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【企業情報学部】森ゼミナールが知財活用プロジェクト(主催:富士通)を進めています

森ゼミ生が「知財活用プロジェクト」の取組みを始動しました。

企業が保有する膨大な特許のうち、利用されているものは約半分で、多くは眠っている状態になっています。この使われていない特許技術を開放し、これをもとにして新しいビジネスを学生が主体となって産学連携で創り上げていく取組み(知財活用プロジェクト)が長野大学においてこの度スタートしました。

富士通がスポンサー企業になり、特許技術の製品化には地元中小企業が、事業計画策定や資金提供には全国各地の地元信用金庫がかかわっており、開放特許を活用したビジネスプランの全国大会も開催されています。

開放されている特許のうち、森ゼミ(1年生から4年生で構成)では、2つの特許(①芳香発散技術、②指先で文字入力が可能なウェアラブルデバイス技術)に着目し、この特許を踏まえて、産学連携で社会に有用な商品を開発すべく取組みをスタートさせました。今後、森ゼミでは、当該技術の特性を踏まえて、使用状況や使用場面を考えながら目的やその目的を踏まえた価値を定義し、商品構想を練っていくことになります。それぞれの技術において、これまで香りや臭い、コミュニケーションツールといった類似製品や代替製品があり、それらとの違いを明確にし、なぜ、この製品を使いたくなるのかを明確にしていくことも必要になります。それらの検討の末、商品構想を具体化し、このような機能で、デザインでというものを考案していくことになります。また、市場性や実現可能性もあるかどうかも着目し、この製品を顧客が手にとりたくなるかどうかの客観的なデータを整理しつつ、この製品をどのように作り、どの程度の価格をつけ、どのような広報をし、どこで流すのかも検討していくことにもなります。

このような検討を経て、商品企画書としてまとめ、富士通及び地元の中小企業に提示し、その後、中小企業と商品の試作等を作成し、商品化という流れになります。


森ゼミ内キックオフ会議(平成29年7月31日)

森ゼミの有志(1年生から4年生)が集い、キックオフ。

この度の取組みの趣旨等に耳を傾けます。

今後の大まかなスケジュールと、この度着目する技術の概要、ゼミ独自の商品企画テンプレート案が小林さんから示されました。このテンプレートにおいてもゼミ生の意見を反映しました。

森ゼミでは、これまで成熟期にある業界・企業のイノベーションプロジェクトを展開してきました。上記のプロジェクトをゼミの活動の一環とするために、以下の趣旨を確認し、スタートすることにしました。

Social Innovation Project(SIP)の趣旨と概要
-企業の資源や、技術を活かし、社会の課題解決及び新たな社会を目指す-


【背景と設立の趣旨】
これまで森ゼミでは、成熟期にある業界・企業の課題発見・問題解決活動を展開し、「企業イノベーションプロジェクト」を進めてきた。企業の現状及び今後の方向性を踏まえ、これまでにない事業展開や商品展開をすべく、幾つかの業界・企業のコンセプトや商品をデザインしてきた。

一方、スタートアッププロジェクトや、佐久グランドホテル等との連携プロジェクトを推進する中で、一定の成果も生まれている。ただ、他企業からの連携依頼や、技術を活かした中小企業との連携プロジェクトの発足、また、ゼミで研究してきた対象企業への提案及び商品化、等々、森ゼミ本体で展開する企業イノベーションプロジェクトとその実践プロジェクトとを整理しながら進める必要がある。

そこで、森ゼミでは本ゼミで展開する「企業イノベーションプロジェクト」(EIP)と、社会の問題解決や新たな社会の創造を目指す実践型の「ソーシャルイノベーションプロジェクト」(SIP)とに整理しながら、ゼミ活動の一環として展開していくことにしたい。

【SIPにおいて展開する主なプロジェクト】
SIPでは森ゼミの以下のプロジェクトを当面は展開する。
1)佐久グランドホテルとの連携プロジェクト
2)森ゼミの研究対象企業への提案、商品化プロジェクト
3)特許技術などの知財を活用した社会の課題解決を推進するプロジェクト(例:富士通の知財活用プロジェクト)
4)その他、企業から依頼されたプロジェクト

【SIPのメンバー構成】
 SIPは森ゼミ及び関係するメンバーによって構成する。

【2017年内に想定されるプロジェクト】
A)佐久グランドホテルの宿泊プロジェクト
B)伊那食品工業の提案プロジェクト(後期の研究対象企業に)
C)富士通の知財活用連携プロジェクト(2つの特許技術を活用したそれぞれのチーム)
D)水産加工系企業との商品化プロジェクト(8月か9月に打ち合わせ会の予定)

C)の富士通の知財活用連携プロジェクトについて(別紙資料)

○具体的な展開
5つの開放特許のうち以下の2つくらいを対象に
1.芳香剤発散技術(メンバー:…)
2.指先で文字入力が可能なウェアラブルデバイス技術(メンバー:…)
⇒会長、リーダー、サブリーダー、コンペ・商品デザイン担当、対外折衝担当、事業計画・資金計画担当等を設定。

○タイムスケジュール
・9月中旬 アイディアミニ発表会(富士通の方が参加)
・9月21日 富士通への見学ツアー(特許技術の体験)
・9月下旬 信金及び同友会のサポートを受け、アイディアを中小企業へ打診
・10月中 会議
・10月下旬以降 ミニプレゼン大会
⇒この流れを考えると、「発想のポイント」を参考に、8月第2週くらいに、アイディア・構想をまとめ検討会を実施(社会の問題解決に寄与しそうか。独自な展開となりそうか。相手に響きそうか。特許等をしっかりと活用できているか。実践・実現できそうか。)。また、9月第1週に事業計画書・企画書等を作成。また、サブリーダー及びコンペ担当でそのテンプレートを7月末までに作成。

まずはこの度取組みを主催する企業の学習からスタート。解説者は、前田君。

この取組みの柱になる知的財産について理解を深めます。

これまで社会で生み出されてきたほとんどが知的財産ということができます。

この取組みをイメージするために、これまでこの知財プロジェクトに参加してきた他の大学の取組みを確認します。解説者は西山君。

これまでの入賞者を見ても、「生活を便利に」という視点から特許を活用し、実現可能なレベルに仕上げていることが分かります。

これまでのゼミでの展開を踏まえて、相手に響く独自な展開をしていこうという点を確認し、キックオフ会議を終了しました。鏑木君を代表とするチームと、赤堀さんを代表とするチームに分かれ、これ以降、期末試験終了後に、本格的に取組みを始動し、9月あたまには、ゼミ内で一定の結論を出していきます。

森ゼミ内発表会【技術の整合性、顧客にして欲しい思い、類似品との違い、実現可能性】(平成29年9月5日)

特許技術の特徴を踏まえてどのような商品がデザインできるのか。皆の協働で考えました。

このプロジェクトのキックオフ会議から、はや一か月。森ゼミ生は、お盆休みをはさみ、グループワークを重ねながら、特許技術を活用したこれまでにない商品の企画を考えてきました。一つのチームは、芳香発散技術を使い、また一つのチームは、動きなどを表現可能なウェアラブル技術を使いながら、これまでにない商品の考案につとめてきました。

それぞれの技術の特徴やどこまで何ができるのか、さらに何が難しいのかを富士通の方にお尋ねしつつ、それぞれの技術を活用した方向を考えていく際の代替品・類似品などについても探り、しかもそれらの類似品ではなく、自分たちが考案した商品を使用してもらうためにはどのような価値を展開すべきかについて主眼をおきながら考えてきました。

9月4日は、これまで検討してきたものについて報告し、以下の4つの基準をもとにコメントを受け、ブラッシュアップすることを目的として会を開きました。
(1)該当する特許技術をしっかりと使用しているのか。生かされているのか。
(2)これまでの商品では味わえない感覚が味わえているのか。
(3)これまで類似の製品はどうか。あえて顧客はそれを手にとりそうか。どれくらい手にとりそうか。
(4)つくれそうか。できそうか。中小企業との協働がうまれそうか(どういった中小企業と)。

このような視点でコメントがあり、そもそもそれが必要か。顧客は手にとりそうか。これであれば顧客は代替品に流れるのではないか。実際にできそうか。といった疑問が提起され、今後どのような点を検討すべきかについて確認しました。相互に牽制があり、今後の方向性も確認することができ、とても有意義な発表会となりました。

この間、この技術をどう生かそうかばかり考えてきました。

そもそも香りとは、においとはについて考えます。

技術のメカニズムを探ります。

技術を特性を踏まえ、顧客の使用状況等を考えてどう生かすのかを考えます。

一つは携帯型の〇〇に。

もう一つは、ほのかな香りが生き、リラックスできる自分だけの空間に。

香の程度等を考えながら、どのような商品であると相手に響きそうか、考えました。

変わってウェアラブルのチーム。活用する先はいくつも考えられそう。ただ、どれも、代替品の問題や実現可能性の問題、有効性、市場性などの問題でボツになりました。

動きやスピード等を表現できるこの技術、その活かす先は、やはり、〇〇〇〇〇〇〇〇〇。オフィスでも学校でも、そして今グループワークに取り組んでいる自分たちもこの視点でこの技術を生かすことができれば有難い。これらを根拠にしながら検討してきました。

「情報共有」と、いくつかの「行為」を組み合わせながら、コミュニケーションのおもしろさを探ります。

具体的にどんな有難いが生まれるのか。この度の商品の価値を提起します。

報告後、さまざまな角度から牽制が。

このような牽制が、今後の方向性を考えていく際に有益です。

これらのコメント・質問に真剣に答えつつ、今後の検討においての悩みを打ち明けます。

富士通様、中小企業家同友会様、県よろず支援拠点様への発表会兼相談会(平成29年9月14日)

沢山のご意見とともに商品化・事業化できそう、使ってみたいという激励のお言葉をいただきました。中小企業家同友会の小林様、松井様には、市場性、売上・利益の面を中心にコメントを頂戴しました。また、この度の提案において価値を再定義している点についてお褒めの言葉を頂戴しました。

これまで森ゼミでは、2チームには別れながらも、共通のテンプレート(ものづくりを考えていく上で、顧客にしてほしい思い」を基礎にした企画書テンプレート)を作成し、それを基礎にしながら、このプロジェクトを進めてきました。

また、特許技術の特性や課題をとらえながら、特性を生かし、しかも課題についてはそれを逆手にとらえながら具体的な展開を考えてきました。

これまで多くの企業が品質や機能を中心に追いかけ、世の中には良質な商品・サービスがたくさん存在しています。ただ、これは、万人に向けてよいものづくりを考えていて、この顧客がこのシーンでこう使うのでこの顧客にとってこう有難いというものづくりにはなっていない傾向にあったと言えます。

この度、着目した特許技術を生かそうとすると、どうしても品質や機能を高めていく発想となってしまい、そうすると、これまでの世の中に存在する既存の代替品を顧客は利用してしまうことから(消臭や香りにに関する様々な商品があったり、コミュニケーションディバイスがスマホ、パソコン、タブレット等で済んでしまったり)、当該の技術の特性や課題を踏まえつつ(特性を生かし、課題を逆手にとり)、この状況・場面でこのお客様にこう使ってもらうとお客様はこう嬉しい!というものを考えてきました。

これらの検討や考案したものを関係の方に発表し、今後の相談にのっていただくために、9月14日に富士通様、中小企業家同友会様、長野県よろず支援拠点様のご協力を得て、発表会・相談会を実施しました。

この度、森ゼミ生が着目した特許技術および商品案は以下の通りです。
1)森ゼミAチーム(芳香剤発散技術:小物やアクセサリーなどの携行品に香りをつける技術で、薄型ながら香りの発散しやすい点が特長)
 →この技術を用いて、入浴後のあのシーンに着目した、ほのかな香りを楽しみ、リラックスしてもらえるような商品

2)森ゼミBチーム(指先で文字入力が可能なウェアラブルデバイス技術:センサと通信機能を内蔵したデバイスを装着し、指の動きと操作を紐づける技術)
 →この技術を用いて、プレゼンの際の諸課題を克服し、コミュニケーションを促進させる商品

それぞれの発表後、フロアーの皆様より、市場性、売上・利益の可能性、技術的な課題、競争優位性などにかかるコメントを頂戴しました。また、多くの方より、「事業化・商品化が楽しみです」というコメントを頂戴するとともに、価値の再定義をしていたり、プレゼンテーションの姿勢や内容がよかったりしている点をご評価いただきました。

今後は、これらの課題をさらに検討しつつ、地元の中小企業様にこれらの企画や商品・事業案を提起していくことになります。協働で取り組ませていただく企業様を特定し、協働で試作をつくり、商品化・事業化する見込みを立てて、来年3月に開催を予定している全国大会に向けて準備を進めていきます。

そもそも匂い、香りとは

この技術の特性を最大限にいかしつつ、

考えるのはこのシーン

このな商品をこの人に、そしてこんな気持ちに。

これまで人と人との意思疎通にはさまざまな課題が・・・

これまでのプレゼンテーションでは、こんな手段・ツールが

報告時、報告後、いろいろな動作がありますよね。どんな報告や意思疎通になればよいのか。

富士通の広瀬様には、当該技術との整合性や商品の有用性についてコメントを頂戴しました。

同じく富士通の松木様には、競争優位の観点と、考案した商品の存在価値に関するコメントを頂戴しました。

県のよろず支援拠点の渡邊様には、プレゼンテーションそのもののに対するお褒めの言葉と、今後の検討の見通し、商品・事業化への期待の言葉をいただきました。

富士通研究所(神奈川県川崎市)での技術見学会(平成29年9月21日)

川崎市にある富士通研究所にお邪魔し、特許技術について解説をいただきました。この度、ご対応頂いたのは、富士通の広瀬様(ビジネス開発部長)、渡部様(松本支店長)、松木様(エリア戦略本部)、福永様(松本支店)。ご丁寧に説明をいただき、有難うございました。

いよいよ解説をいただきます。

開放しているいくつかの技術を紹介いただきました。

広瀬部長より、芳香発散技術について解説をいただきました。

こちらはウェアラブル技術。基本的な動作についても確認させていただきました。

素材なども確認してみました。

今後の商品や事業の展開を考える上で、それぞれの技術の理解が深まる良い機会となりました。富士通の皆様、本当にありがとうございました。

アイディアプレゼンテーションの開催(平成29年11月17日)

報告前の様子です。少々緊張気味の中にも笑顔が。これまで皆で頑張ってきました。

開放された特許(休眠特許)を活用し、産学官金で取組むこのプロジェクト。今年8月から同プロジェクトに参画してきた森ゼミ生は、川崎市にある富士通の研究所に赴き、それぞれの特許の特性を踏まえつつ、それらの特許を活かし、顧客がこれまで味わったことのない商品づくりに向けて、皆で知恵を出し合ってきました。

森ゼミの2つのチームは、芳香発散技術、指先入力ウェアラブルディバイス技術の2つの技術に着目し、それぞれの技術の価値を顧客の潜在的・未知の欲求にいかにマッチさせていくのか、この間、昼夜を問わず検討し、商品づくりを進めてきました。それぞれの技術の有用性や課題も捉えながらの作業となり、作業や検討が止まってしまうこともしばしばでしたが、顧客の使用状況や使用場面を想定し、類似製品との差別化の視点を意識しながらようやく商品の考案に及ぶことができました。このようなプロセスを経て考えてきたスキームについての意見を聞くべく、大学内や企業の方々へアンケート及びヒアリングを実施し、一定の市場性も確認することができました。そして、商品のスキームとともに、価格、販売促進、流通(販売チャネル)等についても根拠をとりながら検討してきました。

先回の富士通や中小企業家同友会、長野県よろず相談の方々へのプレゼンテーションにおいてご指摘いただいた「使ってみたい!」というコメントを胸に、そこでいただいた課題を克服すべく色々な検討を進めてきました。

この度は、産業界より、この間ご協力いただいた方々に加えて、経済団体、メーカー、食品加工、サービス、デザイン、情報など様々な企業の経営者及び実務者の方をお迎えし、森ゼミ生が検討してきたものを発表するとともに、これ以降、考案したものの商品化に向けて、ご参集いただいた方々及び関係の方々と協働を進めていくことを確認する会合(アイディアプレゼンテーション)となりました。同会には、同様に検討を進めてきた奥村ゼミのゼミ生の報告もあり、相互の内容を確認する良い機会ともなりました。

この会合およびビジネス相談会では、森ゼミの2つのチームの取組みに対して、大変好意的なご意見をいただくとともに、「できたら(商品化されたら)買いたい」、「使ってみたい」といった応援の声をいただくことができました。また、これ以降の企業様との試作づくりに向けて検討し、配慮していくべき点についてもご示唆をいただくことができ、大変有益な会合となりました。

森ゼミの前に、奥村ゼミの報告がありました。印刷技術を活用した化粧品の販売促進にかかる提案です。

森ゼミのこれまでの取組みを紹介してから本プロジェクトの報告を行いました。

【芳香発散技術のチーム】金井さんから、この度、取り上げる技術の特性の紹介です。松本君からは、この技術が我々の生活を変えるかもしれないという技術の評価の説明です。

そもそも「匂い」や「香り」って何でしょう。

この度の技術の「ほのかな香り」や「熱に強い」、「香りの付け替え」、「香りが長持ち」といった特性と顧客の使用状況・場面を想定したときに、考えたのが・・・

これまでのドライヤーをかけるシーンをイメージし、そこシーンを大きく変えていくことができれば…。

考案した商品が・・・

形状はこんな形・・・

髪の情報発信拠点となる美容室にヒアリングを実施しました。

ヒアリング等から、価格帯や販売チャネルを特定しました。

【ウェアラブル技術チーム】まずは、この度の技術の特性や機能の説明です。

この度の技術の特徴を生かしていくと・・・

コミュニケーションを効果的に支援するという方向に。具体的には、表現力を高めるプレゼンテーションに寄与する商品を考えようということに。アンケートやヒアリングからも多くの方々がパワーポイントでプレゼンを行うことから、プレゼンテーションツールとして商品を考案することにしました。

類似製品の特性と課題を丁寧にとらえ・・・

皆さん、プレゼンテーションをするときって、こんな時はありませんか?

そう、それを可能にするのが、この度考案するこの商品。

この商品を想定したデモンストレーション。縦に、横に。数字を空で書いてそのページに。

想定したターゲットにはプレゼンにおいていくつかのニーズと課題が。それに対応した商品がこれ。

商品化を進めていく上で、さらにつめていく課題も提起します。