【2021.10.19】
　「たねぷろじぇくと」では、東日本大震災で津波被害を受けた宮城県南部の海岸防災林および里山の再生を目的に、2013 年春より、小学校児童と大学生の協働によって被災地の種子から苗木を育てています。今回は、プロジェクトのメンバー54 名が宮城県山元町に集まり、第７回植樹祭を開催します。
　来る 11 月 7 日（日）に、「第 7 回たねぷろじぇくと植樹祭」を被災地・宮城県山元町の海岸防災林再生地で開催します。今回は、コナラを植栽します。苗木は、ペットボトル植木鉢を使って児童と学生が 3 年間大切に育てたものです。根が十分に発達した苗木です。植栽後の生存率が高いことと、地震や津波などの自然災害に強いことが期待されます。会場では、「長野大学 Jazz サークル」による「動画演奏会」を行います。最後に植樹祭を記念し、「風船飛ばし」を行います。
　10/22（金）〔14:00～14:30〕には、塩田西小学校（5 年生約 40 名）で「苗木のお見送り会」を実施し、オンラインでつないだ坂元小学校（5・6 年生 26 名）との交流会も行います。
　11/2（火）〔12:00～12:30〕には、参加学生 17 名を対象に長野大学で「出発式」を実施します。

「第 7 回たねぷろじぇと植樹祭」（ワークショップ⑨苗木の植栽） プログラム（予定）
■日時： 2021 年 11 月 7 日（日） 8：45～14：00 （8:30 受付開始）
■会場： 【開会】深山山麓少年の森、【植樹祭】海岸防災林再生地（宮城県山元町）
■目的：
　① 「たねぷろじぇくと」メンバーの力を結集し、「第 7 回たねぷろじぇくと植樹祭」を開催する。
　② 子ども達が二人で一本ずつコナラの苗木を植栽し、海岸防災林の再生に貢献する。
　③ 活動を通じて、「たねぷろじぇくと」の目的を共有し、今後の海岸防災林の育成に気持ちをつなぐ。
　④ 志を共にする「たねぷろじぇくと」メンバー同士で親睦を深める。
■スケジュール（予定）：
　8:30 深山山麓少年の森 集合
　8:45 「たねぷろじぇくと植樹祭」 開会
　8:45～10:05 開会式、ドングリ拾い
　10:05 深山 出発 ＜バス移動＞
　10:35 植栽地（山元町山寺須賀）到着
　10:35～11:45 コナラ苗木の植栽
　11:45～13:10 昼食、Jazz 演奏動画上映
（参加者には、お弁当を準備します）
　13:10～14:00 風船飛ばし、記念撮影など
　14:00 「たねぷろじぇくと植樹祭」 閉会

「苗木の見送り会」 プログラム（予定）
■日時： 2021 年 10 月 22 日（金） 14：00～14：30
■会場： 塩田西小学校（ランチルーム）
■内容： 塩田西小学校の 5 年生が 2 年間の活動（タネまき、芽生え観察会、苗木の植え替え、水やり）を通じて育ててきた苗木を、第 7 回植樹祭に参加する長野大学の学生と、オンラインでつないだ坂元小学校（宮城県山元町）の 5・6 年生に手渡す企画です。

「出発式」 プログラム（予定）
■日時： 2021 年 11 月 2 日（火） 12：00～12：30
■会場： 長野大学 2 号館屋上（苗木生産施設の前）
■内容： 今回の植樹祭に参加する学生 17 名が苗木生産施設に集合して、苗木を一人 1 本ずつ運び出し、横断幕を掲げて、集合写真を撮る企画です。

①被災地のために貢献したいと思う長野県民と、被災地の里山を再生させたいと願う宮城県民の有志を束ねて、被災地の種子由来の地域性苗木を長野県と宮城県で生産し、その苗木を被災地に植栽するまでの過程を支える「たねぷろじぇくとネットワーク」（正式名：被災地里山救済・地域性苗木生産ネットワーク）を構築します。
②未来を担う若い世代（小学生～大学生）の協働によって、被災地に植栽する地域性苗木を生産します。
③生産した地域性苗木を被災地に植栽し、里山を育成します。
④たねぷろじぇくと参加校を対象とするワークショップを企画・運営します。
⑤地域性苗木の生態や育苗方法を楽しみながら学べる「環境教育プログラム」を開発し、ワークショップの開催を通じて実践します。
⑥他者を思いやり、被災地復興のために何ができるのかを真剣に考えることができる「想像力豊かな心」と、その思いを行動で示すことができる「温かみのある人間力」を育てます。

詳細は、たねぷろじぇくホームページ（https://tane-project.org/）をご覧ください。