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教育・研究

「精神保健福祉相談援助演習Ⅱ」の精神科リハビリテーション

【2022.8.29】
 精神保健福祉士課程4年生が受講する「精神保健福祉相談援助演習Ⅱ」では、夏に実施する精神科病院への実習に向けて、精神科リハビリテーションの一つ「作業療法」を題材に、学生を患者に見立てて作業療法に関する学習を行い、学生たちが内容を企画し、実践し、振り返りをしました。
 「作業療法」とは何か、グループで実施するため「グループワーク」とはどのように実施するか、様々なテキストや文献を調べながら、授業1コマの始まりから終わりまでの時間構成等を考えて、実施しました。
 本授業から、「作業療法」を実践してみて、一人一人の意外なチカラ、新たに分かること、グループ一人一人に目を配ることなど、見えてきた課題がありました。そして、「作業療法」を体験する側から、障がいを持つ当事者だったらどうだろうと気づくことがありました。
 今後、実際の現場でどのように生かすことができるか。この先につながる支援に向けて学生たちは日々チャレンジしています。

※「作業療法」は、主に精神科病院等で入院患者や通院患者に対して行われる精神科リハビリテーションの一つ。通院患者の場合は、精神科病院や精神科のクリニックで実施する精神科デイ・ケアのプログラムのなかに含まれていることが多い。主には、作業療法士が実施することが多いが、精神科デイ・ケアには精神保健福祉士も配置されることがあり、他の専門職種と共に通院患者の社会生活機能の回復に務めている。

文責:片山 優美子

 精神保健福祉士:国家資格であり、精神科医療機関を中心に医療チームの一員として導入された歴史のある専門職です。社会福祉学を学問的基盤として、精神障がい者の抱える生活問題や社会問題の解決のための援助や、社会参加に向けての支援活動を通して、その人らしいライフスタイルの獲得を目標としています。(詳しくは、日本精神保健福祉士協会HPhttps://www.jamhsw.or.jp/
 本学の2021年度の精神保健福祉士国家試験の合格率は、新卒・既卒ともに100%で(https://www.nagano.ac.jp/news/20220315kokushi/)、学校別ランキングでは全国第1位でした(https://www.caresapo.jp/wp-content/uploads/2022/03/goukakuritsu.pdf)。
 作業療法士:国家資格であり、リハビリテーションに関する資格の一つ。
 精神科デイ・ケア:精神障害者の社会生活機能の回復を目的として個々の患者に応じたプログラムに従いグループごとに治療するもので、主に精神科病院や精神科クリニックで実施している。
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