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吉村武洋 助教

環境ツーリズム学部
吉村武洋 助教
担当講義:環境経済学、持続可能な地域経済 他


歴史的・文化的景観を守り続けていくために

景観保全のための「仕組みづくり」

 人々が自然との関わりの中で形成してきた「歴史的・文化的景観」は、全国各地に存在します。しかし、人口減少をはじめとするさまざまな変化の中で、これらの景観の存続が危ぶまれています。
 例えば、「美しい棚田を残すために、何ができるだろうか?」と考えた場合、活用できる資金はあるか?棚田を活用した商品やサービスを生み出せないか?などあらゆる事柄の検討が必要です。
 私は特に、こうした景観の保全のために必要な費用をどのような仕組みで負担していけばよいのかを研究しています。

美しい景観を守り続けていくために

 「文化財が壊されてしまうのは、なぜだろうか?」-学生時代に、そんな疑問を抱いた私は、景観を持続可能なかたちで保全するには、どうしたらよいかと考え研究をはじめました。
 歴史ある景観を例にとれば、複数の建造物群を一定の指針に基づき修繕し続ける必要がありますが、そのためには費用がかかります。したがって、この景観を後世に残すには、こうした費用を誰が負担するのかを考えねばなりません。問題を解決するプロセスで重要なのは、現状の具体的な費用負担を“見える化”することです。
 そして、景観を守り続けていくために、費用負担者も納得できる新たな仕組みを考え出すことが求められるのです。

身近な経済を、知ろうとすること

 食べ物を買う、学校に通う、仕事で対価を得る……。私たちは、子どもから大人まで誰もが、日々の生活の中で経済活動をおこなっています。金融のシステムが複雑化している現代社会において、「消費・生産」の関係は見えにくくなっていますが、どこで誰に対してお金を使っているのか、日々の経済活動を振り返ることは、必要不可欠です。
 そこで、長野県金融広報委員会の連携・協力のもと、県内金融機関などの有識者の話を聞く「特別講義」を本年度から開講しました。私たちが暮らす地域をよりよくするためには、身近な経済を知ろうとすることが、第一歩となるはずです。

吉村武洋助教からのメッセージ

 さまざまな情報があふれる現代。インターネットで調べれば、疑問に対する「答え」も、比較的容易に見つけられるかもしれません。
 しかし、それは本当に「答え」なのでしょうか。大学での学びを通じて、膨大な情報を見極める力、自ら情報を生産する力を身につけていき、自分自身で「答え」を導き出してください。