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【社会福祉学部】合田ゼミが「農・福・食」の一体的活動に参加してきました

長野市中条地区の「まごころ・ふれあい農園」で活動(2018年7月20日)

 超高齢少子化社会にあって、これからの私たちは、ともに支え合い、暮らしに安心感と生きがいを持ち、豊かな地域社会を創っていくことが求められています。そのような社会を実現する方法の一つとして、農業と福祉が連携していく“農福連携”があります。そして、この「農」と「福」をつなぐ媒介として「食」が今とても注目されています。

 今回、合田ゼミが訪れたのは、長野市中条地区。ここは、10年ほど前に最も深刻な限界集落の1つだと新聞報道された地区です。しかし、近年では、移住者も増えて、限界集落ではない暮らしを住民自身が協働してみつけています。地域福祉活動も活発で、昨年度、長野大学を会場に開催された日本福祉教育・ボランティア学習学会第23回大会において、中条地区の地域福祉ワーカーから発表がありました。この大会がきっかけで、中条地区で18年前から無農薬、化学肥料を一切使用しない農業を営んでいる「まごころ・ふれあい農園」とのご縁ができました。この農園では、数年前から障害のある方も農業研修生として受け入れ、農業を通して地域自立生活ができるように支援されています。
 そこで、7月20日に社会福祉学部の合田盛人准教授のゼミナールの学生が、農・福・食の一体的活動で、とくに今回は農園の実際を学ぶために、「まごころ・ふれあい農園」にて、ジャガイモ堀りに参加し、代表者の方からお話を聞いてきました。

 ジャガイモ堀りの作業では、まずは、耕運機で土を起こしていきます。昔、この作業は馬をひいてしていたとのことです。起こした土の中から、手作業でジャガイモを取り出していきます。大小さまざまな大きさのジャガイモを傷付けないように、見落とさないように、それでいて素早く取り出していくことが求められます。掘り出したイモを集めて角型容器に入れていきます。ゼミ生の作業はここまででしたが、この後、選別、箱詰め、出荷とこの農園のジャガイモが販売されることになります。その販売先の1つが、長野駅ビル内MIDORI長野の澤光青果(「健康を売る」をモットー)です。地産地消の活動もされていました。
 作業後には、地区公民館に移動して農園代表の方から、農園を始めるきっかけからここまでに至るまでのご苦労(代表の方ご自身にとっては全てが楽しくてしようがないとのこと)や現在の活動についてお話いただきました。お話を聞きながら、農園で作られたキュウリ、お味噌、お茶をいただきました。

 ゼミ生からは「野菜を育てるのは自然であり、人間は土づくりをするだけ。もともときれいだった自然を人間が汚し、人間の都合の良い環境に変えてしまったため、作物が本来あるべき味や大きさになっていないこと、農薬や肥料が無くても野菜ができるのは野菜と微生物が共生しているからであることを学んだ」「農園で育てた食物が今後どのような存在になってほしいかという質問に対して、野菜を食べた人が無農薬だと知らなくても元気になれる漢方薬のような存在になってほしいと話されていたが、そのような日が来るのも近いのではないかと感じた」などの感想がありました。
お話の最後に、代表者からゼミ生に次のようなエールを頂きました。「過去も変わるから。安心して、どんどん進んでほしい。未来を変えられるのは当たり前だけど、過去も変わるから。自分が正しいことをしていると思ったら、何も恐れずに進んでいい。信じた道を行ってください。」

長野県上田市で食育講座に参加(2018年6月29日)

 6月29日に社会福祉学部の合田盛人准教授のゼミナールの学生が、農・福・食の一体的活動で、とくに今回は販売の現場を学ぶために、長野県上田市柳町にある、食べながら学ぶ地産地消拠点「コラボ食堂」にでかけ、食育講座に参加してきました。コラボ食堂は、ワンデーシェフ方式のコミュニティ・レストランです。コミュニティ・レストランとは、「食」を通して地域の課題解決をめざしていく参加協働型のNPO起業モデルで、その活動が全国に広がりつつあります。上田市にあるコラボ食堂については、立ち上げにかかわった環境ツーリズム学部の古田教授から「NPO食と農のまちづくりネットワークが、地域の食文化、農家の想い、安心・安全・おいしさ、地産地消をかかげて、それに賛同する農家や主婦、グループや団体によって運営されている」という説明がありました。
 今回は、そのグループの1つである信州食彩クラブが提供する安心・安全・自然農法のランチを食べてきました。信州食彩クラブのシェフから、このランチの食材には、ゼミのメンバーが6月12日に田植えあとの補植作業に行きました「TOMIちゃんふぁ~む」(農園)のお米やお野菜も使われているということ、その他にもどのような食材や調味料が使われているか、お話していただきました。ゼミ生からは「どれもおいしかったが、印象に残ったのは、サラダ1つ1つの素材にクセがないこと。青野菜はどうしても各々にクセがあるので苦手な人も多いかと思うが、まろやかなドレッシングも野菜だったので、うまくマッチしていた」などの感想がありました。

 ランチ後には、食堂内で健康管理士一般指導員の方による食育講座も受講しました。日本人のお米の摂取量が激減しており、小麦・肉・乳製品などの摂取量が増化していること。それによる体力の低下やがん死亡率の増加などのお話がありました。ごはん(米)を中心に、旬の野菜を食べ、化学物質(農薬や経皮毒など)を取らない生活の大切さを学ばせていただきました。ゼミ生からは「本来は暑い夏を乗り切るために体温を下げる効果のある夏野菜が、冬にサラダとして食べられていること、母乳ではなく粉ミルクに頼るようになったこと、自然界にはない化学物質を体に取り入れることで病気に罹ってしまうことなど、改めて考えればおかしいことだと思った。この食育の話を聞く限りでは自分の食生活はかなり危険である。結局のところ、自分の健康を守れるのは自分であると思う」などの感想がありました。
合田ゼミナールでは、さらに農・福・食の一体的活動の学びを深めるために、来月は限界集落で農福連携を実践している農園へ援農に行く予定です。

コラボ食堂

「信州食彩クラブ」が提供しているランチを食べる学生たち

健康管理士の方による食育講座

合田ゼミ集合写真

長野県東御市での補植作業(2018年6月12日)

 6月12日に社会福祉学部の合田盛人准教授のゼミナールの学生が、農・福・食の一体的活動でとくに生産の現場を学ぶために、長野県東御市にある「TOMIちゃんふぁ~む」(農園)へ、田植えあとの補植作業に行ってきました。この農園では、無肥料・無農薬・自家採種で、お米、お野菜の栽培をしており、美しい自然環境を守りながら、消費者の健康のために安心・安全の食物を提供しています。代表者の方からは、昨年度の作業の前に、健康被害が心配されるネオニコチノイド系の農薬についてのお話もしていただいており、環境福祉についても学びとなる作業体験でした。
 作業後には、代表者の方と農園が食材提供している上田市にあるコラボ食堂(コミュニティ・レストラン)のワンデイシェフの方から、昨秋に収穫された自然米のおにぎりと無肥料無農薬の麦茶をいただきました。おにぎりを一口食べた瞬間、「おいいしい!」と思わず声が出てしまいました。今月末には、ゼミのメンバーでコラボ食堂に自然農法の食材を調理したランチを食べに行く予定です。ランチ後に、食堂内で健康管理士一般指導員による食育講座も受講し、さらに農・福・食の一体的活動の学びを深めてくる予定です。


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