し、食べる際の価値がさまざまある中にあって、これまでと同様の視点では必ずしも有効とはいえないことに気づき、これからについて考えました。

 この検討を通して、1つのチームは、「アプリで恋する〇スタードーナッツ」を、また1つのチームは、「家族の日常にわくわくを味わえる〇スタードーナッツ」を皆の前で提案し、その意味や、有効性、新規性などについて確認しました。
この検討過程においてゼミ生たちは、物事を考え、新たなものを創造していく際には、多面的な視点に立ち、論理的にものごとを整理することが必要になること、また、仲間達のアイディアや牽制がとても大切になることを理解することになりました。

いよいよ発表が始まりました。同社のこれまでのネックを解消し、新たな商品の購買意欲をそそる仕組みの提案です。

五感でのわくわくをコンセプトにした新たな店舗です。

あるターゲット層の使用状況や使用文脈を考えた仕組みです。

あるターゲット層の重視する価値を実現するお店です。

提案し、コメントをもらい、最優秀となったのは・・・・

「リサチーム」。わくわくする店舗を考えてくれました。

優秀賞は、「テルチーム」。〇スドに来たい!という気持ちになる仕組みを考えてくれました。

両チーム、本当に頑張りました。ご苦労さまでした!

いままでにない新たなものを生み出すためには、企業のこれまでの展開や顧客の立場、ライバルがどのような展開をしているかなど、さまざまな側面から考えていくことが重要となります。また、そのためには、チームの多くの人の知恵やアイディアを集めることやそういった場を作っていくことが大切になります。森ゼミ生はこれらのことを意識して、これから本格的なプロジェクトを始動してきます!

ビール業界・キリンは成功していると言えるのか!

いよいよ本格的にプロジェクトがスタートです。

入学早々に、身近な問題の解決から事を進めてきた森ゼミ生。この問題解決を通して、問題解決の難しさを実感しつつ、これから自分がこうしようということに気づくこととなりました。このような自身の課題を明確にしながら、いざ、問題解決活動へという流れとなり、プロジェクトが始動しました。

この問題解決活動を進めていく時に森ゼミ生内で確認したのが、「奥が深く、多面な角度から考え、皆で知恵を出し合って考えていかないと解けない」という点。これを確認し、プロジェクトを以下のテーマで進めていくことにしました。以下がテーマおよび全体での意味確認です。

それぞれのチームに別れ、今まで考えたことのない対象の今後について考えます。

対象への理解から始まり、この会社が成功しているといえるのかの判断をしていくことになります。どの視点で考えていけばよいのか悩みます。

どのような論点で検討していくのか、ゼミ長と副ゼミ長が整理します。

わが社(キリン)の課題発見・問題解決
:迷走するビール業界の中で、どのような会社であり、どのような商品を開発すべきか?


「人はパンのみにて生くる者に非ず」は、人は物質的満足だけを目的として生きるものではないことを語る聖書の有名なワンフレーズ。お説ごもっともである。パンや飲み物だけでは人はもちろん生きていけない。ただ、食べ物や飲み物がないと生きていけないことも事実である。また、皆が生きている現代は、食べ物や飲み物がただ口に入れれば良いという時代ではないこともまた事実である。
人が生きていく上で不可欠な「飲み物」。物質的な満足と精神的な満足を兼ね備えないと人が飲まなくなっている「飲み物」。これについてこの度の森ゼミでは焦点を当てたいと思います。飲み物といっても、これまで身近であった、お茶やジュース、缶コーヒーではなく、アルコール飲料の「ビール」。

これからは、お酒を飲む機会も出てきて、居酒屋に行けば「まずはビール」と皆が言ってしまうほど。それぐらい定番であり、またとても身近な存在、それが「ビール」。ビールをつくる会社は沢山存在し、多種多様な商品が市場に出回っている、それが「ビール」。それぞれの商品に大きな違いがなく、アルコール度数をいじったり、健康志向を強めたり、低価格にしたり、と様々な視点で商品開発の試行錯誤が続く、それが「ビール」。果たしてビール系企業はどのような方向を向いて、どのような商品を開発していけばよいのだろうか?その中でも今年度森ゼミが焦点を当てようとする企業は、・・・・・・・・・・「キリンビール」。ビールといえばの質問に「キリン」「アサヒ」の名前が出てくるが(出てこないサントリーやサッポロよりはまだいいが)、必ずしも1、2位といったトップの座は安泰ではない。なんでも1位をアサヒにしているのは、キリンの事業展開がうまくいっていなということも影響しているとか・・・。また、飲み物全般を見ても、酒類全般を見てみても、多様な飲み物が生まれていて、ビールというよりは、ウィスキー、ワイン、焼酎などへの関心が高まっている。関連して言えば、人々のビール離れが顕著になってきたり、飲み会での一杯目が「とりあえず生(ビール)」だったものから「カシスオレンジ」などへ移り「カシス男子」という言葉も生まれてきたり、「プレミアムジャンル」でも多くの企業が特徴的な商品を出してきたり、国内市場が苦戦しているので各社ともに海外市場に目を向けてしまったりと、とっても厳しい状況にあり、この問題解決は中々難儀である。

たかがビール、されどビール。ビールの問題はこのように実は奥が深い。この課題発見では、別にビールの問題を取り上げる必要もなく、対象は、実は、何でもいい。ただ、この対象を選ぶ上での主な基準は、奥が深く、多面な角度から考え、皆で知恵を出し合って考えていかないと解けないという点のみ。人の嗜好・思考・欲求や、組織の癖、今後の社会はどうあるべきか、など人間と社会の基本問題について考えていく必要がありそうです。

「私、ビール飲んだことないから考えられな~い!」と言ってしまいそう。そう、飲んだことも、触ったことも?見たことも?ないであろうこのビール。だからこそ、飲み物であるビールというものをそもそもから考えて、事をはじめていきましょう! 皆さんは、今までにないもので、相手に意味のあるもの(ありそうなもの)を、これから考えていくことが必要になります。だから、「飲んだことがな~い!」は言いっこなしです。皆の知恵を集めれば、思いがけない結論に必ずやたどりつくでしょう!
将来、皆さんはどのような企業・組織に入り、どのような仕事をするかはまだ分かりません。ただ、将来、皆さんは常にこのような課題に直面し、このような課題が突きつけられることになります。ゼミ生全員で協力しながら、全身全霊で考えていきましょう!!

5月9日。わが社が成功しているといえるのか?それぞれの視点でまとめます。

なかなか簡単にはまとめられず、腕を組みます!

5月16日。わが社の成功を今の数字上の成功でいいのか。長期的な視点で考えます。

わが社の成功について、概念を整理しつつ検討します。

概念の共通認識をもちつつ、

問題意識の共通化をはかります。

長期的な視点で考えた場合に、どの視点でものづくりをしていくべきか、これまでの大ヒット商品をもとに一旦分析します。

成功しているのか発表会(コンペ形式)

成功しているといえるのか、本日は3つの基準をもとに確認します。

Bチーム。いよいよ発表が始まりました。

ビールに対しての認識です。

これまでのわが社の展開を三つの柱で分析します。

シェアの変化も重要なポイントです。

わが社は年齢層高めをターゲットにしてはいるものの、高めの層も他社のビールに流れている傾向に!

これまでわが社は、顧客本意といいながら潜在的欲求の満足を追求するも、結果的に・・・。

今まで潜在的な欲求を満たすものを追求する中で、結果として生まれたのは、コクや爽快さなど顕在的な欲求を満たすもの。

そうすると・・・。

概念を提起しながら今後進むべき方向性を考えました。

様々な視点から検討してきた相手チームからの愛のムチです。それに対して、真剣に折り返します。

こちらはAチーム。

シェアに着目しつつ、シェア一位になることでこのような意味や効果があるのかについて主張します。

業界の大きな動きとしての酒税法の改正。これにより結果としてビールに着目していく流れが・・・。

そうすると、益々王道のビールをつくっている他社・アサヒに注目が・・・。わが社は大変です。

業界の動きや他社の動きから、自らを律していく必要がありそうです。

その時に、キーワードになるのが、「ウオンツ」と「ニーズ」。この視点で考えていくと、今後の新たな方向に向かっていく必要性が見えてきます。

ウオンツがこの時に、ニーズがこうなり、という形で今後のイメージが湧きやすい報告です。

その中で、新たな用途としてホップの健康面に着目。わが社のこれまでの事業力も生かすことができそうです。

何故、今後ビールが着目されるのか、理由や論理を説明します。

根拠も今後を考える支えになります。

それでは、わが社の課題は具体的に何なのか?

成功しているとは言いづらい。新たな方向に向かう必要性に気づき、さらなる検討がスタート!

顧客、ライバル、自社の立場から考え、具体化させます。これまで検討してきた過程も重視します。

こちらは、潜在的欲求を実際に満たすことできる企業になるために、いろいろな面から分析します。

カクテル等に最近若者がむいている理由をさぐり、今後のビールづくりに向けてのヒントを探ります。

重要なポイントや流れをノートにまとめつつ。

各社のCM等からこれまでのビールづくりの展開やわが社が大切にしてきたものを探ります。また、それを顧客はどのように捉えているのかを検討します。

各社の取組みから、広い文脈で飲みものを捉えていかないと、あえてこのビールとはなりにくいようです。

わが社の課題発表会(コンペ形式)

まずはこの度の審査基準の発表です。書いてくれた浦野君(オリター)です。

まずはAチーム。

この度の目的と、同社の課題を鋭くついてくれました。

これまでCM等で主張している点と、使用状況・場面で想定とのズレがあることを主張します。

これまでの同社の特徴をより顧客に響く形に言語化し、新概念をつくっていくことの重要性を主張しました。

質疑応答でもメモをとり、主張している根拠をしっかりと折り返します。

かわってBチーム。先回の振り返りからスタート。

近年の若者のビール離れに着目し、若者が興味をもっているカクテルの要因分析です。

そのような分析をすると、幾つかのことが分かってきます。

これまで王道のビールを飲んできた40代・50代。今若者をどのように捉え、彼ら・彼女らの将来を考えていくのか?問題提起です。

それぞれの会社が個性を活かしつつ生きていくことを提案しつつ、

わが社として、品質+αを考えていくことを主張します。その中で、これまで王道のビール頼みであった状況を捉え、クラフトビールでビールへの気づきを誘うことを主張します。

真剣に検討してきたものを、真剣に折り返し、わが社の課題が認識できたとても良い発表会となりました。

わが社の課題の特定と、それを踏まえたコンセプトの策定

いろいろな苦労の末にたどり着いたわが社の課題です。

いよいよこれらの課題を解決するコンセプトの策定です。それぞれが、社長、副社長、事業部長、総務部長、監査役の役割をもち、スタートです。

キリンらしい、同社の課題を解決する、顧客にして欲しい思い、など様々な視点から言葉を出していきます。

どれがそれぞれの条件にかなうのか、皆の意見を集約します。

真剣ななかにも笑いが

こちらも。

コンセプト案みたいなものが見えてきました。

コンセプト策定から商品の考案へ

考え、皆の知恵を集めて策定したコンセプトがこれ。

上のコンセプトを踏まえて、3つのジャンルに分かれて商品の考案作業が始まりました。

プレミアムジャンルチーム。

ビールジャンルチーム。

新ジャンルチーム。コンセプトを踏まえて、新たなものを生み出す醍醐味を・・・。

リーダー、工場長、デザインリーダーといった役割をもちながら検討していきます。どの素材と製法を使用するのか、真剣に考えます。

商品の考案が本格化

これまでの課題を解決するコンセプトを決め、コンセプトを踏まえた商品開発を行っていきます。

プレミアムジャンルの商品概要です。

こちらはビールジャンルの商品概要。

さらに新ジャンルの商品概要。

デザインにどういう思いをこめるのか。

商品の特徴や、出したい感覚をまずはイメージデザインに。

タブレット等でもイメージを表します。

森ゼミの先輩達(土屋さん、近谷さん、奥出さん)に応援をいただき、イラストレーターでの作業です。

ようやくイメージが形になってきました。

地道な作業が続きます。思いを形にするのはなかなか大変です。

森ゼミではこれまでいろいろな挑戦を続けてきました。

商品の考案とデザイン

事業部長たちは、全体の構成をまとめています。報告大会まであと少しです。

いよいよデザインが確定してきました。プレミアムジャンル。

こちらは新ジャンル。

ゼミナール発表会に向けて(コンテンツを確認し、リハーサルを実施)

緊張しながらもしっかりと

まずはコンテンツの確認です。

シチュエーションを業界の一位のビールと共通であり、そこに大きな課題も

若者は何を選ぶ傾向にあるのでしょうか。カクテルを選ぶ傾向(これまで飲んでいたジュースに近い)とビールを選びにくい傾向(これまで飲んでいたものとのギャップが大きい)に。

それらを踏まえて、現状、目標、課題をそれぞれ整理。

課題を克服するコンセプトをいろいろな視点から考えました。

コンセプトには幾つかの思いをこめました。

コンセプトを踏まえた商品が出来上がりました!

報告に皆が真剣に耳を傾けます。

発表会場に移動して。課題提起、コンセプトの発表、商品開発の流れを説明して、各ジャンルの商品の紹介です。新ジャンル。

プレミアムジャンル。

ビールジャンル。いよいよ来週は集大成となる、発表大会です。

発表会において今までの問題解決の成果を発表

いよいよ始まりました。

何故、ビールの今後を考えるのか、この対象を考えることが何が大変なのか、まずは問題提起です。

存在感のあるビールを分析しつつ、その真似をしているばかりでは一歩進めません。

同社の展開や、他の展開、社会やお客様の状況から、課題を提起!

皆でわいわいから、一人のみへ。若者はこれまで飲んでいたソフトドリンクから近いカクテルに。ビールの存在感は?

それらを踏まえて、改めて課題の提起です。

それらの諸課題を克服するコンセプトを考える上で、さまざまな観点からいろいろなワードを出しながら進めてきました。

コンセプトを踏まえ、いざ商品へ。その際に鍵となるのが製法です。その製法のポイントを体で表現。

これらの検討を経て、商品を考案してきました。

これまでの活動を踏まえて、総括です!

当日は、いろいろな観点から質問が出され、これまで真剣に検討してきたものを本気で答えました。