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髙橋進 教授

髙橋進教授

企業情報学部
髙橋進 教授
担当講義:データベース論、ネットワーク構築論 他


オープンデータで広げる地域の可能性

ICTを使いこなせているか

 2000年代になってICT(情報通信技術)を取り巻く状況は大きく変わりました。インターネット環境がインフラとして定着し、多くの人が高機能のスマートフォンを所持する時代となりました。子どもから高齢者までインターネットを使うことがほぼ当たり前となり、個人と社会、個人と国家、国家と国家などあらゆる局面でICTが関わっています。しかしながら、I CT は私たちの生活を便利で豊かなものにしてくれた反面、脅威になる可能性も含んでいます。ユーザー個人へのバッシングやサイバーテロ、果てはサイバー戦争まで起こり得る状況となっています。

オープンデータに注目

 髙橋教授は「こうした社会の中で、私たち現代人はICTをどう使うのか試されている」と感じています。その使い方の一つとして注目しているのがオープンデータです。オープンデータとは、行政や企業、また個人が持つ画像・文章・数値データなどの著作権の権利を緩めて、誰もが二次利用できる機械判読に適したデータのことです。日本ではまだあまり知られていませんが、欧米では盛んに活用されています。気象や地形に関するデータを防災に役立てたり、農地や消費地の人口分布のデータを農業の活性化につなげたりするものです。髙橋教授はこのオープンデータを、地域の魅力を発信するものとして学生や地域住民と連携した活動をはじめています。

地域の課題に向き合う学生を育てる

▲地域向け講座の様子

▲地域向け講座の様子

 髙橋教授のゼミナールで学生たちが取り組んでいることは、身近な地域を活性化させるようなオープンデータ作りとその活用です。例えば、400 件以上のデータを集めた上田市内の映画ロケ地のオープンデータは、地域の観光資源の掘り起こしと情報発信を目的としたもので、学生が地道な作業の末に作り上げたものです。
 髙橋教授は「データを作ることは大変なことですが、それが目的ではなく、どんな風に社会で役立てるのかという『活用のためのアイディア』が大切」と話します。学生が、自分たちがこれから生きていく時代の地域課題と向き合い、斬新なアイディアで解決してくれることに期待しています。

髙橋進教授からのメッセージ

 全国のそれぞれの地域が抱える課題は、若者の流出や中心市街地の衰退、防災や防犯に関するものなどさまざまです。私の専門である情報分野には知識や技術も必要ですが、その地域に住む人の暮らしに目を向けることも大切なことです。それが新しい「しくみ」を考えることにつながり、そこから新しい「しごと」が生まれるかもしれません。