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森俊也 教授

企業情報学部
森俊也 教授
担当講義:経営学概論 市場戦略論 他


成熟期にある地域企業のイノベーション(革新)について考える

これまでにない新たな価値の創造が必要となる「企業」

 私たちにとって「企業」とはどんな存在でしょうか? 私たちが利用するほとんどすべての商品・サービスを企業が開発・提供しています。また、私たちの多くが企業に勤め仕事をし、給与を得てそれをもとに生活をしています。このように、私たちにとって切っても切れない関係にあるのが企業であり、この企業の運営や継続・成長について考えていく学問分野が、森教授が専門とする「経営学」です。
 長野県を含む日本の多くの企業は成熟期にさしかかり、今までにない新たなモノ・サービスを生み出していくことが重要となっています。企業の多くは、これまで製品の品質や機能といった「価値次元の見える」イノベーションを生み出し、顧客に投げかけ他社との競争を展開してきましたが、その結果、「コモディティ化」(製品価値が価格に単純化する現象)を招いたり、「顧客」への価値や「従業員」へのやりがいを十分に創造できない状況をつくってきました。

地域企業においてイノベーションを生み出すための「思いの経営学」

 森教授は、成熟期にある企業の課題を特定しながら、その克服に向けていかなる経営を展開し、どのようなイノベーションを生み出す必要があるのかについて理論的・実証的に研究してきました。良品的なものがあふれる現代、品質や機能のみを追求していく企業の生き方には限界があり、このなかで企業が社会や顧客に有用な価値を開発・提供していくためには、「顧客にして欲しい思い」をもとにした経営が極めて重要になると森教授は捉えています。
 今後森教授は、「さらに研究を進めながら『思いの経営学』を構築し、成熟期の企業がさらに存在価値を高めることができるような論理を提起したい」と考えています。

「この地に生きる問題解決人」を育てる

学生とともに地域のホテルの今後の食事業について検討する森教授

▲学生とともに地域のホテルの今後の「食」事業について
 検討する森教授

 めまぐるしく変化する地域の社会や企業において、学生が将来生きていくためには、自ら新たな環境や変化をつくりだしていくことが肝要になります。
 そのような学生の将来像を想定し、森教授のゼミナールでは「企業イノベーションプロジェクト」と題して、食品加工、金融、宿泊、メーカー、小売などの企業の問題解決に取組んでいます。具体的には、企業がイノベーションを創出するための理論的な研究とともに、実在する企業の主たる経営課題を特定し、課題を克服するコンセプトや商品・サービスを考案する実践的な研究に取組んでいます。
 地域企業と共同した事業も推進しており、森教授は、「相手を意識した実践的な問題解決活動を通して、学生の『次はこうしたい!』という気持ちが醸成されれば」と語ってくれました。

森俊也教授からのメッセージ

 この地にある企業は、今どういった状況にあるのか? これら企業がより社会に有用な存在になるためには、今後どのような方向を向きながら事業を展開していく必要があるのか? また、学生が将来この地で生きていくためには、在学中自分自身をどう見つめ、周りの人とどう関わり、どのように活動をする必要があるのか?これらのことを考えながら、研究・教育活動を展開していきたいと思います。