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教育・研究

森・川・里の恵みクリエイター養成講座 生島足島神社の見学

【2021.12.23】
 長野大学は、森・川・里のさまざまな恵み(生態系サービス)を持続可能な地域社会の発展のために活かす知識と技術を身につけた人物に独自に「森・川・里の恵みクリエイター資格」を授与しています。12月15日、22日には生態系サービスと観光との結びつきを学ぶため、「観光文化論」(選択科目、担当:横関隆登)が開講されました。本講義は、地元の日本遺産、レイラインがつなぐ「太陽と大地の聖地」の構成文化財を多数擁する生島足島神社に注目し、自然が育んだ文化について思考し、現地視察する取組みを行いました。
 12月15日の座学では生島足島神社が有する文化的な価値が解説されました。生島足島神社は、日本庭園史(重森三玲・重森完途著『日本庭園史大系』)において上古時代に位置付けらた学術的価値を有していること、境内には多島式神池の優れた風致景観ならびに生島足島神社と諏訪神社を祀る地割が可視的に参道によって隔てられた意匠が確認されるため、芸術的価値が示唆されることが特筆されました。また、夏至冬至における参道では、太陽の軌道が鳥居の内部空間と重なる現象が展望できることが広く知られており、動的な太陽の姿と光線の展望地点としての文化的価値も発生することを確認しました。確認した全ての価値を現地で体験するため、冬至(2021年12月22日)に合わせて現地見学を企画遂行しました。
 12月22日、冬至の日の正午すぎ、塩田平は、上空が厚い雲で覆われていました。日没の太陽が雲に隠れてしまうことがわかったため、参道で太陽を展望する体験に期待していた一行には、たいへん残念な結果となりました。太陽の軌道は一日毎に微動しているため、参道で太陽を展望する体験は冬至以降にもできます。生島足島神社は、地元が誇る優れた観光資源ですので、ぜひ日を改めて再訪していただければと思います。一方、参道と東山・烏帽子岳との視覚的な構造性等の解説が行われる等、これまでに意識されなかった生島足島神社に対して学術的価値や芸術的価値が現地で感覚的に体験され、座学の知識を定着させるために有意義な見学となりました。
 観光資源を自然と調和しながら持続可能に保存活用するためには、その対象となる価値を理解しておくことが必要不可欠となります。観光資源を読み解く力を養い、伸ばしていくことで、観光地における生態系サービスの取り扱いが様々なパターンで展開できるようになります。

厚い雲に覆われた冬至の塩田平(中央に生島足島神社)

冬至の日の日没イメージ(御朱印より一部抜粋)

現地見学で活用した資料の一部

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