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ニュース&トピックス

【企業情報学部】デジタルコモンズプロジェクト(前川道博ゼミ)が地域アーカイブ化に取り組み中

情報の発信・共有ができると地域活動が面白くなる

前川ゼミのNさんとAさん

上田市西部地域の「花桃イベント」でイベント運営もアーカイブ化も支援

企業情報学部・前川道博ゼミでは、地域デジタルコモンズの促進を通して、地域の活動などが可視化・共有されるデジタルアーカイブの取り組みを進めています。2020年度は社会全体がコロナ禍のため、地域での活動ができなくなるなどの問題が顕在化しました。その一方でネットを使うと、リアルな社会の問題や壁を乗り越え、人と人がつながること、お互いに写真などの情報を出し合うことにより、地域内での活動の補完や地域を超えた交流などができることが見えてきています。

2021年の春は、上田市西部地域(西部地区、塩尻地区)で開催された花いっぱいの会による地域イベント「花桃イベント」にゼミ学生有志がイベントの運営を手伝いながら、画像や動画にイベントの様子を記録し、ネットを通して情報共有を図る支援を行いました。イベントには地元の子どもたちが親子連れで集まり、地元の大人たちもイベント運営に関わったり、イベントに参加したりしながらイベントを楽しみました。

あっと驚く地域の秘話 動画で伝え世代を超えて地域で学ぶ



イベントの手伝い、記録と共に、ゼミ学生が試みたのは地域の話を聞いて動画で記録伝承すること。
「うーん、こういうのがいいかも」です。子どもたちはイノシシコースをトレッキングしたり、ビンゴゲームをしたりしてイベントを楽しみましたが、地元の方にお話を聞くと、「イノシシコース」の場所にはとんでもない歴史上のディープな話が秘められていました。子どもたちもお母さんたちも初耳。大人たちも知りませんよね。動画で秘話を披露。ネットで地域の話が聴けるって面白いですネ!

ネットで動画 地域伝承の最良の手段では



地元「生塚(うぶつか)」の地名の謂れや地元の方でなければわからない、これまたディープな話を地元の方がいともさりげなく語っているのをお聞きしました。少子高齢化や世代間のコミュニケーションギャップによって地域の伝承がされなくなるとかいったことが言われていますが、口承という最もアナログな情報伝達をデジタル動画でネット共有して子どもたちからお年寄りまで皆が地域の情報を共有できることに道が開けます。世代を超え、デジタルの得手不得手の壁を超え、皆で情報を共有しあえる地域づくりのよい手段になりそうです。学校で2021年度から始まるGIGAスクール(1人1台のタブレットを使う学習)での地域学習にとても役立ちそうですネ!

イベントを楽しみながら事後も楽しめるデジタルの活用法

花桃イベントのコース

花桃イベントのコース

花桃イベントスタッフ一同

イベントスタッフで記念撮影

花桃イベントはいっときの楽しみでしたが、地域で子どもからお年寄りまでが一緒に楽しめる交流の機会がめっきり少なくなりました。前川ゼミでは、一緒にイベントを楽しみながら、どうすると地域活動がもっと面白くなるか、その方法として画像や動画などの共有、みんなで情報を出し合うデジタルな営みを試みています。徐々に地域の皆さんの中にも広がっていくことを願っています。

地域マップをデジタルな方法でつくる支援

西部地域まちづくりの会の定例会にも毎回参加

スマホやタブレットは年齢の壁を超え活用できる

前川ゼミでは2019年度から、西部地域まちづくりの会の自然・生活環境部会の活動に参加し、地元地域を地元の人たちで発信しあい地元のマップづくりをする活動を部会の地元の皆さんと一緒に進めています。地域のマップづくりや地域情報の共有はネット上で誰もがマップづくりに参加できる平易なツール、常時公開できるウェブサイトが必要です。西部地域では、前川研究室&ゼミが域学連携で開発した地域デジタルコモンズクラウドサービス「d-commons.net」を使い、「みんなでつくる西部地域デジタルマップ」で情報共有しています。前川ゼミでは、どうすると地元地域がもっと面白いと感じられるようになるのか、どうすると世代を超えたコミュニケーションができるのかなど、デジタル社会を面白いものにするチャレンジに取り組んでいます。

前川研究室&ゼミで支援する地域サイト

みんなでつくる西部地域デジタルマップ
 上田市西部地域まちづくりの会が運営
 長野大学前川研究室&前川ゼミがサービスの開発と活動を支援しています。
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