日本学生支援機構「優秀学生顕彰」において9年連続受賞!

日本学生支援機構が実施する「優秀学生顕彰」において長野大学の学生が9年連続で受賞しました。

 優秀学生顕彰は、学術、文化・芸術、スポーツ、社会貢献、産業イノベーション・ベンチャー、国際交流の各分野で優れた業績を挙げた学生に対して、これを奨励・支援し、21世紀を担う前途有望な人材の育成を支えることを目的としています。

平成28年度 受賞者

社会貢献分野 大賞『古民家を改修し、地域の交流拠点を作る』

環境ツーリズム学部4 年 新潟県 長岡向陵高等学校出身 高原 慶伍さん 

長野県上田市別所温泉地区の古民家に自分自身が居住しながら改修を行い、イベント企画活動を通じて
地域の人々と交流する機会を創出する取り組みを行っています。

▲改修作業を行う高原さん

▲改修作業を行う高原さん

▲改修中の古民家の様子

高原 慶伍さん

高原 慶伍さん

私は、観光客の減少と若者の人材不足という課題を抱える別所温泉地区で、古民家の改修に取り組んできました。改修した古民家では、上田市観光ツアーや地域資源発掘キャンプなど地域の魅力を発信するイベントを開催してきました。これからも人と人とのつながりを大切にして活動を継続していきたいと思います。

学術分野 優秀賞『デジタルコスメプロジェクト』

企業情報学部3 年 長野県 上田高等学校出身 兼子 亜弓さん
肌の状態を3DCG 再現し、肌質を分析・診断することで、ユーザーに合ったスキンケアを提案する
アプリケーションの開発を行っています。

▲ビジネスアプリコンテストでプレゼンテーションを行う兼子さん

▲ビジネスアプリコンテストでプレゼンテーションを行う兼子さん

▲顔の形状測定の様子

▲顔の形状測定の様子

兼子 亜弓さん

兼子 亜弓さん

私の夢は、肌に悩む女性のスキンケアをサポートすることです。そのために、将来は起業し、研究成果を製品やサービスとして広く実用できるようにしたいと考えています。現在は、複数のベンチャーキャピタルとともに、研究成果とア
プリの知財化や事業化に向けて検討を進めています。思うように研究が進まず悩むこともありますが、女性に喜んでもらえる研究・開発ができればと思っています。

平成27年度 受賞者

学術分野 優秀賞『歴史的建造物(小諸城)をCGで高精度にデジタルアーカイブする技術の開発』

企業情報学部3年 長野県 丸子修学館高校出身 櫻井千寛さん

既に失われている歴史建造物(小諸城)の形状情報、材質・質感、照明環境をCGで復元し、没入空間で対話的に体感できる技術を開発し、そこで開発した技術を国際会議や日本色彩学会の全国大会で発表をしました。

櫻井 千寛さん

櫻井 千寛さん

誰も見たことのない完全な小諸城をCGで再現するというやりがいのあるテーマです。地域の歴史的建造物が再現されることで、観光客や地域住民、子どもたちに小諸城の規模や構造を理解してもらうことができ、観光、教育の面での効果が期待されています。プレッシャーもありますが、私の研究が地域貢献にもなっていると思うと嬉しく思います。

平成26年度 受賞者

学術分野 優秀賞『文化財等をCGで高精度にデジタルアーカイブする技術の開発』

企業情報学部4年 長野県 長野西高校出身 松田宗さん

文化財の劣化状態を分光分析に基づいてCG再現できるようにし、また、古い工芸作品を高精度にデジタルアーカイブする技術を開発しました。この技術を用いて、明治期の彫金作品「十二の鷹」のデジタルアーカイブと材質分析を行いました。

松田 宗さん

私の研究は文化財をCGで忠実にデジタル記録するものです。文化財は紫外線、酸性雨等により、自然と劣化していき、また災害等により傷つき、失われることもあります。この研究がさらに進めば、後世に現時点での状態で記録した文化財を残していくことができます。
ゼミの仲間や先生がいたからこそ研究をここまで進めることができたと思うので、感謝の気持ちを忘れず研究に励んでいきたいです。

平成25年度 受賞者

学術分野 奨励賞 『航空機の操縦席から見える様々な視界を再現するシステムの開発』

企業情報学部3年 長野県 豊科高校出身 山本 遼太郎さん

航空機の安全性を向上させるため、パイロットの視界を精密に再現できるフライトシミュレーションシステムを開発しました。これは主に航空機の操縦席の視界を再現し、航空機の設計に役立てることができるシステムで、様々な天候や景色を物理計算で精密に再現することで、パイロットが操縦時にどのような視覚的影響を受けているかを調べることができます。

山本 遼太郎さん

もともと自分の興味から始まった研究でしたが、今回奨励賞という形で評価していただけたことをとても嬉しく思います。
コンピューターを使った航空機のシミュレートは以前からある技術ですが、そのほとんどは風洞実験という揚力や空気抵抗をシミュレートする実験でした。今回の研究は航空機の操縦席からの視界を再現するもので、コックピットの設計などの場面で役立てることができる技術です。
実用化に向けてはまだ課題が多いですが、培ってきた技術や学会発表などの経験を活動に活かし、常に新しいことにチャレンジし続けていきたいと思います。

社会貢献分野 奨励賞 『視覚障害者に生じている生活のしづらさを解消するための活動』 

社会福祉学部4年 長野県 上田東高校卒業 掛川 倖太郎さん

ノートテイクとは聴覚に障害のある学生の「耳の代わり」となり、授業の内容を要約し伝えることで、授業の情報を保障する手段です。
掛川さんはノートテイク支援活動に積極的に取り組んでおり、学習会を通じての技術向上や、学内外での字幕作成活動など継続的な活動が評価されました。

掛川 倖太郎さん

先輩の紹介で活動を始めた頃は、学生でノートテイク活動をしている人は少なく、利用者にも積極的に活用されていない状態でした。
プロで活動している方より、利用者との距離が近い学生がノートテイクをすることの意義を広く知ってもらうため、説明会や学習会を開催してきました。最近は後輩も増え、学外のイベントにも積極的に参加しています。
そういった活動から、ノートテイクについての理解を深めていき、地域貢献にも繋がればいいと考えています。

平成24年度 受賞者

学術分野 大賞 『スマートフォンを用いた手軽な医療診断システムアプリの開発』

企業情報学部4年 長野県 長野西高校出身 戸谷 重幸さん

スマートフォンのカメラで患者を撮影し、そこから患者のヘモグロビン、血中酸素飽和度といった情報を推定し、貧血等の循環器系疾患などを手軽に診断できるシステムを開発しました。
スマートフォンに、このシステムをインストールするだけで使用することができます。

戸谷 重幸さん

社会に貢献できるような研究をしたいと思い、スマートフォンのアプリケーションの研究・開発を始めました。行き詰まりを感じたこともありましたが、一つ一つ地道に解決してきました。
大賞をいただき、今までの研究の成果が評価されたことに喜びを感じると同時に、大きな自信になりました。この賞をいただけたのは、先生や先輩方、研究に携わってくれた仲間のおかげです。

社会貢献分野 奨励賞 『地域の小学生を対象とした環境教育活動を学内外で実践』

環境ツーリズム学部4年 新潟県 長岡農業高校出身 高野 光輝さん

大学のキャンパス内にある里山「AUN長野大学恵みの森」の自然を活用し、「草木染め」や「堆肥づくり」を通して地域の方々と交流しながら環境保全の理念を発信。
地域向けの環境教育を開放講座や出張講座を通し、小学校など大学の外部で実施したことが評価されました。

高野 光輝さん

研究は自然の活用方法と上田市の伝統的な織物である上田紬の染色方法を伝えたいという想いから始まりました。自ら草木染め実行委員会を立ち上げ、企画・広報・運営を行いました。初めての開放講座では地域の方が来てくれるか不安でしたが、多くの方においでいただき、充実した講座となりました。
奨励賞をいただいたことに満足せずに、次の目標である「地域から世界へ視点を変えた活動」に向かって突き進んでいこうと思っています。

平成23年度 受賞者

学術分野 奨励賞 『美術品や人間の肌を精密にCG再現するスマートフォンアプリを開発』

企業情報学部3年 長野県 長野西高校出身 戸谷 重幸さん

デジタルアーカイブ技術を、高性能のコンピュータからスマートフォンまで、様々なハードウェアで使えるようにマルチプラットフォーム化しました。この技術により、スマートフォンのアプリとして、美術品や人の肌をCG再現できるシステムを、より広く普及させることが可能になりました。

平成22年度 受賞者

社会貢献分野 大賞 『スペシャルオリンピックスに参加する知的障害者の支援活動』

社会福祉学部4年 長野県 佐久長聖高校出身 森 恵美さん

スペシャルオリンピックスは、知的発達障害のある人の自立・社会参加などを目的とした、国際的なスポーツ組織です。オリンピックの種目に準じたスポーツトレーニングと、その成果発表の場である競技会を提供しています。
森さんは2009年にアイダホで開催された冬季世界大会にクロスカントリーのコーチとして参加するなど、スペシャルオリンピックスの活動や実績が評価されました。

学術分野 奨励賞 『複合現実技術に基づいた美術品のCG再現システム』

企業情報学部3年(当時) 長野県 上田高校出身 宮下 朋也さん
平成23年度卒業 長野大学研究生 進学


現実とCGを違和感無く高精度に合成する技術開発が評価されました。
これはMRという複合現実技術に基づいたものです。シーン内に存在する様々なものの影響を考慮しながらCGを生成するため、そのシーン内にあたかもその物体が存在しているように見せることができます。
本研究では、この技術を美術品のCG再現システムに応用しました。

平成21年度 受賞者

学術分野 優秀賞 『複雑な質感の美術品の光反射をCGで画像再現する技術の開発』

産業社会学部 産業情報学科4年 長野県 上田西高校出身 望月 宏祐さん

日本刀のような複雑な光沢や質感をコンピューター上に記録し、それを実物と同様に精密にCGで再現する技術を開発しました。
この開発により、日本刀を中心に美術品の光反射の様子を計測データから解明し、コンピュータ上で計算することが可能になりました。このことから、独特な光沢や陰影を質感として持つような美術品のCG再現が可能となりました。

学術分野 優秀賞 『照明環境を計測するための技術の開発』

企業情報学部3年 長野県 坂城高校出身 合津 正史さん

一般的なデジタルカメラを使用して、シーン全体の照明環境を計測するための技術を開発しました。
シーンの照明環境を計測する技術は、映画、建造物の設計、自動車の塗装設計、化粧品開発など、様々な分野で必要とされているものです。
この技術で、そのような産業分野での応用を想定した照明環境の計測が可能となりました。

社会貢献分野 優秀賞 『聴導犬の必要性を伝える啓発活動や普及活動』

社会福祉学部4年 長野県 田川高校出身 村田 結さん

聴導犬とは、聴覚障害者の生活を安全で安心できるものにするために、特別な訓練をされた身体障害者補助犬のことです。聴覚障害者に生活で必要な音をタッチして知らせ、音源に導く生活のサポートをしています。
村田さんは、長野県宮田村にある「日本聴導犬協会」で聴導犬の育成や普及のボランティアに取り組み、こうした活動が評価されました。

学術分野 奨励賞 『人間の肌の質感を計測し、精密にCGで映像化する技術の開発』

産業社会学部 産業情報学科4年 新潟県 津南高校出身 荒井 甫さん

人間の肌の複雑な質感を計測し、その情報から肌を数学モデルで記述し、定式化することに成功しました。また、個人個人の肌の状態や特徴は、数学モデルに与えるモデルパラメータとして定量化しました。
この技術により、人の肌の質感を精密にCGで映像化できるようになりました。さらに、肌の状態変化をコンピューター上でシミュレートして映像化できるようになりました。

平成20年度 受賞者

社会貢献分野 大賞 『視覚障害者のガイドランナー活動』

社会福祉学部4年 長野県 東御清翔高校出身 春原 愛さん

ガイドランナーとは、視覚障害のある選手と伴走し、ゴールまで導くランナーです。
春原さんは、高校時代から視覚障害者のガイドランナーとして活動しており、大学入学後も継続してこの活動を行いました。また、出身高校で自らの経験などを踏まえた研究授業を実施するなど、ガイドランナーの普及と理解を深めるための活動を行いました。

学術分野 奨励賞 『日本刀などの美術品をCGで再現する技術の開発』

産業社会学部 産業情報学科3年 長野県 上田西高校出身 望月 宏祐さん

本物の美術品にそっくりな質感で、しかも自由な視点や自由な照明での映像化を目的としたCG再現技術を開発しました。
精度面の向上に加えて、グラフィックスハードウェアに独自に開発した高色再現精度のCG生成システムを実装することで、コンピュータ上に記録された美術品が、高速かつ高い質感でCG再現できるようになりました。