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合田盛人助教
福祉マインドをもったソーシャルワーカーを育てる研究

社会福祉学部 合田盛人 助教/修士(社会福祉学)
【担当科目】地域福祉の理論と方法、権利擁護と成年後見制度 


福祉現場で感じた課題

 合田助教は老人保健施設での勤務経験のある、現場を良く知る教員です。現場では福祉に関する技術や知識と同じくらい「福祉マインド」が重要であると感じていました。福祉マインドは、社会的に立場の弱い人やマイノリティを大切にする心、相手を否定・批判するのではなく受容する心だと考えています。こうした心を持った人材を育てるにはどうすれば良いのか。その中で出会ったのが「環境福祉学」でした。

「環境福祉」に注目

 合田助教が研究している「環境福祉学」は新しい学問体系で確立されたものではありませんが、環境と福祉には相互作用があり、融合する分野があると考えられています。その中で、合田助教は自然環境や農業の力を利用してソーシャルワーカーに求められる人間性を高めていくことができるかをテーマに研究しています。例えば自然農法の体験により、虫や農作物など小さな動植物の生命に触れることを通して、マイノリティを大切にする心を育てます。また、ソーシャルワーカーの資質として自身が健康であることは非常に重要です。農作業により体を動かし、安心安全な食べ物を作るという活動を通して、健康への関心を高めます。合田助教はこれらのことを専門知識や技術を身に付ける課程と並行して体験することにより福祉マインドを持った人材を育てられるのではないかと期待し研究活動を展開しています。

「農福連携」

 合田助教がこれからの研究テーマとしてめざしているものに、近年注目されている農業と福祉分野を融合させた「農福連携」があります。これは高齢化により担い手の減少が進む農業と、障害者や高齢者の働く場所や生きがいづくりを求める福祉分野を連携させようというものです。合田助教の研究する環境福祉学はまだ新しい分野ですが、環境・農業と福祉の連携により福祉、農業それぞれが持つ課題を解決することができる分野です。

合田助教からのメッセージ

 高度な物質文明がさらに発展していく社会において、物質文明同様に高度な精神文明が必要です。物質優先の社会では、人の命や健康がないがしろにされ、戦争や病気の脅威にさらされることがあります。誰もが安心して安全な環境で生活できる社会をつくるために、その理念や心をもった人を育てていけるのが福祉分野だと考えています。