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ビール業界の「イノベーションプロジェクト」3年目の活動を展開中!

企業情報学部・森俊也ゼミナールでは、企業イノベーションプロジェクトと題し、企業の課題発見・問題解決に取り組んでいます。08年度・09年度に引き続き、10年度の課題発見ゼミナール(1年生ゼミナール)では、ビール業界に焦点をあて、同業界のトップ企業「キリンビール」の今後のイノベーションについて考えています。

ゼミ長(丑澤さん)が真剣にデータを整理しています!

キーマン・小池さん(中央)が、この会社の「コアとなるビール」を根拠も含めて報告しています!

ビール業界の課題発見・問題解決(10)

Aグループのメンバーです!ビール業界の商品に関する情報を整理しています。

ビール業界はこれまで、品質、原材料、鮮度、香り、のどこし、口当たりなどを製品開発の軸にし、各社においてさまざまな商品が開発されてきました。ジャンルも、高級志向ビール、ビール、発泡酒、第3のビールとさまざまで同業界は「新たな価値(これまでにない価値)を創造しなければならない」成熟期に入っています。

08年度・09年度において研究対象としてきた「サッポロビール」は、品質、原材料の良さというものを基礎にし商品を開発しており、現状でその視点での商品は、顧客にはあまり響かない状況です。単に商品(品質)の良さをアピールするのではなく、顧客にしてほしい「思い」を基礎にしたコンセプトの策定と、そのコンセプトを踏まえた商品を考案し、同社のイノベーションについて考えてきました。

10年度はそれらの状況を踏まえながら、研究対象企業を業界トップシェア企業の「キリンビール」とし、同社の課題発見・問題解決に取り組んでいます。

入学して間もなくではありますが、自分たちの将来の仕事「問題解決」というものを想定し、意欲的に取り組んでいます。ゼミナールの時間以外も多くの時間をかけながら、頑張っています!

実際に同社のイノベーションというものを考える基礎となる、ビール業界の構造や、ビールというものとは(物理的にどういったものか、感情的にどうなるものか)、キリンも含めたビール業界企業の商品の概要について、グループごとに調べ、根拠も含めて意見交換しています。

これ以降は、このような業界の現況をとらえ、同社の生死を左右する課題を特定し、その課題を解決するコンセプトを策定し、それぞれのジャンルごとの商品を考案していきます。

Bグループのメンバーです。各人がそれぞれの役割を担っています。

ゼミ長(中村さん)が司会進行しています。それぞれが整理してきたもの表で再整理しています。

ライバル商品に関する意見をもらいます!

それぞれの課題を報告しあっています。掛川さんがいい味だしています!

キーマン(小口さん)が、主たるビールの根拠を確認しています。本当に「一番しぼり」はコアな商品か?

書記(上村さん)がビールをコンセプト、ターゲット、製法、原材料ごとに整理しています。まずはビールの理解からはじまります!

ディスカッションの成果がまとまってきました!

ゼミ長(中村さん)が、ゼミ内報告に向けてグループ内で確認しています!

報告大会長(寺沢さん)が先導し、グループ内でコンテンツの最終つめを行っています!

報告大会長(横前さん)が、キリンの課題についてグループ内で共有するため、話しています!

ゼミ長(中村さん)が報告大会に向けて、データをグループ内で確認しています!

横前さんの隣にあるのがアルコール0.00%の「キリンフリー」!味見をしてみました。新商品に対する課題が見えてきます。

企業のコンセプトと商品の考案(10・06・24~)

奥では、社長、副社長、専務、広報部長たちが、同社の問題点と問題点を解決するコンセプトを検討し、手前では、コンセプトを受けて各ジャンルごとの商品概要を検討しています。

5月は、キリンビールの顧客・ライバル・自社の状況を踏まえて、主要な課題を特定してきました。同社では、(1)ビールジャンルで商品開発が弱く、現代のコアビールとなるものを開発することが必要となること、(2)ビールというよりは新ジャンルの開発が盛んで、その新ジャンルはこれまでのビールのネック(アルコール度数、不健康など)を解消するような商品で、味・香り・口当たりなどをあまり意識していなかったこと、(3)これまでは顧客の飲む際のことを中心に考えており、飲む前(品質・鮮度・原材料)、飲む際(のどごし、口当たり)、飲んだ後(飲んだ後にどのような気持ちになるのか)というものを統合させ考えていくことが必要になること、などです。

このような主要課題を踏まえ、6月下旬に社長、副社長、専務、事業部長、広報部長、プロジェクトマネジャーなどの役職を決め、課題を検討してきました。まず、課題を解決するコンセプトを考案するために、同社の課題を踏まえコンセプトを策定する基準を明確にしました。具体的な基準は、①顧客が飲んだ後にして欲しい思いを踏まえたコンセプト、②これまでの同社のこだわりが活かされるコンセプト、③続々と商品開発に及ぶコンセプト、さらには④ライバルが表現していないコンセプトです。この基準を踏まえ、コンセプトに盛り込む言葉を検討し、コンセプトフレーズを出し合い、コンセプト案を確定しました。これについては後ほどアップしたいと思います。

このコンセプト案を踏まえて、プレミアムビールジャンル、ビールジャンル、新ジャンルごとに部門を設けて、商品名、商品コンセプト、商品概要(原材料、製法、香り、口当たり、のどごし、風味など)を検討しました。この商品を検討する際に、コンセプトを踏まえるのはもちろんのこと、これまでのジャンルごとの商品(プレミアムはブラウマイスター、ビールはラガー・一番搾り、新ジャンルはのどごし生・グリーンラベル)の問題点がいかに克服されるのかというものを含めて検討し、実際の企業の商品開発のプロセスを味わいました。この商品の概要、缶デザイン等についても後ほどアップします。これから、森ゼミの先輩たちに協力を頂き、商品について具体化させていきます。

寺沢事業部長(手前)が商品開発の方針について説明しています。

その商品開発の方針を踏まえて、検討しています(ビール部門:プロジェクトマネジャーは左の上村さんです)。

新ジャンル部門(奥のキムさんがプロジェクトマネジャーです)。原材料の変化により、香り、健康(低カロリー、低血糖、高栄養価)をアピールできることを突き止めました。

プレミアム、ビール、新ジャンルごとの商品の考案(10・7・1~)

ラフなデザインを描いています。

7月に入り、本格的な夏。ビールもおいしい時期に入ってきました。森ゼミ生は、キリンの主要課題をとらえ、その課題を克服すコンセプト(ほとばしる潤いを明日の元気に!)というコンセプトを策定し、そのコンセプトを踏まえ、プレミアムビール、ビール、新ジャンルごとに商品を考えてきました。検討内容は、企業コンセプトを踏まえた商品ジャンルごとのコンセプト、商品概要、缶のデザインなどです。

その製作過程の一部、缶デザインの制作についてご覧ください。

缶のデザインの製作においては、フレーム、フォントをはじめに設計していきます。その後、盛り込む内容や配色などを検討・挿入していきます。これらの過程で、常に商品名や商品のコンセプト等を意識しながら進めることになります。この活動を通して「ものをつくること」や、「(イメージを)相手に伝えること」の難しさ・大変さを痛感することになりました。

缶のフレーム、フォントを考えてます(プレミアムジャンル)。

缶のフレーム・フォントを比較しています(ビールジャンル)。

上村プロジェクトマネージャーが商品コンセプト等を踏まえてデザイン化。

寺沢事業部長自らプレミアムビールのデザインに筆を入れます。

小池副社長より、寺沢事業部長のデザインに対して忌憚のないコメントが!

その一方で、社長を含む役員たちが会社全体の方向性について検討しています。

宮下広報部長が会社の広報内容について口に出して練習しています!

ビールのイメージデザインが出来上がりました。上村プロジェクトマネージャーはじめビールグループの皆さん、御苦労さま!

新ジャンルのイメージデザインが出来上がりました。キムプロジェクトマネージャーはじめ新ジャンルグループの皆さん、さらには寺沢事業部長、御苦労さま!

プレミアムビールのイメージデザインが出来上がりました。高橋プロジェクトマネージャーはじめプレミアムグループの皆さん、さらには寺沢事業部長、御苦労さま!

考案した商品の内部プレゼン、イメージしたものをデザイン化(10・07・08~)

プレミアムビール「至福」の製作途中です。四つの福を味わうことができるということで「至福(四福)」という名前に!そして幸せの象徴であり、4つを表現できる「四葉のクローバー」を中心にもってきました。

これまで、事業部長ならびにプロジェクトマネジャーを中心に、プレミアム・ビール・新ジャンルごとに商品を考えてきました。これをいよいよ、社長を含め役員にプレゼンする日がやってきました!それぞれのジャンルごとのマネジャーが商品名、商品コンセプト、商品概要、これまでの商品との違い、さらには缶デザインに込めた思いをプレゼンしました。

プレゼン後、役員の皆さんに意見等をもらい、若干の修正をすることになりましたが、大筋でトップから認められ、寺沢事業部長やプロジェクトマネジャー達は一安心!

その安心もつかの間、すぐに、缶デザインとしてイメージした手書きのものを、イラストレーター、フォトショップ等のソフトウェアを使い、デザインしました。

この缶デザインの製作に際し、森ゼミ3年生の桜井美月さん、森ゼミ2年生の沼津里美さん、森ゼミ2年生の坂口亜美さん、留学生の傅嘉莉さんに多大なご支援を頂戴しました。記して深く御礼申し上げます。

ビールジャンル「美三(びみ)」です。これまでのラガーでのこだわりである良質なホップを使った「香り」、こだまでの一番搾りのこだわりであった「飲み口」、「のどごし」を融合させました。この「鼻」「口」「のど」の三つを美味しくしたいという願いを込めてこの名前に! 文字や配色にもこれまでのこだわりの部分を活かしています!

新ジャンル「やすらぎ」です。「水々しさといたわりをあなたに!」が商品コンセプト。良質な水と、栄養価が高く体へのいたわりを重視した玄米を使用した新ジャンルです。缶は、ブルーを基調にし、空と商品コンセプトの水々しさを表現しています(トレードマークのキリンを雲として表現)。中央部分は一筋のやわらかい光や、稲からこぼれる滴を入れ「やすらぎ」を表す予定です。

業界研究・企業研究を踏まえての同社の主要課題です。

上記の主要課題を克服するコンセプト案を検討しています。

コンセプト案の検討をもとに作成した同社のコンセプトです。4つの基準を設けて作成しました。

会社のコンセプトを踏まえたプレミアムジャンル「至福」です。

「至福」の拡大図です!

会社のコンセプトを踏まえたビールジャンル「美三」です。

「美三」の拡大図です!

会社のコンセプトを踏まえた新ジャンル「やすらぎ」です。

「やすらぎ」の拡大図です!

課題発見ゼミナール発表大会(2010)における森ゼミナールの発表

近藤さんが、森ゼミ生の将来と、問題解決能力の重要性について語っています。

以上のようなイノベーションプロジェクトの成果について7月22日(木)に開催された「課題発見ゼミナール発表大会」において報告しました。これまでゼミ時間以外も多くの時間を費やし、皆と協力し、またこれまでにない新たな発想に立って考えてきたものでしたので、報告・発表も真剣そのもの。一ゼミ15分という限られた報告時間だったため、自分たちが聴衆に伝えたい要点のみを絞りこみ、披露するという形となりました。

また、同発表会の後に「振り返りの会・懇親会」を持ちました。半年間の問題解決活動を通じて、森ゼミ生達は、協調性、多面的視点、創造的視点、論理性、コミュニケーション・マナーなど問題解決をしていく上での必要な視点・能力の重要性について理解するとともに、プロジェクトメンバーがかけがえのない仲間となったようです。これからも様々な問題解決活動に挑戦し続け、社会・企業に必要とされる人材となってください!

なお、この一連の取組に協力を頂きました、森ゼミ3年生の桜井美月さん、森ゼミ2年生の沼津里美さん、森ゼミ2年生の坂口亜美さん、本当にありがとうございました。

宮下さんがこの度ビール業界の「キリン」に焦点を当てた理由について語っています。

丑沢さんがビール業界の動向・シェア変化について語っています。

竹内さんがこれまでのキリンの商品開発の様子について語っています。

横前さんが、キリンのこれまでのこだわりとこだわりを顧客がどうとらえているのかについて語っています。

掛川さんが、顧客やライバルの状況を踏まえてキリンの今後の方向性について語っています。

小口さんが、これまでのキリンの主たる課題を明示するとともに、今後のコンセプトを作る上でのキーワードを語っています。

中村さんが、同社の課題を克服するコンセプトと、コンセプトに込めた思いを語っています。

小池さんが、この度考案したプレミアムビール「至福」の商品概要について語っています。

寺澤さんが、この度考案したビール「美三」の商品概要について語っています。

上村さんが、ビール「美三」の缶デザインに込めた思いを語っています。

寺澤さんが、この度考案した新ジャンル「やすらぎ」の商品概要について語っています。

キムさんが、新ジャンル「やすらぎ」の缶デザインに込めた思いを語っています。

最後に中村さんが、この度の問題解決活動についてまとめています。

発表会後の集合写真。口ぐちに「半年間つらかったけど、良かったよね!」。最強・最高のメンバーとなりました!

企業イノベーションプロジェクトとは

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