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教育・研究

片岡ゼミ 上田北小学校で全校読書会を実施

当日の様子

【2021.11.29】
 社会福祉学部の片岡ゼミでは,全校読書会「泣いた赤おに」~親子で道徳ワークショップを企画し,11月19日,上田市立北小学校において,児童450名,保護者・先生方250名と合わせて700名が参加の中,実施しました。
 「泣いた赤おに」は,浜田廣介作で昭和・平成・令和と読み継がれている童話ですが,上田市の小学校で道徳教材としても取り上げられている作品です。
 ゼミの学生が朗読し,赤おにと青おにを男子学生が役割演技するという読書会のあとには,児童・保護者・先生方と学生が感想を交換しました。「赤おにさんから大切な友だちがいなくなって悲しい」,「友だちだからって演技でもぽかぽか殴るのはひどい」と言う子供たち。保護者からは「赤おにさんは後悔してるんじゃないかな」「大切な人をなくした」との感想を伺い,さらに先生方から「青おにこそ本当に大切な友だち」「探し出して欲しい」との声を聞きました。学生からも「人間の友だちを作らなくてもいいのに。目の前に本当の友だちがいる。」との意見が出ました。
 そして,私たちは,赤おにさんの未来がどうなるのかを全員で考えました。小学校の体育館で,世代を超えて,立場を超えて,『本当に大切なものって何か』,互いの意見を交換することができました。最後に,青おに役,赤おに役の学生がこれまでの感想を聞いて,今の気持ちを会場の子供たち,そして大人に伝えました。
 本当に大切なものとは何か。「泣いた赤おに」と再会し,向き合い,この問いに小学生も保護者も先生も学生もそれぞれの立場で考えた1時間でした。それは,本当に大切なものは何かをみんなで考える,『哲学』する時間のような気がしました。

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