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【企業情報学部】前川道博研究室が藤本善右衛門縄葛『続錦雑誌』を上田市マルチメディア情報センターと共同でネット公開

長野大学企業情報学部の前川道博研究室は、上田市マルチメディア情報センターと共同で蚕種製造家 藤本善右衛門縄葛(ふじもとぜんえもんつなね 1815~1890年)の書籍『続(續)錦雑誌(しょくきんざっし)』を共同事業によりデジタル化し、同センターのホームページからネット公開しました。
續錦雑誌 藤本善右衛門縄葛 https://museum.umic.jp/shokukinzasshi/
藤本善右衛門縄葛は、江戸時代から明治時代にかけて活躍した蚕種製造家です。屋敷は上塩尻(上田市大字上塩尻)にあり、同家(佐藤本家)の当主は江戸時代から代々、藤本善右衛門を踏襲し、蚕種製造業を営んできました。『続錦雑誌』は、縄葛が隠居する前後から著し続けたポートフォリオ(生涯学習ノート)とも言えるものです。全部で87分冊が残っており、ページ総数は12,000ページにも及ぶ膨大なものです。

前川道博研究室では、ゼミナール活動の一環としても上塩尻および藤本蚕業歴史館と関わり、同館所蔵の資料のデジタルアーカイブ化に取り組んでいます。このたびの『続錦雑誌』デジタル化は、長野市の真田宝物館が真田氏との関係史料を調査した際にデジタル化した画像データをベースとしました。代々の藤本善右衛門(旧佐藤宗家)所蔵史料、藤本蚕業歴史館所蔵の藤本蚕業(1908年、藤本蚕業合名会社、現在は藤本工業)の史料は、日本の近代化を支えた蚕種製造業や近世・近現代の地域史・産業史を知る上でも貴重な史料群です。2022年度は、『続錦雑誌』以外の史料のデジタル化、デジタルアーキビスト養成、藤本蚕業歴史館・佐藤家住宅(三ツ引)(国指定有形登録文化財)や地元上塩尻の見学会等、地域づくりに活かす「藤本蚕業資源活用事業」に取り組む計画です。


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