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長大[学生]図鑑03_コミュニケーションが円滑に行われる社会をめざして

道田 久美子さん
社会福祉学部 4年
長野県 松本ろう学校出身


UDトークの課題

 私は聴覚に障害があり、大学で授業を受ける時にはノートテイクという情報保障の支援を受けています。ノートテイクは先生が話した内容をノートテイカー(支援者)が要約し、パソコンや手書きにより文字にして情報を伝えるものです。効果的な方法ではありますが、先生が発声した内容すべてが文字になる訳ではなく、また文字になるまで数秒程度のタイムラグが発生します。
 私はゼミで、音声認識技術を応用して開発された「UDトーク」というシステムの普及に関する取り組みをしています。このシステムを使用すると支援者を必要とせずリアルタイムですべての情報が文字化され、スマートフォンなどの端末にデータが送信されます。ただし、大学の授業では専門用語が使用されるため、言葉がシステムに認識されず誤変換が起こることが現状の課題です。

自身の経験を大切に課題に向き合う

 ゼミでは、UDトークの単語登録機能に専門用語を登録することで、どの程度認識率を上げることができるのか実証しました。単語を登録していく作業は膨大で、途中で投げ出したくなることもありました。また、上がると予想していた認識率は、実際には大きく上がらず新たな課題に直面しています。思い通りにいかないこともありますが、ゼミの仲間とともに一つひとつ課題に向き合っています。
 私の目標は、こうしたシステムの普及により、聴覚に障害のある人やその周りの人が生活しやすい社会にしていくことです。UDトークがより高精度になり、さまざまな場面で活用され認知度が上がっていけば、手話を知らなくても聴覚に障害のある人とのコミュニケーションが簡単で正確なものになっていくはずです。そのために福祉を学ぶ学生として、また、聴覚に障害がある者としての視点を大切にしながらゼミでの課題に取り組んでいきたいです。