3分野(5コース)紹介

3分野5コースから将来を選択

社会福祉分野・心理分野・教育分野の3分野5コースがあります。2年次後期より自分が将来進みたい分野、必要とする資格取得に向けてコースを選択します。それぞれのコースには、将来必要とされる知識や、資格取得に必要な科目が体系的に用意されており、めざす将来に向けて、効果的に専門性を深めることができます。また、コースをまたいで2つ以上の資格を取得することもできます。

講義の詳しい内容を知りたい方はWebシラバスからご確認ください。
「シラバス検索画面」の「講義名称」欄に、詳しく知りたい講義名を入力し検索し、表示された講義名の左に表示される「選択」をクリックしていただくことで講義の内容やスケジュールなどをご確認いただくことができます。

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社会福祉分野

相談援助を行うソーシャルワーカー(社会福祉士・精神保健福祉士)をめざす

さまざまな生活問題を抱える人の相談援助を行うソーシャルワーカー(社会福祉士・精神保健福祉士)になることをめざし、相談援助に必要な幅広い知識を学びます。

社会福祉コース

助教 森田 靖子

助教 森田 靖子

地域に根ざした福祉の専門家を育成

 現代社会はあらゆる分野で福祉の考え方・知識が必要とされています。行政はもとより企業においても商品やサービスに福祉の視点は欠かせず、とりわけ高齢化が進む地域では暮らしと福祉が強く結びついています。本コースでは福祉分野を広く学び、地域社会における社会福祉の分野で活躍できる人材を育成します。そのため、支援を必要とする高齢者や障害者、経済的問題を抱える人などの相談援助を行うための専門的知識と技術(ソーシャルワーク)、理念を体系的に学びます。大きな目標は福祉の総合的援助者として幅広く活躍する、社会福祉士国家試験受験資格の取得ですが、国家試験の指定科目にはないバリアフリーやリハビリテーションといった関連科目も充実させています。

[このコースで取得できる資格]
○社会福祉士(ソーシャルワーカー)
○社会福祉主事任用資格
○身体障害者福祉司任用資格

神田 菜穂子さん

神田 菜穂子さん
社会福祉学部4 年
長野県 岩村田高等学校出身

【Student Voice】

発達障害への学びを深めたい

 子どもや障害者、そして高齢者について学びたいと考え、社会福祉学部に進学しました。授業や現場体験実習に参加するなかで発達障害に関心を抱くようになり、現在はゼミで学びを深めています。実習やアルバイトをしている施設で相談援助の経験を積んでいますが、本人だけでなく保護者や教育機関への対応も重要だと感じるようになりました。将来についてはまだ決めていませんが、社会福祉士と発達障害に関わる資格を取得したいと考えています。

精神保健福祉士コース

准教授 片山 優美子

准教授 片山 優美子

豊富な実習で実践的なスキルを習得

 2011年に厚生労働省が地域医療の基本方針となる医療計画に盛り込むべき疾病としてがん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病に精神疾患を加えて「5大疾病」としたように、精神疾患は誰にでも起こりうる疾病です。本コースでは精神科の病気、障害のある人とそのご家族が地域で生きがいをもって生活できるよう相談・支援を行う精神保健福祉士国家試験受験資格の取得をめざします。授業では精神医学や精神保健福祉論など、相談・支援に必要な専門知識と技術、理念を体系的に学ぶほか、実習による現場体験とその振り返りもの力を入れています。実習での体験を振り返ることにより、次の実習に活かし、実践的なスキルを身につけていきます。

[このコースで取得できる資格]
○精神保健福祉士(ソーシャルワーカー)
○社会福祉士(ソーシャルワーカー)
○社会福祉主事任用資格

樋口 開人さん

樋口 開人さん
社会福祉学部4 年
新潟県 十日町総合高等学校出身

【Student Voice】

実践力と知識を合わせもつ専門職に

 精神疾患を抱える方々は長年にわたり社会から隔離されてきました。私はその歴史を授業で学び、誰もがなり得る精神疾患という病気に深く興味を抱くようになりました。現在、私はボランティアなどの現場体験で実践力を身につけることに力を入れています。今後は法律、行政に関わる知識も学び、社会の制度が現場でどう実践されているかも学びたいと考えています。そして将来は患者さんが社会参加できるよう、情報提供や制度活用のサポートもできる専門職をめざしたいです。

子ども家庭福祉コース

教授 川島 良雄

教授 川島 良雄

社会福祉士と保育士の両資格取得をめざす

 生活に困難を抱えた子どもたちに手を差し伸べる知識と資格を手にするためのコースです。核家族化が進んだ現代では、子育て支援、虐待防止が大きな社会的テーマとなっています。生活に困難を抱えている子どもたちの多くは、実は施設ではなく家庭にいます。家庭や学校で生活する子どもたちを虐待やいじめから救い、不登校・非行などの問題を解決し、また障害のある子どもや子育てに不安をもつ家庭に相談援助を行うには、福祉の専門職である社会福祉士の資格をもつだけでは不十分です。このコースでは、福祉の専門知識を身につけると同時に、子どもの保育に唯一アプローチできる保育士の国家試験受験に向けた専門科目を学びます。

[このコースで取得できる資格]
○社会福祉士(ソーシャルワーカー)
○児童指導員任用資格
○保育士(国家試験受験のための支援科目を設置)

宮﨑 優強さん

宮﨑 優強さん
社会福祉学部4年
群馬県嬬恋高等学校出身

【Student Voice】

障害をもつ子どもの自立を支援したい

私には知的障害を抱えた同年代の知人がいて、小さな頃からどうすればコミュニケーションをうまくとれるかを考え続けてきました。大学では知的障害時の在宅介護を手伝うアルバイトに携わり、子どもたちの自立の手伝いをしたいという思いがますます強くなりました。現在は一人ひとりに寄り添った支援ができるよう、相談援助技法やケアプラン立案の勉強に力を入れています。将来、子どもの支援の現場に携わるために社会福祉士と保育士の資格取得も大きな目標です。

心理学分野

カウンセリングの技術や心理検査、心理統計法などを学ぶ

社会福祉の基礎に加え、カウンセリングの技術や心理検査、心理統計法などを学び、人の心を科学的に捉える視点と技術を身につけます。

福祉心理コース

教授 稲木 康一郎

教授 稲木 康一郎

福祉現場の実践に寄与する心理学

 心理学はひとの意識や行動について、仮説をたて実験を行い、科学的データに基づいて実証する学問です。「心理学基礎実験」などの科目に実践的に取り組むことにより、アンケート調査やデータ分析にも精通することができます。福祉の現場ではサービス提供者が利用者を理解することが大切ですが、サービス提供者自身も自己理解を深めることがとても重要です。そのための基礎となるのが心理学です。本コースでは社会福祉・精神保健福祉の専門科目を学びながら、行動科学としての心理学の基礎を身につけます。さらに実践の場に寄与するカウンセリングや心理テストなどの心理学的知識や技術を修得します。また、本コースで学ぶことにより認定心理士の資格を取得することが可能です。

[このコースで取得できる資格]
○認定心理士
○心理学検定
○社会福祉士(ソーシャルワーカー)
○社会福祉主事任用資格
○児童指導員任用資格

和田 侑也さん

和田 侑也さん
社会福祉学部3 年
長野県 長野俊英高等学校出身

【Student Voice】

心理学の理論と手法を仕事に活かしたい

 高校時代、バラエティ番組などでメンタリストが活躍しているのを見て心理学に興味をもちました。しかし、大学で学ぶ心理学は人の心を読むような安易なものではなく、人の行動や精神活動のメカニズムなどを厳密な理論と実験で検証する科学でした。特に「心理統計学」は実験結果を数字で裏づけるもので、私は客観性・実証性を重んじる心理学にすっかり夢中になりました。在学中に認定心理士の資格を取得し、大学で学んだ理論や統計手法を仕事に活かしていきたいです。

教育分野

特別支援学校や中学校・高校などで活躍する福祉マインドをもった教員をめざす

特別支援学校や中学校・高校などで活躍する福祉マインドをもった教員をめざします。社会福祉の基礎に加え、教育に関する基礎理論や方法を学びます。

特別支援教育コース

准教授 高木 潤野

准教授 高木 潤野

教員免許を取得して子どもたちを支える

障害をもつ子どもたちへの教育に携わりたい人が学ぶコースで、特別支援学校教員の免許取得を大きな目標にしています。この免許を取得するには中学校、高等学校の教員免許が必要であるため、必然的に教育分野を広く学ぶことになります。しかし、障害をもつ子どもたちにとって学校は生活の一部でしかありません。家庭での過ごし方や卒業後の進路など、学内外の生活を本人やそのご家族に対してサポートするためには福祉の知識が不可欠です。本コースでは市内小中学校の特別支援学級の児童・生徒とのふれあい体験を取り入れるほか、さまざまなボランティア活動を通して、早期から福祉の考え方や技術を子どもたちの生活に活かす活動を重ね、実践的な力をはぐくむことができます。

[このコースで取得できる資格]
○特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者・肢体不自由者・病弱者)
○中学校教諭一種免許状(社会)
○高等学校教諭一種免許状(福祉)
○高等学校教諭一種免許状(地理歴史)
○高等学校教諭一種免許状(公民)

横田 恵さん

横田 恵さん
社会福祉学部 4 年
新潟県 安塚高等学校出身

【Student Voice】

障害者と健常者との境界線に疑問

 障害のある人と健常者との間に線を引くのはなぜだろう。そんな疑問を抱いたことが社会福祉学部に進んだ理由です。インクルーシブ教育(障害の有無にかかわらず誰もが地域の学校で学べる教育)の考え方や障害者の心理を学び、直接ふれあう機会を通して、私は障害者と同じ目線に立って考えることの大切さを学びました。現在は重度重複障害をもつ方への教育的支援を研究しており、特別支援学校の教員として、将来は大学での学びを教育現場で実践したいと思っています。