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教育・研究

ゲノム解析によりニホンウナギの歴史的な時間スケールでの個体群動態がわかってきました

【2021.11.24】
 うなぎの蒲焼は夏の風物詩で、特に蒸し暑い時期の土用の丑の日にはスタミナをつけるためによく食べられます。しかし近年、天然のウナギの採捕・漁獲量が減り、蒲焼のコストは大幅に上昇しています。1970年代には約3000トンあったウナギが、2021年には日本で11.1トンしか捕獲されておらず、ニホンウナギの個体数が大幅に減少していることを示しています。国際的にも危機感が持たれていて、ニホンウナギは国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種に指定されるほどです。
 長野大学淡水生物学研究所では、ニホンウナギの歴史的な時間スケールでの個体数変動を調べるために、ゲノム解析を行っています。ニホンウナギの個体数の変化を調べることで、現在の個体数の動態をより深く理解することができます。bioRxivに掲載された私たちの研究によると、ニホンウナギは鮮新世(100万年~400万年前)と最終氷期の最盛期(2~3万年前)に個体数の減少を経験しています。これらの出来事は、海面や海流の変化によって、ニホンウナギの自然な繁殖プロセス(幼魚の漂流や成魚の移動)が制限されたことが原因であると考えられます。このような個体数の減少(ボトルネック)により、ニホンウナギは現在および将来の個体数減少に対してより敏感になっている可能性があります。現在のニホンウナギの個体数についての調査は継続中です。
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