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3つのコースとプロジェクト紹介

経営コース

企業が抱える経営課題の解決策を立案・提案

経営学やマーケティングを基礎として、実際の企業が抱えている経営課題を研究。課題・問題の解決に至るまでの過程を学び、具体的に解決策(コンセプトや商品)を考案します。顧客にしてほしい「思い(コンセプト)」を定義し、企業の視点に立ちながら、より総合的な企業戦略やマーケティングを考えることで、幅広い視野をもつ事務職・総合職や起業家など、社会や企業の各として活躍する人材を育成します。

企業イノベーションプロジェクト

企業の課題を発見し、問題を解決する

 経営コースのゼミではさまざまな業界・企業の課題発見・問題解決に取り組んでいます。現代において、企業の継続と成長を実現するには、単に高機能、高品質、低価格を追求するだけでは十分ではありません。これまでの業界や自社の主要課題を特定し顧客にしてほしい「思い(コンセプト)」を定義し、その「思い」を可能にする商品・サービス・空間を提供することが不可欠です。この「思い」ができてはじめて顧客は企業に信頼を寄せ、ライバルとの差別化が可能となります。またこの「思い」の定義やそれを踏まえた商品・サービスの開発・提供こそが従業員のやりがいとなります。本プロジェクトでは「イノベーションを生み出す」コンセプトの論理について考え、その論理に基づいて、実際の企業の商品・サービス・空間・店舗などを考案していきます。学生はまずグループ単位で文献調査、戦略・論理の組み立てを行い、その後、自分たちが関心・興味を抱く実際の企業について事例調査を実施します。その調査に基づいて企業のコンセプトおよび、商品・サービス・空間などのデザインを行い、最終的にその成果を企業に提案したり、報告大会において発表します。

小林 未季さん

小林 未季さん
企業情報学部3 年
長野県 松本深志高等学校出身

食品会社の商品戦略を立案

 私たちのグループは寒天で有名な食品会社の戦略について考えました。まずインターネットや図書館で情報を集め、不明な点は工場見学を申し込み、取材させていただきました。着実な経営戦略で成長し、課題の少ない企業ですが、私たちが着目したのは商品特性です。企業向け製品や、お土産などに喜ばれる商品は種類も多く、充実しているのですが、さらに売上向上をめざすには、家庭に常備されるタイプの商品が有効ではないかと考えました。今後は、このアイデアに基づいて討論を進め、商品戦略としてまとめていく予定です。

佐久グランドホテルコラボレーションプロジェクト

ホテルの新サービス・商品を提案

 2014 年、企業情報学部森ゼミと佐久グランドホテルは合同で、オープン30 周年記念イベントを開催しました。これは、ホテル開業30 周年を迎えるにあたり、同ホテルがさらに地域に愛されるホテルになるためのイベント・商品企画を、森ゼミに依頼したことからスタートしたものです。学生の柔軟な発想に期待した依頼は「宿泊」「ウエディング」「スイーツ」の3 分野についての新しい商品・サービスの開発でした。これを受けて学生は3つのグループで、それぞれの課題に取り組みました。ウエディングを担当したグループは、長野県佐久市と気候や風土の似たフランスに着目し、『リスト・デ・クプル』という新事業などを提案しました。招待客に新郎新婦をイメージする食材をひとつ選んでもらい、それをホテルがオリジナル料理に仕上げて提供するというものです。『リスト・デ・クプル』は、その後正式な商品として採用され、実際にウエディングに利用されたお客さまも生まれています。佐久グランドホテルとのコラボレーションプロジェクトは現在も引き続き行われており、学生たちは新たな依頼を受け、レストランの目玉メニューの企画に取り組んでいます。2015 年11 月には会員制のカフェや、学校給食再現ランチ、お祝いやデートなど特別な日の「おもてなしランチ」を提案し、高評価を得ました。今回も具体的な商品化に向けて、今後さらに企画を磨いていく予定です。

篠原 和輝さん

篠原 和輝さん
企業情報学部 4 年
長野県 篠ノ井高等学校出身

ホテルのメイン事業「宿泊」の企画を立案

 今回の依頼はレストランの目玉メニューです。昨年提案したウエディングと異なり、年間を通しての企画であり、数多いライバルがいるなかで“佐久グランドホテルならでは” の独自性が求められます。私が担当するおもてなしプランも、料理だけでなくホテルという空間と、強みであるスタッフのお客さまへの思いをも取り入れ、形にするという考えから生まれました。プレゼンテーションでは誕生日のおもてなしプランを提案しました。今後はホテル側からの意見も参考にしながら、プランのブラッシュアップを進めます。

情報コース

ビジネスに直結した情報処理技術を学ぶ

企業で使用される情報システム、医療や福祉現場で使用される医療診断支援システム、CGやゲームといったエンターテインメント分野など、自分の興味に応じたソフトウェアの開発を行います。プログラミング技術はもちろん、画像技術やデザインを組み合わせることで、単にプログラミングを学ぶよりもビジネスに直結できるソフトウェア開発技術が学べます。

次世代3DCGプロジェクト

最先端システムの開発にチャレンジ

 田中ゼミでは「次世代3DCG プロジェクト」と総称される、画像処理・CG 技術を基盤としたさまざまなプロジェクトが学生たちの手によって進められています。その大きな特色は「ソフトウェア開発技術+ CG 技術」を習得することで、単に楽しいだけでなく、実際に社会で役立つ実用的な製品開発を行う点にあります。
 「次世代3DCG プロジェクト」ではゲーム開発をはじめ、美術品や人間の肌の3DCG 再現、映像用ハードウェアの開発などが同時並行で進められており、学生が一人ひとり「個別のテーマ」をもち、自分の技術的課題に挑戦しています。例えばゲーム開発ではこれまでにフライトシミュレータやアクション、シューティング、FPS( ファーストパーソン・シューター) などが学生の手で開発されています。その成果は海外での発表やインターネット上で広く公開され高い評価を得ています。また、自分自身がCG 空間内に入り込んで自分が実際に見ている方向の景色を自由に見ることができるシステムを開発しています。現在はゴーグル型の3D ヘッドマウントディスプレイOculus Rift を用いて、CG 空間内で小諸城を3DCG で復元し、城内を自由に見渡しながら歩き回る体験ができるようになりました。そのほかにも透過スクリーンと独自開発の3DCG ソフトウェア技術を用いることで、人間の目の錯覚を利用して裸眼でも現実の空間中に3DCG の物体が浮かんでいるような立体視ができる「大型疑似3D ディスプレイ」など、さまざまな分野で応用される最先端システムの開発にチャレンジしています。

櫻井 千寛さん

櫻井 千寛さん
企業情報学部4年
長野県丸子修学館高等学校出身

3D メガネで小諸城にタイムスリップ

 小諸城デジタルアーカイブプロジェクトで、再現されたCG をOculus Rift で見るシステムを開発しています。Oculus Rift はいわゆる“3 次元メガネ”で、装着すればCG 再現された小諸城に入り込んで自由に動くことができます。私はこれまでゲームの開発を行っており、そこで得た知識がこのシステムにも活かされています。現在、システムはほぼ完成しており、今後はメニュー画面など、使いやすさの向上を図る予定です。さらにCG のクオリティが上がれば、小諸城にタイムスリップした感覚が味わえるはずです。

デジタルコスメプロジェクト

人の肌を精密に3DCGで再現する

 近年、医療や化粧品の分野ではCGによる高精度な画像再現技術が求められています。たとえば、化粧品の製品開発やそれらを顧客に示すシミュレーション画像生成といった分野ではCGによる肌の画像再現が不可欠だからです。デジタルコスメプロジェクトは、こうした社会ニーズに応えるために、実際の人の肌や化粧品を計測し、その情報から人の肌や化粧品を精密に3DCGで再現する研究を進めています。そのために、プロジェクトではレーザー光を用いた計測装置で実際の人の顔の形状情報を測定し、その情報をもとに肌や化粧の3DCG画像再現を進めています。また、市販されている化粧品を集めて、感性評価を行い年齢による化粧品の嗜好の違いを調べたり、肌表面を時間経過に沿って調べて化粧崩れの状態などを詳細に調査します。これらの調査結果をもとに、コンピュータを使った化粧支援システム、たとえば「現在の肌の状況などから、自分に似合う化粧品」を提案できるソフトウェアを開発します。

兼子 亜弓さん

兼子 亜弓さん
企業情報学部3 年
長野県 上田高等学校出身

肌の状態をスマホのアプリで診断

 デジタルコスメプロジェクトは田中ゼミが長年取り組んでいるもので、その研究成果を受け継ぎ毎年進化させています。私たちが取り組んでいるのはスマートフォンで手軽に肌を診断するアプリの開発です。自分の顔をスマホで撮影するとシミやヘモグロビン量などの色情報を読み取り、解析結果をディスプレイに表示します。今後は化粧品のデータベースから、肌の状態に合ったアドバイスを行えるようにしたいと思っています。このアプリは「信州未来アプリコンテスト0(ゼロ)」にエントリーし、高い評価を受けました。

デザインコース

企画立案から商品化までを実践的に体験

社会で求められる、実践的なデザインを学び、デザインを総合的にプロデュースできる人材を育てるコースです。授業では製品や広告、イベントなどの企画・立案から、コンセプトのデザイン化までを行い、理論だけでなく、商品化やプロジェクトの運営といった、ビジネスの現場と同じプロセスを実践・体験していきます。

坂城町産学官連携プロジェクト

若い感性を活かしたパンフレットづくり

 長野大学は長野県坂城町と大学の教育や研究を地域で実践する「実践モデル都市に関する協定」を締結しており、数々の連携事業を行っています。2014 年は坂城町からの依頼で工業用パンフレットを作成しました。これは多数の企業・工場が所在する坂城町のものづくりの技術の高さや支援体制などを広く知ってもらうための冊子で、従来のものはデザインも堅苦しく、関係者以外にはなかなか開いてもらえないという問題がありました。そこで学生と坂城町、テクノハート坂城協同組合の3 者が共同し、若者の感性に満ちた「SHINSYU SAKAKI TECHNO GUIDE」が完成しました。
 この冊子が高い評価を得たことから、2015 年は新たに“人” に焦点を当てた「技術者魂」(ものづくり企業紹介パンフレット)のリニューアルを要請されました。坂城町のものづくりの現場ではどのような人材を求めているかを広く知ってもらうための広報誌です。このプロジェクトにはゼミの学生十数名が参加し、冊子のコンセプトからページ構成の立案、取材、撮影、執筆、デザインまでをすべて学生の手で進め、完成させました。

中西 織恵さん

中西 織恵さん
企業情報学部3 年
長野県 上田高等学校出身

取材項目も学生の視点で

 昨年制作した「SHINSYU SAKAKI TECHNO GUIDE」では、自分の実力が足りず、任されたページを思うように表現できませんでした。その悔しさから今年も坂城町プロジェクトに参加しました。私の担当はマップのほか、メインコンテンツとなる人事の方へのインタビューと記事制作です。これまでにない意見を引き出すために質問を工夫し、原稿もありきたりな表現や言葉を使わないよう心がけました。苦労しましたが人の温かみが伝わる記事になったと思います。完成したパンフレットを手にした時の喜びは忘れられません。

稲倉の棚田プロジェクト

農村デザインで農業の魅力を広くアピール

 2014 年からスタートした稲倉の棚田プロジェクトは「日本の棚田百選」にも選ばれた稲倉の棚田の維持・保全と、棚田を資源とした地域活性を目的としています。稲倉の棚田は、上田市を流れる行沢川の両側に約2.5 ㎞に渡って広がる水田で、標高460 mから900 mの谷あいを登りながら連なっています。石積みの土手で区画化された棚田は周囲の風景と調和し、美しい景観を誇っていますが、近年はオーナーの高齢化や農作業の大変さから放置される棚田も増えつつあります。ゼミでは地域デザインのひとつとして、稲倉の棚田保全委員会と協力してさまざまな活動を展開しています。まず棚田やその特徴を実感するために棚田での農作業を体験する一方、棚田に関わる人々にお話を聞き、今後も引き継ぐべき棚田の魅力や、棚田が抱える問題点などを調査しました。そして棚田を管理するオーナーを増やすため、棚田の魅力を広く伝えるための活動も始めています。現在は天日干しで質の高いおいしいお米をイメージさせる米袋のデザインや、棚田を利用したイベントの企画立案を進めており、今後その活動はさらに広がっていく予定です。

高橋 真央さん

高橋 真央さん
企業情報学部4年
長野県田川高等学校出身

棚田を知るために田植えから参加

 稲倉の棚田プロジェクトに参加しています。最初は田植えから稲刈り、脱穀までのプロセスを体験し、そこに込められた知恵や棚田を維持する苦労を実感しました。そのうえで稲倉の棚田保全委員会の方々と協力し、棚田の景観やそこでつくられるお米の魅力をアピールする方法を探っています。新しくデザインした米袋には山の青さや稲の黄色を取り入れ、棚田らしさを表現しました。また棚田をイルミネーションでライトアップするイベントにも参加しています。今後も稲倉の棚田の魅力を、さまざまな形で伝えていこうと思っています。