【2022.12.22】
　メルシャン椀子ワイナリー（上田市）において実施する「地域協働活動」の授業において、地域との共生を目指したイベントとして学生主体で企画運営した「椀子マルシェ」の報告会とワイナリー活性化に向けたアイデア発表会が、椀子ワイナリーで開催されました。
　このプログラムは、通年で取り組んできた「椀子ワイナリーを盛り上げよう！」という授業テーマの最後を締めくくるものです。春、夏のマルシェ運営の体験を経て、秋に2日間かけて実施した学生主体のマルシェ企画は、来場者にファミリー層が多い点に着目して発想したものです。子ども向けのコーナーとして、ワイン・コルクを活用した遊びやハロウィンのお面づくりを楽しむプレイパークの運営をおこないました。また、マルシェで楽しむ様子を、来場者自らがSNSで発信するしくみづくりなどに取り組みました。

　また、ワイナリーの活性化に向けて、マルシェ運営をはじめブドウづくり体験、ワイナリーショップでの就業体験など、これまでのさまざまな体験から得られた課題をもとに検討し、「食」「情報発信」「販売戦略」の観点からアイデアをまとめ提案しました。
　通年の授業プログラムをとおして、受講生からはワインづくりの貴重な体験を出来たことに加え、「人や地域との関わり」「丁寧な仕事」「こだわり」「挑戦」の大切さなどを感じ取ることができ、楽しい学びができたとの意見があがっていました。また、メルシャン椀子ワイナリーからは、今後もCSV先進企業として大学と連携した取り組みを推進していきたいとの言葉が寄せられました。

　本科目の運営にあたり、メルシャン椀子ワイナリーの多くのスタッフのみなさまのご協力をいただきましたことに感謝申し上げます。「地域協働活動」は次年度もメルシャン椀子ワイナリーとの連携により、地域協働型教育プログラムとして開講予定です。多くの学生の受講を期待いたします。
　なお、本科目は本学と包括連携協定を締結したメルシャン株式会社と連携して開講されるもので、教養科目「信州上田学」の発展科目として位置づけられています。