自分たちの研究成果を英語で世界に伝える(企業情報学部)
今回の国際会議で発表した日本刀の再現CG
今回は、英語で自分たちの研究成果を国際的に発表し、自分たちの研究成果が世界中の研究者にどう評価されたのか実感することができました。
望月さんと林さんは企業情報学部の田中法博ゼミに所属して、コンピュータグラフィックスに関するソフトウェア開発の研究を行っています。
今回は、その成果を海外に向けて発表しました。
望月さんと林さんの研究発表の様子(慣れない英語でのディスカッションに少し戸惑っています)
今回のポスター発表会場(世界中から数多くの参加者が集まっています)
本年度は、韓国ソウル市のCOEXにて2009年10月18日(日)-22日(金)の5日間にわたって開催されました。国際会議では論文執筆や発表は全て英語で行われます。
今回の国際会議では1,000件以上の論文投稿があり、その中から2回にわたる厳しい査読(論文審査)を経て、そこで採択が決まった研究が発表することができます。
望月さんらは、そういった大変厳しい競争の中で国際的に研究成果が認められて論文を採択されたことになります。
外国の研究者に英語で研究成果を説明する望月さん
外国の研究者と研究成果についてディスカッションする望月さん
PCを使って研究成果を説明する望月さんと林さん
発表メンバー(左から、望月宏祐さん、林一成さん、禹在勇先生、田中法博先生)
今回の国際会議で発表した日本刀の再現CG
実際に存在する物体をデジタルカメラで計測し、それを3DCGで再現しようというものです。
nVidia社製のGeForceと呼ばれるGPUを用いて、美術品を背景映像とともにリアルタイムにレンダリングする技術は当日の参加者に大変な関心を持たれました。
発表論文
著者:Kosuke MOCHIZUKI, Kazunari HAYASHI, Norihiro TANAKA,
and Jae-Yong WOO
長野県坂城町の宮入刀匠の日本刀をデジタルアーカイブし、それを3DCGで高精度に画像再現する技術とソフトウェアを開発しました。
(2) A Real-time Rendering Method of Art Objects Based on Multi-spectral Reflection Model
著者:Norihiro TANAKA, Kosuke MOCHIZUKI, and Jae-Yong WOO
実際にある美術品の色を3DCGで画像生成する技術を開発しました。
公用語は英語であり、論文執筆や発表は英語で行わなければなりません。
国際会議で研究成果を発表すれば、日本だけでなく世界中の大学や企業の人々に自分の研究成果を示すことができるため、研究者としてはたいへん大きな意味を持つ発表の場となります。
また、国際会議では世界の最先端の研究成果を知ることができるため、その発表を見るために世界中から関連する人々が集まってきます。
しかし、今回の国際会議は、査読と呼ばれる論文審査があり、その審査を通過しなければ研究成果を発表することができないため、研究成果も大変レベルの高いものが要求されます。
発表会場となったCOEX(韓国ソウル市)
発表会場の様子です。国際会議では多くの国から参加者が集まります。
受付で参加登録をする学生
発表会場の入り口
関連リンク
□ IASDR 2009 公式ページ
※公式ページのトップのFlash画面に本学の学生が写っています。
□ これまでの企業情報学部学生の研究成果
□ 企業情報学部 デジタルアーカイブプロジェクト
□ 企業情報学部 デジタルコスメプロジェクト
□ 企業情報学部 田中法博研究室