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ホーム  > ニュース&トピックス  > 市民開放講座「総合科目」でキノコ狩り

市民開放講座「総合科目」でキノコ狩り

総合科目は、森林の活用を学ぶ講座です。今回の野外実習では、恵みの森でキノコ狩りを行い、キノコの食用利用や森の中でのキノコの役割について学びました。


このページの目次


野外実習の内容

2009月11月4日、市民開放講座「総合科目」の第6回目の授業が、「森で楽しむキノコ狩り」のテーマで行われました。この授業は、長野大学「森の恵みクリエイター養成講座」の野外実習と合同で実施しています。
森の恵みクリエイター養成講座とは

野外実習では、長野大学キャンパス内の「AUN長野大学恵みの森(通称、恵みの森)」でキノコ狩りを楽しみました。キノコに詳しい相野慎也さん(所属:(株)エイブルデザイン)を講師にお招きし、①食べられるキノコと食べられないキノコ、②キノコ(木材腐朽菌と菌根菌)の生活ぶり、③植物や動物の死がいなどの有機物を分解するキノコの働きについて解説していただきました。

ヒラタケ、キツネタケ、アミタケ、チチアワタケ、チチタケ属(数種)、マンネンタケ、キシャモジタケ、カイメンタケ、カワラタケ、ハカワラタケ、カイガラタケ、ヒイロタケ、アオゾメタケ、クヌギタケ、アシナガタケ、ニオイコベニタケ、キツムタケ、キナメツムタケ、ニガクリタケなどのキノコが採れました。

キノコを探すようす

キノコを探すようす

若いアカマツの木々の間に大物発見

若いアカマツの木々の間に大物発見

アカマツの菌根菌のチチアワタケ

アカマツの菌根菌のチチアワタケ。アカマツとチチアワタケ共生関係を結んで、お互いに支え合っている。アカマツはチチアワタケに光合成で作った有機物を提供し、チチアワタケはアカマツにリン酸や窒素を提供しています。

傘の裏に傷をつけると、白い液が出てきました。

傘の裏に傷をつけると、白い液が出てきました。

ルーペで傘の裏の構造を観察しました。一つひとつの穴の中に胞子が入っています。

ルーペで傘の裏の構造を観察しました。一つひとつの穴の中に胞子が入っています。

倒木でもキノコを発見。これは木材腐朽菌の仲間で、枯れた木を分解して養分を得ています。

倒木でもキノコを発見。これは木材腐朽菌の仲間で、枯れた木を分解して養分を得ています。

これもキノコ?

これもキノコ?

食用キノコのヒラタケも採れました。

食用キノコのヒラタケも採れました。

採れたキノコの説明をする相野慎也さん。キノコの詳しいお話、ありがとうございました。

採れたキノコの説明をする相野慎也さん。キノコの詳しいお話、ありがとうございました。

今回の収穫!

今回の収穫!

キノコ狩りのピークは8月~10月だそうです。「特に9月頃は夏のキノコと秋のキノコが両方みられ、色・形ともに多様性に富んだキノコの世界を楽しむことができます」と相野さんはおっしゃていました。

総合科目の概要

テーマ:森を活用する

私たちは日常生活の中で森林の資源を活用しているでしょうか?人々が近くの里山から食料や燃料などの資源を得ていた時代と、現代とは明らかに異なっています。ライフスタイルが大きく変わった現代、昔のように人々にとってありがたく役立つ里山から、単なるそこにあるだけの森林へと利用価値を失いつつあります。

しかし本来、森林には実に多様で豊富な生態系サービス(=自然の恵み)があるはずです。森林の生態系サービスを適切に管理し活用すれば、地域社会の持続的な発展を支え、森林生態系の保全に貢献できると考えられます。

この授業では、生態系サービスの基本的な概念を概説します。また、「AUN長野大学恵みの森」で実施する野外実習を通じて、森林が持っている多様な生態系サービスを上手に活用するための考え方や方法を学びます。さらに、日本各地の優れた事例を紹介しながら、森林の生態系サービスを地域社会の持続的発展に役立てるための知恵を探ります。

なお、この科目は、森の恵みクリエイター養成講座(文部科学省20年度教育GP選定取組「森の生態系サービスの活用を学ぶ環境教育」)、AUN長野大学恵みの森再生プロジェクト、および地域連携センター公開講座と連携して開講します。複数の教員によるオムニバス授業です。